男前攻め

ごちそうΩはチュウと鳴く/はなさわ浪雄(ネタバレ・感想)キツネα×ネズミΩドキドキの捕食・被食関係BL!

ライラ
ライラ
こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!

はなさわ浪雄「ごちそうΩはチュウと鳴く」のネタバレ込みの感想をご紹介します。

このBLをおすすめできる人
  • オメガバース+獣人のW設定が好きな人
  • コミカルで明るいテイストの作品を読みたい人
  • 迫力満点の発情セックスにドキドキしたい人
  • 狡猾なキツネ攻めに萌えたい人
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当記事はネタバレ込みの内容になっているので、ご注意ください!

 

ごちそうΩはチュウと鳴く『カップリング』

編集者(キツネ・α)
×
漫画家(ネズミ・Ω)

宇迦野(攻)

α
狡猾
男前
執着
ケモミミ
人外

胡桃沢(受)

Ω
意地っ張り
ほだされ
陰キャ
ケモミミ
人外

ライラ
ライラ
キツネとネズミという捕食者同士の関係が最高でした!

 

ごちそうΩはチュウと鳴く『BLジャンル』

オメガバース
ラブコメ
コミカル
体だけの関係
獣人

ライラ
ライラ
オメガバース+獣人のW設定が好きな人におすすめです!

 

ごちそうΩはチュウと鳴く【あらすじネタバレ】まとめ

胡桃沢さちおはネズミ族のΩ
漫画家を職業にしている。

ネズミ族かつΩの胡桃沢は、性欲的にも食欲的にも危険がいっぱい。

人生ハードモードで働く場所を見つけることが難しいため、在宅でできる今の仕事に死んでもしがみ付いていくつもりだった。

 

胡桃沢は担当編集との打ち合わせのためにカフェへ赴いた。

胡桃沢は、担当・宇迦野が苦手だった。

宇迦野はネズミの宿敵のキツネ。
おまけにαである。

食欲的にも性欲的にも完全に宇迦野の方が優位。

まさに捕食者・襲う側(宇迦野)と、被食者・襲われる側(胡桃沢)なので、「食べられるんじゃないか?」と胡桃沢はいつも宇迦野のことを警戒していた。

打ち合わせがてら軽食をとる2人。

食事中も宇迦野は胡桃沢の方を観察している。
毎度このことながら、宇迦野の獲物を値踏みするような目が胡桃沢は苦手だった。

 

宇迦野との打ち合わせを終えた胡桃沢。

Ω専用サロンで宇迦野のことを一通り愚痴る。
ここにはΩしかないので胡桃沢も安心して通っていたのだが・・・

突然ヒートがやってきた!

胡桃沢は抑制剤を飲んでいればヒートの周期は定期的にくるタイプなので、今回のような周期外のヒートが来ることはない。

不思議に思った胡桃沢は、ヒートに耐えながらその場にいたΩの仲間に聞いた。

「なんか盛りました?」

まさに、胡桃沢はΩと思っていた仲間に嵌められてしまったのだ。

 

絶対絶命!というところに宇迦野が制止に入った。

なんで宇迦野がこんなことろに?

状況を整理するよりも、胡桃沢にとっては発情を止めることが先決。
本格的なヒートに入ってしまえば1週間は仕事にならない。

原稿の締め切りもあるので1週間も寝込むことはできないと思った胡桃沢は、宇迦野の提案で抱かれることに。(中出しセックスをすれば、ヒートはすぐに収まるので)

初めて知ったセックスは、宇迦野に食べられてしまうんじゃないかという恐怖と隣り合わせで、恐ろしいほど気持ち良くて!?

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ごちそうΩはチュウと鳴くを読んだ感想

オメガバース+ケモミミ獣人という美味しいところ取りの本作。

しかもカップリングがキツネ×ネズミという捕食・被食関係というナイスカップリング!

 

捕食・被食の王道カップルといえばライオン×ウサギを想像する人は多いと思います。

王道を辿らないのが本作の魅力でもあり、キツネ×ネズミは私自身も初めて見たカップリングです。

ネズミは被食者の中でも最弱なんじゃないでしょうか(笑)。

体が小さいことも起因して、全捕食者にとっての恰好な獲物であり、主人公・胡桃沢も自分のことを「餌界のスーパーエリート」と揶揄しておりますw。

おまけに胡桃沢は、Ωです。

失礼ながらも食物連鎖の最底辺にいるのでは?と少し不憫にも思えてきました。

でもそれが胡桃沢の魅力でもあり、ウサギのように見目麗しいということもなく、地味目で悲壮感漂っている胡桃沢が意地らしくも可愛くて「ネズミ最高かよ」と思いました。

 

一方の宇迦野はキツネのαです。

キツネといえば狡猾なイメージが強いと思いますが、まさにソレ(笑)。

一見すると戦略的に胡桃沢のことを狙い落としているようにも見えるのですが、よくよく宇迦野の言動を観察していると、スパダリの片鱗が見えてきます。

胡桃沢のピンチにはいつも駆けつけて助けますし、なんやかんやで精神的に胡桃沢のことを支えているし、ただの編集と漫画家の関係ではなくて胡桃沢を特別扱いしている様子が伺えるのです。

 

宇迦野はキツネとして本能的に「胡桃沢を捕食したい」という欲望と好きな相手として「大切にしたい」という思いが両立しており、かなり葛藤します。

この葛藤があったからこそ、宇迦野の本気が伺えました。

だって適当な相手だと、後腐れなく食べちゃうじゃないですか。

でも胡桃沢のことが好きなので、そんなこと出来るわけがありません。(←何度か本当に食べそうになるシーンはありましたがw)

 

餌界のスーパーエリートで色んな捕食者から狙われる胡桃沢の不憫さに目が行きがちですが、そんな美味しい獲物を目の前にして耐える宇迦野も相当なメンタルが必要だと思います。

狡猾で腹黒そうに見えて、本当は胡桃沢のことをめちゃくちゃ大切に思っている宇迦野のスパダリっぷりに何度も胸キュンさせられました❤️

 

これまで獣人オメガバースの作品はたくさんありましたが、ガチで食べる・食べないの生態を描いた作品は今までになかったのではないでしょうか。(※私調べ)

性的な食べる・食べないだけではなく、本当の意味で食べる?食べられちゃうの?というドキドキ感がまた面白かったです。

胡桃沢自身も性的な快感と「食べられるかも?」という恐怖感が合間って、相当に興奮しております(笑)。

生きながら食べられる被食者は、苦痛を和らげるために快楽物質が出るようなので、恐怖と隣り合わせの快感が堪らないようなんです(笑)。

 

生命の危機を脅かされるエロス…

ノーマルなエロとは違うかもしれませんが、新しい萌えの境地を開拓したい方も、ぜひ読んでみてくださいね!

ライラ
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次巻の感想は以下の記事から

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