BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
古矢渚「群青のすべて」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- アオハルな高校生BLが好きな人
- 過激な描写のない、ほのぼのした展開に癒やされたい人
- 男同士ならではの切ない展開が好きな人
- 心理描写・作品の世界観を重視したい人
- BL初心者向け
- eBookJapan◀︎70%OFFクーポン×6回分配布中
- Amazon◀︎Kindle版・紙版/購入選べる
- シーモア◀︎新規会員登録で70%OFF
- Renta!◀︎腐女子利用率No.1!BLレンタルあり
群青のすべて『カップリング』
高校生
×
高校生
ヘタレ
健気
ノンケ
制服
男前
ツンデレ
ノンケ
制服
群青のすべて『BLジャンル』
学園
エロなし
片思い
すれ違い
ほのぼの
切ない
攻め・受け不明
群青のすべて【あらすじネタバレ】まとめ
快と漣は、中1から高2までずっと同じクラスで過ごしてきた。
快は明るくて友達も多いが、漣はどちらかというと物静かなタイプ。
性格も趣味もあまり似ていなかったが、話すと不思議と気が合った。
一緒にいると心地よく、会話もテンポよく弾む。
友人複数名で仲良くしているなかでも、快と漣の関係は特別だった。
しかし高校3年生になって初めて、クラスが別々になってしまう。
快にとってそれは、非常に大きな出来事だった。
高校生の間はずっと一緒に居られるものだと思い込んでいたのに、クラスが別れただけで、すっかり変わってしまった。
授業の合間や放課後に、お互いに何をしているかまったくわからない。
いつもは約束なんてしなくても当たり前のようにほぼ一日中一緒にいて、授業が終われば暗黙の了解で一緒に帰っていたのに。
快と漣との時間は、目に見えて減っていく。
漣のいない教室も学校生活も、快にとっては味気なくて仕方がない。
漣との関係を壊したくない一心でずっと目を背けてきたし、勘違いだと言い聞かせてきたけれど、もう見て無ぬふりはできなかった。
快は、ずっと漣のことが好きだった。
自分が寂しいと思っているのと同じように、快も少しは寂しいと思ってくれているだろうかと願ってしまう。
ある日の放課後、教室で眠りこける漣を見つけた快は、気持ちを抑えきれなくなってしまう。
もしも漣に好きな相手ができたら応援するつもりでいるし、気持ちを伝えようなんて思ってもいない。
ただ一度だけ、好きだと伝えてみたかっただけだった。
しかし「好きだ」とつぶやいた直後、漣が目を覚ましてしまって…?!
- eBookJapan◀︎70%OFFクーポン×6回分配布中
- Amazon◀︎Kindle版・紙版/購入選べる
- シーモア◀︎新規会員登録で70%OFF
- Renta!◀︎腐女子利用率No.1!BLレンタルあり
群青のすべてを読んだ感想
高校生のありふれた日常を覗き見る感覚で楽しめる、ほっこりストーリーです!
大きな事件は起こらず、日常的なふとした出来事をきっかけに、少しずつ快と漣の関係に変化が生じていきます。
作者の古矢渚先生といえば、男同士が惹かれ合う過程をすごく丁寧に描写される人。
今回は快の長年の片思いと、その気持ちを知った漣の戸惑いや変化が丁寧に描かれていました。
快は中学のころから、漣に対してどこか友情以上の気持ちを感じながらも、“これは恋じゃない”とずっと言い聞かせて過ごしてきたんです。
彼女を作ってみたこともあったけど、その子を好きになることもできず、漣と一緒に居る時間が減ることに耐えきれなくて破局…。
推定ですが快は、5年くらいは漣のことが好きなんじゃないかと思います。
諦めようと思っても諦め切れなくて、かといってこの恋が実るとも思えなくて。
教室で眠りこけている漣相手に、一度きりの「好きだ」という告白をした快の胸中を思うともう!!
切なくてたまらなくて、胸が締め付けられました。
しかしその告白を、漣は聞いてしまいます。
快が数年に渡って守ろうとしてきた関係が崩れてしまう…!と思いきや、そうはなりません!
表面上は、これまで通りの関係が続いていきます。
タイミングが会えば一緒に下校したり、道中の野原で二人して眠りこけたり。
男子高生らしく近い距離感でワチャワチャしている、二人の微笑ましいシーンが続きます。
しかしそんな出来事のさなかにも、ちらほらと快の切なげな表情があって、見ているこっちが苦しくなるくらいでした。
きっと両思いになるんだろうなと想像してはいても、どうなることかとヒヤヒヤです。
なんせ漣がマイペース過ぎて、感情が全然読めないんですよ…。
意味有りげな表情で快のことを見つめていたかと思えば、次の日には「彼女ができた」と宣言!!
まったく意味がわかりません…。
快はその瞬間に涙を流すんですが、これがもう映画のワンシーンのように描かれているんです。
歯を食いしばって涙をこらえようとし、次第に背中が丸みを帯びて泣き崩れる。
心理描写が丁寧すぎるくらい丁寧で、感情移入せずにはいられません。
ストーリーだけでいえば目新しいものは何もないのに、不思議とぐんぐん惹き込まれてしまいました。
快が漣のことを諦めようと葛藤する一方で、快の気持ちを知った漣もまた葛藤。
私はBLを読むときにエロがあるかっていうのを重視したりもするのですが、エロなしの物足りなさを感じないくらい読み応えのある一冊でした。
心理描写重視な人、アオハルな高校生BLが好きな人、BL初心者にはぴったりの作品ですよ!
- アオハルな高校生BLが好きな人
- 過激な描写のない、ほのぼのした展開に癒やされたい人
- 男同士ならではの切ない展開が好きな人
- 心理描写・作品の世界観を重視したい人
- BL初心者向け
- eBookJapan◀︎70%OFFクーポン×6回分配布中
- Amazon◀︎Kindle版・紙版/購入選べる
- シーモア◀︎新規会員登録で70%OFF
- Renta!◀︎腐女子利用率No.1!BLレンタルあり