男前攻め

52ヘルツの共振/早寝電灯(ネタバレ・感想)飄々とした好青年アルファ×ストイックな高校教師のオメガが織り成す、再会オメガバース・ストーリー

ライラ
ライラ
こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!

早寝電灯「52ヘルツの共振」のネタバレ込みの感想をご紹介します。

このBLをおすすめできる人
  • オメガバース作品が好きな人
  • しっとり・暖かい作品を読みたい人
  • ストーリー・心理描写を重視した作品を読みたい人
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当記事はネタバレ込みの内容になっているので、ご注意ください!

 

52ヘルツの共振『カップリング』

旅行代理店勤務(α)
×
教師(Ω)

清成(攻)

やんちゃ
男前
スーツ
α

白根(受)

教師
寡黙
硬派
Ω

ライラ
ライラ
高校の頃の同級生同士!思わぬ再会を果たすのですが…

 

52ヘルツの共振『BLジャンル』

シリアス
ほのぼの
オメガバース
再会
同級生

ライラ
ライラ
ほのぼの、しっとり、優しい話を読みたい人におすすめです!

 

52ヘルツの共振【あらすじネタバレ】まとめ

高校教師の白根は、Ω。
白根は常日頃から規則正しい生活を心がけていた。

その立ち振る舞いや性格から、白根は「武士」と生徒から呼ばれているが(本名の武史の名前からも捩られている)、実は高校生の頃のあだ名も武士だった。

周囲からストイックに思われてしまう白根だが、Ωである自分自身の体調や生活をコントロールするために大事なことだった。

 

そんな白根は、人員不足のため着任2年目にして修学旅行の担当をすることになった。

今日は旅行代理店の人と打ち合わせ…ということで、早速打ち合わせ室に向かったのだが、扉を開けるとそこには懐かしい顔があった。

高校の頃の同級生・清成。

仕事の話そっちのけで、懐かしさに話が盛り上がった。

 

しかしそんな気分もつかの間、清成と話していると白根に突然ヒートがやってきた。

薬を飲んで白根は落ち着きを取り戻したが、清成のα性に影響を受けたようで!?

 

一方の清成は、高校生の頃、白根のことをβだと思っていたが、実はΩだったことを今となって知る。

清成は、白根の体調管理のために「Ωの近くに波長の合うαがいるだけでも違う」と言い、連絡先の交換を申し出るのだが!?

 

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52ヘルツの共振を読んだ感想

しっとり、ほのぼの…
ゆっくりと愛を育んでいく優しいストーリーでした❤️

私は寝る前に読んだのですが、睡眠導入BLにはうってつけ!
心がほっこりとする、心理描写を重視した作品を読みたい人にぴったりです❤️

 

高校教師の白根(Ω)は、規則正しい生活を心がけています。
理由は、ヒートやフェロモンなどのΩ性に振り回されることを最小限に抑えるため。

白根自身、Ωであることの生きにくさやコンプレックスを感じがなら、これまで生きてきました。

そこで再会したのは、高校の頃の同級生・清成。

清成はαで、しかも白根のことを高校の頃から好きだったようで…偶然か必然か、再会した2人の運命が動き出します。

 

ストーリーだけを端的に述べると、王道であるあるな流れなんですが、本作を秀逸に感じたのは、オメガバースBLという特性を限りなくナチュラルに作中に溶け込ませるように表現しているところです。

オメガバースBLは「ヒートだ!」「発情だ!」「番だ!」って、ストーリー全体の盛り上がりの振り幅がとても大きくて、ジェットコースターのようなドラマチックでロマンチックな恋愛模様が繰り広げられる作品が多いですよね。

はたまた、性差別などの過激で胸糞悪い表現があったりで、全体的に躍動感のあるストーリーがオメガバースBLの特徴だったりします。

 

しかし『52ヘルツの共振』は、私たちの暮らす日常に当たり前のようにオメガバースの世界があるように映りました。

オメガバースの世界で暮らす人にとっての当たり前と、私たち現実世界の当たり前がリンクして、とても共感しやすかったです。

特に思春期特有の繊細さやセンチメンタルな部分が妙にリアルで、気づけば作品の世界にのめり込んでいました。

多分これは、作者・早寝電灯先生の狙いなんだと思います。

現に作品導入部分では、オメガバースに関しての要素が一切出てきません。

白根と清成が偶然に仕事で再会して、白根にヒートが来てしまったことで「あ、これはオメガバース作品なんだ…」って初めて気づくのですが、ストーリーの誘導が上手すぎて「なるほど!」と感心するほどでした。

フィクションはフィクションで間違いないのですが、より身近にオメガバースの世界観を感じることができた気がします。

 

そして本作のもうひとつの見どころは、清成の一途な想いです。

高校生の頃、流行りや噂に流されやすい同級生ばかりの中(清成自身も同じく)、白根だけは自分の世界を持っているような気がして、清成は白根のことが気になるようになります。

といっても想いを伝えるとかそうゆうこともしないし、強烈な恋心…というわけでもありません。

淡い恋心というのかな?

そもそも2人は友達でもないので、そのまま高校を卒業し、疎遠になってしまいます。

もうこの描写も、現実ではあるあるなので哀愁を感じました。

 

白根と清成は、大人になって再会。

白根は修学旅行の担当になるのですが、修学旅行を依頼する旅行代理店の担当がたまたま清成だったのです。

白根はΩであることが理由で、自身の高校時代の修学旅行は欠席しました。

清成は当時、(好きな人)白根との修学旅行を楽しみにしていたのですが、白根が参加しないことを知りショックを受けます。

2人にとって抱く想いは違えど、ホロ苦い思い出が残る修学旅行。

でも大人になった2人が再び「修学旅行」で縁を育んでいくのが素敵すぎました。

 

白根と清成の関係性がさらに素敵だと思ったのは、気持ちを伝え合ってからきちんと最後まで致すところです。

オメガバースBLって感情のおもむくままにどエロいことをするのが鉄板コースです(笑)。

付き合う以前に体だけの関係にもなりやすく、時にそれが切なさを含んで面白みにつながるのですが、本作は関係がピュア❤️

白根のことを想う清成も紳士だし、Ω性に奔走されながらも筋を通す白根もかっこよすぎる><!

さっきも言いましたが、オメガバースという設定がなくても成立するくらいに自然でピュアな流れなので、その辺も楽しんでほしいと思います。

 

タイトルにある「52ヘルツ」の意味も必見!
とても奥の深い作品なので、ストーリーや心理描写を重視した作品を読みたい人に全力でおすすめできる作品です。

 

ライラ
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