BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
古矢渚「ふたりのライオン」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
一途な恋模様にきゅんきゅんしたい人
両片思いの焦れったい恋模様が好きな人
ほのぼのと切なさをバランスよく楽しみたい人
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ふたりのライオン『カップリング』
コミュ強大学生 × 元ヤン大学生
ふたりのライオン『BLジャンル』
陽キャ攻め
美人受け
クーデレ受け
大学生
同級生同士
再会
ほのぼの
シリアス
両片思い
ギャップ萌え
ピュア
エロ少なめ
ふたりのライオン【あらすじネタバレ】まとめ
主人公・宍戸順平は大学に入学したばかりで、サークル勧誘で賑わう学内をぶらついていた。
ふと、鬼塚礼央が未開封のミネラルウォーターを置き忘れて歩き出すところを目撃。
忘れてるよと声をかけたところ、あげると言われた。
知り合いかなと思って記憶を辿った。
宍戸は知らない人でも話しかけちゃったりするくらいなので、知り合いは多い。
その中に鬼塚の顔は思い当たらなかったけれど、なんとなく見たことがあるような、ないような、妙な感覚があった。
数日後、講義終わりに自販機に行くと、鬼塚が居た。
飲み物を買おうとしていたようなので、慌てて引き止めて宍戸がお金を投入。
こないだ貰った水のお返しがちゃんと出来てよかった、と一安心。
ところが、鬼塚はとても嫌そうな顔をしていた。
その後も何度か鬼塚のことを見かけたが、その度に嫌そうな顔をされて、露骨に避けられてしまう。
知り合いではないようなのにどうしてこんなに嫌われるのか少し気になった。
けれど、嫌われているならあまり関わらない方がいいだろう、と判断。
ところが、そう思ったそばから図書館で鉢合わせ。
鬼塚は学生証を忘れて、出て行ってしまった。
そこに載っていた写真と「鬼塚礼央」という字面を見て、唐突に記憶が蘇る。
宍戸が通っていた高校で「鬼獅子」と呼ばれていた、めちゃくちゃ強いヤンキーの名前だ。
宍戸の顔から血の気が引いたその時。
忘れ物に気づいた鬼塚が戻ってきて、宍戸を睨み付けてくる。
宍戸はその後、鬼塚から連行された。
ちらりとその姿をのぞき見ると、やっぱり高校のころとは大分違う。
髪の色も雰囲気も、まるで別人のよう。
まさか同じ大学だとは思いもしなかったので、全然気づかなかった。
どう切り抜けようかと思考を巡らせていると、鬼塚が口を開く。
鬼塚は、あることないこと言われていた高校時代をリセットして、大学では友だちを作って学生生活を楽しみたかったのだそう。
だが、いざ大学に行けば宍戸がいて、他人のフリをしたと。
宍戸は拍子抜けした。
ほっとしたら笑いが止まらなくなり、「手始めに俺を友だちにしない?」と提案。
鬼塚にとっての「はじめての」友だちになった宍戸は、その後も鬼塚の「はじめて」をたくさんもらう。
2人はゆっくりとお互いのことを知っていき、ゆっくりと恋をする。
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ふたりのライオンを読んだ感想
物語は宍戸視点で展開していくので、宍戸の心情の変化を追いかけながら楽しめます。
友情が恋に変化していく過程がものすごく丁寧に描かれていて、読んでいて微笑ましくなりました。
そして何より、宍戸目線で見る鬼塚のクーデレっぷりがたまりません!!
クーデレって何や、ツンデレのパクりか、と思っていた過去の私をぶん殴りたいです(笑)。
クーデレってすばらしい!めちゃくちゃ可愛いです、めちゃくちゃ萌えます!
鬼塚は高校の時から宍戸のことを「背がデカくて友だちがたくさんいる明るいやつ」ということで認識していたようです。
大学生になっても宍戸に声をかけなかったのは、自分の過去をバラされたくなかったから。
宍戸は鬼塚のそんな思いを汲んで、友だちとして一緒に学食でダベったり、休みの日には遊びに行ったりします。
宍戸にとっては普通の友だちとしての距離感でしたが、これまで友だちがいなかった鬼塚はイチイチ新鮮な反応をするんです。
鬼塚はクールだし口数もそんなに多くなくて愛想もないんですけど、わりと素直で頑張り屋さん。
最初の方は宍戸から誘われて応じるだけだったのが、自分から宍戸に声をかけるようになって、ついには自宅に招くまでに成長します。
鬼塚「い、いま…」
宍戸「うん(がんばれ鬼塚)」
鬼塚「うちネコ預かってんだけど、くる?」
宍戸「いく!!!」
なんていうやり取りがあるんですけど、宍戸の目が本当に穏やかで優しいんです。
宍戸は鬼塚に誘われた日に別の予定が入っていましたが、そっちをキャンセルして、鬼塚のお宅訪問を優先させます。
ただの男友だちのように距離を縮めていく2人ですが、友人の一言をきっかけにして宍戸は恋心を自覚。
「友だちを作りたい」という鬼塚の気持ちを裏切ってしまう自分の感情を、宍戸は押し込めようとするんです。
宍戸は鬼塚に友だちが増えていくのが嬉しくて、鬼塚が楽しそうにしているのが嬉しくて、鬼塚に今までの分も楽しい学校生活を送って欲しいんです。
だから諦めるために距離を置こうとするんだけど…?!
正反対の2人の間に芽吹いていく恋を、柔らかなタッチで描かれています。
何か大きなきっかけがあるわけではなくて、一緒に日常を過ごしているうちに自然と惹かれ合っていくんです。
恋の始まりのお話なので、エロはありません。
心の機微を丁寧に描いた、爽やかな一冊です。
日常に疲れて荒んだ心に染み入ります。
心洗われるような、とても澄んだお話です。
とても上手くラストを描かれていますが、この後の2人がどうなっていくのかぜひ読んでみたいと思いました。
ぜひ未読の方は読んでみてください。
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