BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
市川けい「ブルースカイコンプレックス」4巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
ストーリー重視で、恋愛の過程が丁寧に描かれた作品を読みたい人
魅力的なキャラクターたちが織りなす作品を読みたい人
心理描写が丁寧に描かれた作品を読みたい人
BL初心者の人
ドラマCD化されたBL人気作品を見たい人
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ブルースカイコンプレックス『カップリング』
同級生 × 同級生
ブルースカイコンプレックス『BLジャンル』
大学生
同級生
寡黙攻め
優等生攻め
メガネ攻め
黒髪攻め
男前攻め
ツンデレ受け
ヤンキー受け
強気受け
青春
切ない
ほのぼの
同居
エロ少なめ
BL名作
BL初心者向け
ブルースカイコンプレックス 4巻【あらすじネタバレ】まとめ
3巻の感想は以下の記事から
楢崎元親と寺島夏生は、同じ高校を卒業した同級生。
そして恋人同士でもあった。
大学生活のスタートと同時に、楢崎と寺島は同居生活をスタートした。
学校は別々なのだが、同じ家に住み、同じ時間を共有し、より深い仲になっていく2人だった。
寺島には“春”という大学でできた友達がいた。(寺島は友達であることを否定したがっているが、よく行動を共にしている)
春とは楢崎も面識があるのだが、ひょんなことから楢崎・寺島・春の3人でカフェにいくことになった。
その道すがら、楢崎は一人の男に声をかけられる。
男は“栗栖”といって、楢崎が春休みに通っていた教習所で知り合った男だった。
連絡先を交換した訳でもないのだが、偶然にも栗栖は寺島が通う大学の生徒だったのだ。
寺島はバイトがあるとそのまま帰宅したのだが、流れで栗栖は、楢崎と春と一緒にカフェに行くことになった。
カフェで話をする3人。
その会話の中で、楢崎は引っかかることがあった。
栗栖が寺島と同じ中学出身で、しかも寺島の耳に空いているピアスの穴を開けた相手だと知ったのだ。
先ほど2人は再会をしている訳なのだが、面識があったようにも思えない素振りだったので、お互いにお互いのことを覚えていないのかもしれない。
しかし楢崎は、「寺島にピアスの穴を開けた男」というだけでモヤモヤした。
楢崎は、寺島に栗栖のことを打ち明けた。
真相を確かめるべく、寺島は栗栖に確認をしてみることにした。
やはり栗栖は、寺島の耳にピアスの穴を空けた張本人のようだった。
案の定、寺島も栗栖もお互いのことを覚えていなかったので、楢崎が気に病むような関係ではないのだが・・・
ところが栗栖にスイッチが入ったようで、寺島のことがやたらと気になるようになり！？
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ブルースカイコンプレックス 4巻を読んだ感想
知る人ぞ知る、腐女子を名乗る方なら一度は耳にしたことがあるだろう名作「ブルースカイコンプレックス」。
2014年に連載がスタートして、2020年現在も絶賛連載中という超人気モンスターBLです。
ブルースカイコンプレックスは、大学生編に突入しました！
高校生の頃と比べて、大人っぽくなった寺島や栗栖の姿を見ることができます
そして、2人のラブラブの同居生活も
「恋人」という肩書きが板についてきている感じで、大学生になったからなのか2人の間に得もいえぬ色気のようなオーラを纏っているようにも見えました。
さて、大学生編では新しいキャラクターも登場します。
寺島と同じ大学に通う、春と栗栖。
栗栖に至っては、楢崎と同じ教習所に通っていたということで、意気投合します。
一方、楢崎サイドにも知羽(とわ)という新しい友人ができます。
知羽は35歳の元美容師という肩書きがあり、独特の雰囲気やテンポを持つ「THE・落ち着いた大人の男性」といった感じです。
ブルースカイコンプレックスは、どちらかというと青臭い世界観とキャラクターが多く登場し、それが作品の魅力なんですが、知羽という男の登場でより作品に深みが増したようにも思えます。
さて、4巻のトラブルメーカーは栗栖です。
栗栖は、中学生の時に寺島の耳にピアスの穴を空けた男なんですが(お互いに覚えてなかったみたいですがw)、その2人の関係に楢崎はヤキモチを焼いてしまいます。
一方栗栖は、寺島のことが徐々に気になるようになるのですが、なんとな〜く寺島と楢崎ができてるんじゃないかと思うようになります。
そして寺島にちょっかいを出し、ついには押し倒してしまうのですが・・・！？
見事なまでに寺島に返り討ちされてしまいます(笑)。
「受けが攻め以外に押し倒されてピンチ！？」という読者もドキドキの展開のはずなんですが、ヤンキー寺島が相手なんで、「まぁ大丈夫だろうと」安心して見れました(笑)。
その後、栗栖は改心してそのまま友情関係を続けるのですが・・・いや〜青春ですね！！！
今まで寺島と楢崎の間を邪魔するような主要な人物は現れなかったので、4巻にも関わらず新鮮な気分で読むことができました。
大学生編は始まったばかりなので、5巻目以降もとても楽しみです！！
ブルースカイコンプレックスは、キャラクターの心理描写の遷移が丁寧に描かれているので、とても感情移入がしやすく、BL初心者の方でも問題なく読み始めることができます。
作者・市川けい先生の「間」や「行間」でストーリーを伝えるセンスの良さは秀逸で、キャラクターの表情やセリフまわしひとつひとつにセンスを感じる作品です。
恋人同士としての絆、そして人間としての生き様を間近で感じることができる名作なので、ぜひみなさんも読んでみてくださいね
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5巻の感想は以下の記事から
