BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
ARUKU「百年でただ一度だけ恋した」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- ストーリー心理描写を重視した作品を読みたい人
- 波乱の展開にドキドキしたい人
- 甘くて切ないテイストの作品が好きな人
- スーツ男子に萌えたい人
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百年でただ一度だけ恋した『カップリング』
ゲームで出会った謎の美男子
×
サラリーマン
スパダリ
穏やか
男前
一途
年下
健気
不憫
美人
スーツ
百年でただ一度だけ恋した『BLジャンル』
切ない
あまあま
ドキドキハラハラ
シリアス
ドラマチック
すれ違い
百年でただ一度だけ恋した【あらすじネタバレ】まとめ
結婚を控えた会社員・詩彦。
彼女に不満があるわけではないが、心のパズルが上手くハマらない。
女性(彼女)とのセックスがすごく辛く、ただの摩擦で無理やり射精する行為が苦痛で仕方なかった。
そんな詩彦は、結婚を控えて幸せの絶頂のはずなのに、気分が晴れなかった。
そんな詩彦の相談に乗った同期の弓崎は「お前はするよりされる方が性に合ってるんじゃない？俺と試してみない？」と、誘ってきた。
もちろん詩彦はお断り。
詩彦は弓崎に同性同士の出会い系アプリを紹介してもらう。
最初は興味本位のつもりでアプリを使ってみたのだが、詩彦はすぐに夢中になった。
それは「ミャオ君」という素敵な友人ができたから。
そのアプリは出会い系の要素もあるが箱庭ゲームに近いので、アプリ内でミャオ君と様々なミッションをこなしながらやりとりをすることが、詩彦は楽しくなってきた。
詩彦は、彼女にお気に入りの本を勝手に捨てられてしまったことに限界を感じ、彼女と別れを切り出した。
そして詩彦は、リアルでミャオ君と会うことにした。
ミャオ君はアプリ内では可愛い猫のアバターだったが、本物のミャオ君は大きくてギラギラしてライオンみたいで少し怖かった。
そんな詩彦の様子を見たミャオ君は、優しく詩彦に接して・・・。
ミャオ君にほだされた詩彦は、体を許してしまうのだが！？
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百年でただ一度だけ恋したを読んだ感想
作者買い作品です。
ARUKU先生といえば、重厚感があって人間のディープな部分まで色濃く且つドラマチックに描かれる作品が多く「覚悟して」読まないとメンタルやられる作品もあります(苦笑)。
私は先生の作品を読むときは「今回は重いかな？」と毎度のことながらドキドキしながら読み進めるのですが(笑)、今回は重くなかったです。
途中は波乱の波に揉まれまくりますが、あまあま＆ハッピーエンドな仕上がりになっているので、その辺はご安心ください❤️
あれですね、「恋に落ちる花」と少しテイストが似ているかな？
あちらはW不倫でドロドロした作風だったのですが、今作も婚約者がいる主人公と間男(笑)の恋愛なので、かなりドロついてましたw。
主人公・詩彦には、結婚を控えた恋人がいます。
一応は恋愛結婚なんですが、親の借金返済のため・恩返しなど様々な重圧がのしかかる中での結婚で、詩彦の立場だと彼女と結婚をするしか道はないんですね。
しかし、彼女の人間性で合わないなっていう部分もあって、結婚に対してポジティブな感情を抱けないでいました。
それはもう悲壮感が漂う美人な不憫受けで、詩彦はARUKU先生の得意とする受け像そのものでしたね(笑)。
そんな詩彦は、同僚のすすめで「同性向けの出会い系アプリ」を紹介してもらいます。
彼女(女性)とのセックスに違和感を感じていた詩彦は、同性愛の可能性も考えていたんですね。
アプリで「ミャオ君」という男性と知り合い、バーチャルの世界ですがミャオ君とのやりとりに居心地の良さを感じます。
そして実際に2人は会うことになるのですが、そこに現れたのは長髪イケメン。
絆されつつもミャオ君の虜に溺れていく詩彦は、ズルズルとミャオ君との関係を続けます。
婚約中の彼女がいる身なので、要は「浮気」に走るんですね・・・(苦笑)。
このままハッピーエンドとはいかず、彼女や彼女の親・自分の両親からの重圧もあり、ミャオ君との恋愛には障害が多すぎます。
本当にドロドロと波乱の展開で、手に汗握るシーンが目白押しでした。
他の作家さんのBLなら「すれ違っても最終的には攻めと受けがくっつくんだろ？」と安心して読めるのですが、ARUKU先生の作品は違います(笑)。
良い意味で期待を裏切ってくれる作品が多いので、最後の結末を見守るまで本当に油断できないんですよ(笑)。
(作品によっては、最後の10Pくらいでガラッと結末が変わったりしますからねw)
だから今作も、最後の最後まで大どんでん返しがないか心配で仕方ありませんでした。
ネタバレになりますが、最終的にはハッピーエンドを迎えるので、その辺はご安心ください。
でもミャオ君の裏の顔を知ると驚く人が多いかも？
「え？そこ？」と意外な人物が浮上してきて驚きでした。
心理描写を重視した作品を読みたい人はもちろん、一波乱・二波乱と、波乱だらけの恋愛模様にドキドキしたい人におすすめできる作品です。
ARUKU先生の作品はとても中毒性があり、一度ハマると抜け出せません。
みなさんも私と一緒にARUKU沼にはまってみませんか？
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