BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
渚アユム「愛日と花嫁」2巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
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愛日と花嫁『カップリング』
太陽神(α)
×
生贄として捧げられた村人(Ω)
人外
男前
長髪
不憫
健気
誘い受け
天然
愛日と花嫁『BLジャンル』
ファンタジー
オメガバース
切ない
ほのぼの
結婚
同居
エロ多め
愛日と花嫁 2巻【あらすじネタバレ】まとめ
前巻の感想は以下の記事から
ルカは天涯孤独の身の上で、貧しい村に暮らしていた。
Ω性に目覚めたことで、村のしきたりによって神様の花嫁「生贄」になることに…。
命の覚悟もして村のために犠牲になることを決めたルカだが、嫁ぎ先の太陽神・クロは噂とは随分違った。
紆余曲折経て、クロとルカは正式な夫婦となった。
ルカはクロと夫婦になったことで、永遠の命を手に入れた。
歳も取らなくなったし、人間だった頃のように髪や爪が伸びることもない。
それは未来永劫クロと一緒にいられることに等しいのだが、反対に人間の家族の生死を見送ることとなる。
すっかり成長したルカの弟(時期村長)は「頼れる人」がいるうちに2人の子供をもうけては！？とクロに提案した。
クロは子作りの前に祝言だと、ルカと婚儀を挙げることに。
花嫁衣装、花婿衣装に身を包んだ2人。
身内だけのささやかな式だが、掛け替えのない大切な時間となった。
結婚式を無事に終えたクロとルカは、子作りをした。
見事懐妊したルカだが、生まれてくる子供はクロと同じ神様なのか…それとも人間なのか…
分からないことだらけの2人は、赤子のことを知るためにトトという梟の神様を尋ねることにした。
トトは優れた聴覚を持っていた。
その聴覚を使って、ルカのおなかの中には子供がいることをすぐに見抜いた。
トトに診てもらった結果、ルカのおなかの子供は「人間」だということが分かった。
人間と聞いても嬉しそうに顔を綻ばすクロを見たルカは、安堵から涙が溢れてきた。
神様と紡ぐ愛日は、かけがえのない日常になる。
珠玉の突然変異オメガバース×ファンタジー待望の第2巻！
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愛日と花嫁 2巻を読んだ感想
大人気！神様オメガバース第2弾！
不憫なΩルカが一生一緒に寄り添う相手・神様のクロと出会い、愛を知り…
1巻でのドラマチックな展開に心動かされ涙した人も多いはずです。
続編が出るということで、引き続き購入させていただきました。
あまあま＆えちえちは健在で、2巻では1巻以上に2人の絆の強さをうかがい知ることができ、終始ニマニマ❤️
新キャラ登場や、クロの過去も詳しく描かれていて、読み応えもバッチリでしたね！
2巻冒頭では、クロとルカの祝言の様子が描かれていました。
花嫁衣装と花婿衣装に身を包む2人。
もうね〜❤️
ルカ→可愛すぎ！！！！
クロ→かっこよすぎ！！！
美男子カップルすぎて、お互いに惚れ直したことでしょう。
婚儀後、お約束の流れで2人はセックスをするのですが、相変わらずエロシーンが濃厚すぎます＞＜！
本作は絵のタッチが綺麗めで、ストーリーがシリアスでしっとりしているテイストです…
この手の作品ってエロが控えめだったりするのですが、良い意味で期待を裏切ってくれる濃厚さ❤️
ギャップがたまらないです〜❤️
クロとルカの愛の深さをうかがい知れるような熱いセックスシーンは、本作の見どころのひとつでもありますよ。
特に今回は、婚儀用の特別な衣装を着たままのセックスだったので、尚更こちらも萌えてしまいました❤️
クロと夫婦になったことで、ルカは人間ではなくなってしまいました。
永遠の命を手に入れたに等しいことなんですが、人間だった頃の家族との別れが必然的にやってきます。
今はまだ家族は健在なものの、いずれ必ず「別れ」がやってきます。
弟は家族を持ち子供が生まれたのですが(ルカに取っては甥っ子・姪っ子)、その子達の成長を楽しみながらも、老いと別れを見送らなければなりません。
フィクション作品は永遠の命についてポジティブに描かれがちですが、実はそんな切なさも孕んでいるのです。
代わりにクロという掛け替えのない存在ができたのですが、クロと夫婦になることと引き換えに人間ではなくなってしまったルカの置かれている状況が、切なくて仕方ありませんでした。
2巻では特に、その辺を感じましたね。
幸せと引き換えに失ってしまうもの…、答えがないものなので、ものすごく奥深く感じました。
さて、婚儀の後子作りをしたクロとルカ。
見事ルカは懐妊します。
おなかの中の子供が、クロと同じ神様なのか…ルカと同じ人間なのか…
そもそも男Ωの妊娠…
分からないことが多いので、トトという梟の神様を頼って2人は旅に出ます。
トトは聴覚が発達していて、ルカを見ただけでおなかに子供がいると言い当てます。
トトに診てもらった結果、子供は人間だと分かるのですが…！？
2人にとっては、子供が神様でも人間でも幸せのようで、私も安堵しました。
というかクロがスパダリすぎ！
お腹に子供がいるということで、ルカをめちゃくちゃ気遣うんですよ。
人間では当たり前の「つわり」も、クロにとっては何のことか分からずてんやわんやしたりします。
子供ができたことで、クロは今後もますますスパダリに拍車がかかるでしょうね❤️
ちなみに、時系列が前後して分かりにくかったですが、2巻作中で2人の子供が少しだけ登場します。
結婚式→2人が子育てしてる様子→(時間が少し過去に戻り)妊娠中のルカとクロがトトに会いに行く、といった流れになります。
子供は、クロに似た黒髪でめちゃくちゃ可愛かったですよ❤️
出産や産後の描写はまだなので、その辺がじっくりと描かれるのが楽しみですね。
1巻に登場したノア(蛇の神様)が今作でも活躍。
そしてクロの過去が明らかに。
ウェレ(クロの育ての親のような存在)との切ない物語がここで紡がれます。
トト・ノア・ウェレ、そしてクロ。
神々たちの会話が妙に哲学的で、読んでいて正直難しかったです(苦笑)。
一語一語を噛み締めながら読み込んだので、この辺のシーンは読むのに時間がかかってしまったものの、めちゃくちゃ重厚感がありました。
ストーリーを重視して読みたい人は、まさに読み応えのある作品です！
結婚と妊娠…だけでも情報量過多なのに(笑)、そのほかにも読みどこと満載！
まだ続くようなので、引き続き本作を追っていきたいと思います。
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