BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
ハル「4月の東京は…」下巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
ストーリー&心理描写重視の人
大人同士のアダルトな恋愛模様を堪能したい人
なかなか結ばれない2人にドキドキしたい人
神作と人気の高い作品を読んでみたい人
- eBookJapan◀︎70%OFFクーポン×6回分配布中
- Amazon◀︎Kindle版・紙版/購入選べる
- シーモア◀︎新規会員登録で70%OFF
- Renta!◀︎腐女子利用率No.1!BLレンタルあり
4月の東京は… 『カップリング』
人事部社員 × デザイナー
4月の東京は… 『BLジャンル』
一途攻め
健気攻め
優しい・一途攻め
強気受け
健気受け
一途受け
切ない
すれ違い
ドキドキハラハラ
両片思い
純愛
サラリーマン
スーツ
オフィスラブ
デザイナー
再会
4月の東京は… 下巻【あらすじネタバレ】まとめ
上巻の感想は以下の記事から
滝沢和真は、新入社員としてアメリカから東京に戻ってきた。
入社早々、中学時代のクラスメイトである石原蓮と再会した。
蓮はトップデザイナーとして、会社のデザイン1チームのリーダーを担っていた。
和真と蓮は、中学3年生の夏に突然別れて以来、10年ぶりの再会だった。
和真にとっては、親友で初恋の人で・・・
そして初めての相手・・・それが蓮だった。
10年ぶりに再会した和真と蓮なのだが、ひょんなことから体だけの関係に進展した。
蓮は、中学時代から一途に和真のことが好きだったのだが、とある事件により2人が引き離されたことがきっかけで、和真とは一線を引いていた。(当時の事件のことを和真は覚えていない)
一方の和真も、今も変わらず蓮のことが好きだった。
ところが、恋人同士どころか「セフレ」の関係となった現在、和真は蓮との間にある壊せない心の壁に気づくのだった。
そんなある時、蓮と和真の務める会社が制作している広告に起用していた芸能人が、スキャンダルを起こした。
広告トータル18件、すべて作り直さなければならない。
デザインチームのリーダーを務める蓮はそれから仕事が激務化して、家に帰宅できないほど忙しい日常を送った。
人事部の和真は、直接的には仕事に関係ないものの、激務の中頑張る蓮を放っておけなかった。
周囲には平気な振る舞いをしてみせる蓮なのだが、平気なわけがない。
和真はそんな蓮を支えたかった。
仕事が一段落する頃、蓮は和馬の部屋でひとつ箱を見つけた。
和真がアメリカにいた頃の思い出が詰まった箱のようで・・・!?
欲望に負けた蓮は、こっそりその箱を開けてしまう。
すると中には予想外のものが入っていた。
それは、和真自身も離れ離れになった蓮を必死で探そうとしていた痕跡が残っていて!?
