男前攻め

FANGS 1巻/ビリー・バリバリー(ネタバレ・感想)ストリート系現代版吸血鬼!今までの吸血鬼BLの常識を覆す衝撃的な神作!

ライラ
ライラ
こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!

ビリー・バリバリー「FANGS」1巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。

このBLをおすすめできる人

確立された世界観でおしゃれな雰囲気漂う作品を読みたい人
ヴァンパイアBLが大好物な人
イケメンパラダイスに目の保養をしたい人
ストーリー重視の作品を読みたい人

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当記事はネタバレ込みの内容になっているので、ご注意ください!

 

FANGS『カップリング』

吸血鬼(保護者) × 吸血鬼(新人)

ライラ
ライラ
吸血鬼BL萌え!の方はぜひ読んでみてください!

 

FANGS『BLジャンル』

ファンタジー
吸血鬼
男前攻め
黒髪攻め
やんちゃ受け
 ほだされ受け
人外
シリアス
あまあま
切ない
ドキドキハラハラ
同居

ライラ
ライラ
唯一無二の世界観で、とても読み応えのある作品でした!

 

FANGS 1巻【あらすじネタバレ】まとめ

クラブで吸血鬼に襲われ、かろうじて生き残った19歳のエン。

エンは吸血鬼に噛まれて自らも吸血鬼に変異してしまったのだが、吸血鬼人権保護団体「FANGS」の健康福祉部保護課に所属するイチイに保護され、これから自分が生きる「世界」のことを教わっている。

「FANGS」では吸血衝動の解消のために互いの食事を支え合う契約「ペアリングシステム」を推奨しており、なりたて吸血鬼のエンは多くの先輩吸血鬼から誘われ「処女」扱いされたのが怖くなり、つい保護者であるイチイとペアになる宣言をしてしまう!

しかもイチイもイチイで、「マジで俺とペアになる?」とエンを誘惑。

それからことあるごとに、イチイはエンを口説き、不意にキスを仕掛けたりするようになる。

 

エンは、やたらとお腹が空いたり、喉が渇いたり、白髪が増えたりと、自分の体の変化に困惑していた。
さらには、他の吸血鬼に『魅了(チャーム)』をあてられ、性欲を掻き立てられる。

その様子を見たイチイは、エンを抱く。

セックスの最中エンは、我慢できなくなり思わずイチイの首を噛んでしまうのだが!?

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FANGS 1巻を読んだ感想

私の好みドンピシャな作品すぎて尊かったです><。

表紙の雰囲気からして「あ、好きかも。この感じ・・・」と察したのですが、ストーリーを読んでさらに虜に!

2020年も軽く数百冊とたくさんのBL漫画を読んできましたが、私の中では間違いなく1・2位を争うベスト・オブ・BL作品でした。

ハマりすぎて、初読後すぐにまた最初から読み返しましたね(笑)。

 

まず何が私のツボに刺さりまくったかというと、作品を取り巻く世界観です。

絵がとても綺麗で、登場人物が個性豊かな美男子だらけというのも高ポイントなんですが、作者さんが作中でおっしゃっている通り、「ストリート系現代版吸血鬼」という世界観が私好みすぎました。

ヴァンパイアものというと、ちょっと古めかしくて耽美溢れる世界観を想像する人も多いかと思いますが、本作はストリートカルチャーの要素が入ったまさに現代社会のおしゃれな部分を凝縮させた世界観。

まさに、私たちが培ってきたヴァンパイアBLとは真逆をいく世界観なんですね。

そもそもストーリートカルチャーをBLに組み込んでいる作品は数少ないので、それがまた斬新で素晴らしかったです!

 

私ごとですが、個人的にもストリートカルチャーにどっぷりはまっているタイプの人間で、作中に出てくるスケボーなんかもやっている人種なので(友達もスケーター多いし、旦那もスケーターですw)、実は以前から「ストリートカルチャーが色濃いBLを見たいな〜」「スケーターが主人公のBLとか読みたいな〜」と思っていたのですが、ここにきて私の理想に近い作品に出会えるとは!!!

しかもリアルなストリートカルチャーの雰囲気を壊していないのも高ポイント。
やっぱり、リアルなその世界のことを知っている身としては、その世界観を壊して欲しくないじゃないですか。

スケボーデッキとかスケシューの描き方とか、細かいところまで再現されていて、私の心を一気に掴んでくれました(笑)。

そういった意味でも私は一瞬で本作の虜になったのですが、まったくストリートカルチャーに興味がない人でも、今までのヴァンパイアBLの常識を覆す世界観に、きっと心を打たれるはずです!

 

また、古典的はヴァンパイアという設定なのに、現代的なおしゃれなファッションに身を包む登場人物ひとりひとりが魅力的でした・・・><。

ライラ
ライラ
イチイやエン以外にも、美男子キャラがたくさん登場するので、その辺も見ものですよ!

今までのヴァンパイアBLの常識を覆すかのように、和×洋、古×新という様々なギャップを生む本作の世界観は、それはもう唯一無二の作品と言わざるを得ない、作者ビリー・バリバリー先生のセンスの塊でした。

 

 

・・・あまりにも私好みすぎて衝撃的な作品だったので、熱く語りすぎましたが(笑)、ストーリーについても感想を述べていきたいと思います。

吸血鬼に襲われてしまったことがきっかけで自らも吸血鬼になってしまったエン。

新人吸血鬼となったエンは、吸血鬼人権保護団体「FANGS」の健康福祉部保護課に所属するイチイに保護され、面倒を見てもらい吸血鬼の世界について学んでいくというストーリーです。

吸血鬼には、「ペアリングシステム」という吸血衝動の解消のために互いの食事を支え合う契約があるのですが、エンは若い吸血鬼というだけで周囲から好奇な目で見られ、「処女」と呼ばれ、怖くなり咄嗟にイチイのペアであることを宣言します。

そこからイチイとエンの恋人未満の様な、色っぽい関係が始まります。

まだ正式なペアでもないし、ましてや恋人同士でもないイチイとエンですが、何気ないシーンでキスしあったり、スキンシップを図る姿がそれはもう最高に尊くて、胸キュン萌えポイントがたくさんありました

 

イチイはエンに「正式なペアになってくれ」と事あるごとに口説くのですが、エンは保留状態。

セックスとかやることはやっているのですがw、エンは吸血鬼になりたてなので頭が追いついていない部分も多いにあるのです。

少しずつエンがイチイに気持ちが傾き始めたかな〜と思った矢先に、イチイの過去や元ペアの存在が気になりモヤモヤしたところで、1巻は終わります。

 

イチイとエンのセックスシーンがとても色っぽくて最高で、やることもやっているし信頼関係も築けているはずなのに、なかなかペアにならない焦ったい雰囲気がまた、作品全体に色気をまとっていました。

ライラ
ライラ
吸血鬼BL特有の色気も作品全体を包み込んでいて、それもまた最高でした

 

2巻発売はおそらく1年後くらいですよね?

続きが気になりすぎてやばいです><。

ちなみに、電子書籍では試し読みをすることができるので、少しでも気になった方はぜひチェックして欲しいです!

個人的には2020年に読んだBL作品では、1〜2位を争うくらいの神作品なので、是非みなさんも読んでみて欲しいです

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