BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
阿部あかね「花にくちづけ」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
コミカルで明るい作品を読みたい人
ヘタレめで平凡な攻めが好きな人
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花にくちづけ『カップリング』
大学生 × 女装男子
花にくちづけ『BLジャンル』
男前攻め
ヘタレ攻め
平凡攻め
女装受け
やんちゃ受け
襲い受け
ゲイ
ラブコメ
コミカル
あまあま
同級生
再会
方言
攻め目線
花にくちづけ【あらすじネタバレ】まとめ
大学生の平井一(通称:いっくん)には、忘れられない思い出があった。
それは3年前のこと。
高校卒業を目前に控えたある日、親友の松川花太郎♂(通称:ハナ)に、乗っかられて童貞を奪われてしまったことだ。
その出来事以来、ハナは学校に来なくなってしまい、卒業式にも出席しなかった。
あれから3年の月日が流れ、平凡な大学生活を送っている一だが、心の片隅にはハナとのあの日の出来事が引っかかっていた。
そんなある日のこと、いつも通り大学で友人とランチを食べていたところ、一の携帯電話の着信が鳴る。
電話に出ると、相手はハナだった。
「いっくん?今から大阪駅にこれる?」と、ハナは言う。
あの出来事以来ハナと音信不通になっていたので、一はハナからの電話に驚き、そのまま大阪駅にハナに会いに行くのだが・・・
3年ぶりに再会したハナは、女装男子になっていた。
一は驚愕した。
それから、一とハナは再び親交がスタートする。
ハナは「おとこの娘チアくらぶ」でバイトを始めたようで、一に自分の女装写真をたくさん送りつけてきた。
ハナの振る舞いにうんざりする一。
ハナはいまだに一に気があるようなそぶりを見せるのだが、いつでも逃げれるような姿勢をとっていることに、一は腹が立った。
「俺は怒ってんねんで、お前のせいで俺の人生変わってしもてんから」
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花にくちづけを読んだ感想
平凡・ヘタレ攻め×やんちゃな女装受けという、とてもコントラストの強いカップリングでしたね(笑)。
しかも女装男子でやんちゃ受けのハナは、いっくん(一)のことが好きすぎて、思いを遂げるために乗っかってしまうという・・・(笑)、素晴らしい襲い受けでした。
でも肝心なところで逃げてしまうというか・・・ハナはいっくんに嫌われることが怖くて、すぐに逃げ出したりするんです。
いっくんの童貞を奪った時もそうですが、再会してからいっくんと深い関係になりかけた時とか、望まない結果になるのが怖くて、つい逃げちゃうんです。
ハナは女装したりするけど、男っぽくてさっぱりとした性格をしているのですが、逃げ癖があって妙に女々しく繊細なメンタルも持っているのです。
(ちょっとめんどくさい性格をしていますw)
でもそこがまた、ハナの可愛いくて憎めない部分でもあるんですよね〜
(←欠点のない人間なんていませんから、短所となる部分を持っているキャラの方が味があって私は好きです!)
そんなハナの思い人は、いっくん。
メガネをかけていて、いたって平凡な(地味め?)男です。
正直、「どこがそんなに惹かれるの?」と感じてしまう部分もあるのですが(笑)、いっくんは何やかんやでハナのことを大切に思っているし、時に見せる男っぽい仕草に私も胸きゅんさせられましたね
特にいっくんがハナに自分の思いを伝えるシーンは、穏やかな見た目からは想像できないくらいに、強引に決めてくるので、男らしさを感じてさらにポイントアップしましたw
なお、本作は女装男子人気シリーズなので、その後も本編+スピンオフカップルも含めて立て続けに続編が発売されております。
「女装は苦手・・・」という人でも、ハナのさっぱりあっけらかんとしたキャラならそこまで苦手意識もわかないと思うので、女装BL入門書としていかがですか?
オネエ語も出てこないので、読みやすい方かと思いますよ!
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次巻の感想は以下の記事から