- eBookJapan◀︎70%OFFクーポン×6回分配布中
- Amazon◀︎Kindle版・紙版/購入選べる
- シーモア◀︎新規会員登録で70%OFF
- Renta!◀︎腐女子利用率No.1!BLレンタルあり
4月の東京は… 下巻を読んだ感想
上巻もめちゃくちゃ切なくて泣ける展開だったのですが、完結編となる下巻は・・・それはもう涙が止まりませんでした。
「久々にBL漫画でこんなに泣いたかもしれない」と思えるくらいに、下巻は泣きどころが満載で、特にクライマックス付近は、切なさと感動とで、私の感情はそれはもうぐちゃぐちゃになってしまいました(笑)。
「なんでここまで泣けたんだろう」と冷静になって考えてみたのですが、やはり中学時代の和真と蓮の悲恋がベースとなった再会ストーリーだからです。
お互いがお互いのことを好きなのに、子供の頃犯してしまったある事件のせいで、2人の仲は急に引き裂かれてしまいます。
その事件とは・・・
和真への想いに気づいた中学時代の蓮は、想いを断ち切ろうと出会い系で適当な相手を見つけて関係を持とうとします。
その現場を偶然にも和真に見られてしまい、和真は「俺が代わりに相手をする」と言い、そのまま2人でホテルに入り、最後まで関係を持ってしまいます。
ここまでは、BLでは割とよくある展開なんですが、その直後急に和真の体に異変が起き、重篤な病気にかかってしまいます。
すぐに救急車を呼んだ蓮なんですが、もちろん未成年なのでお互いの両親に連絡がいきます。
“未成年がホテルで・・・”
両親含め周囲の大人たちに当時の事情を事細かに聞かれた蓮は、“和真が助かるため”にと正直に答えます。
だから2人の関係はすぐにバレてしまうのですが、蓮は和真を庇うために「俺が無理やり誘って犯した」と嘘をつきます。
この出来事がきっかけで蓮は家族に見放され、辛い人生を歩みます。
(←しかし蓮はメンタルが強いので、辛い過去を乗り越えて今では一流のデザイナーとして活躍しています。)
一方の和真は、蓮のことは覚えているのですが、病気で意識が朦朧としていたせいか、事件当時のことは覚えていません。(正確には、“真実を知らされていない”表現した方が良いかもしれません。)
あっけらかんと蓮の前に現れ、上巻で2人は再会します。
「蓮の苦労も知らずに、飄々としやがって!」と、和真に対してイラつきを覚えるかもしれませんが(笑)、すぐに和真も蓮のことが心底好きだということを、我々読者も知ることとなります。
それはもう和真の登場当初から、蓮に対して好き好きオーラというか「特別な感情」を抱いていることが一目瞭然に分かります。
そして下巻で明らかになるのですが、和真自身も引き離された蓮を探そうと必死になって行動をしていた過去が明らかになります。
もう2人の間には「愛」しかないんです。
2人の愛は完全に性別を超えた人間愛なんです。
なので、クライマックス付近の告白では、男同士なのに公衆の面前で、周囲の目をはばからずに愛を伝えあいます。(ハグをしたりもします
)「男同士だから」とか「周囲の目が」とか、そんな次元も超えて、2人はお互いのことを心から愛していて、一生に一人の相手なんです。
純愛すぎてツライ・・・><。
泣けないわけがない!!!
そんなお話でした。
また、この作品が秀逸な点は、両者の視点で物語が描かれている点です。
蓮目線・和真目線、それぞれで話が展開していき、それぞれがお互いのことをどう思っているのかも丁寧に描かれています。
だから2人は「両片思い」だということに、私たち読者はもすぐに気づくことができるのですが、だからこそ焦れったくて切ないんです!
お互いがお互いのことを愛し合っているのが分かるのに、なかなか上手くいかない!
そんな葛藤が、キャラクラーの心理描写に乗せてストーリー展開や構成に絶妙に組み込まれており、まるで一本の上質な映画を見ているようでした。
そのほかにも、心打たれる名ゼリフもたくさん登場するので必見です!
本作が泣ける理由は、どんな試練が訪れてもお互いのためを思い、お互いのことを求めあう「純愛」にあります。
2人の過去を知った上で読んで欲しいので、ぜひ上下巻合わせて読んで欲しいです!
切ないくらいの一途な10年愛に感動したい人、焦れったい両片思いの物語が好きな人、心理描写メインでキャラクターに感情移入しながら作品を読みたい人には、きっと心に刺さる名作です!
ストーリー&心理描写重視の人
大人同士のアダルトな恋愛模様を堪能したい人
なかなか結ばれない2人にドキドキしたい人
神作と人気の高い作品を読んでみたい人
- eBookJapan◀︎70%OFFクーポン×6回分配布中
- Amazon◀︎Kindle版・紙版/購入選べる
- シーモア◀︎新規会員登録で70%OFF
- Renta!◀︎腐女子利用率No.1!BLレンタルあり