男前攻め

偏愛ディテクション/内海ロング(ネタバレ・感想)「可愛い」何回言うの?甘すぎるでしょwww

ライラ
ライラ
こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!

内海ロング「偏愛ディテクション」のネタバレ込みの感想をご紹介します。

このBLをおすすめできる人

男同士の恋愛の“葛藤する姿”に心打たれたい人
あまあまを通り越して、溺愛BLを読みたい人
安定の年上攻めが好きな人
うるっとくるBL作品を読みたい人

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当記事はネタバレ込みの内容になっているので、ご注意ください!

 

偏愛ディテクション『カップリング』

警察官 × 若き一家の大黒柱

ライラ
ライラ
安定の年上攻め!
年の差カップルです!

 

偏愛ディテクション『BLジャンル』

警察官
男前攻め
寡黙攻め
天然攻め
執着攻め
やんちゃ受け
健気受け
ゲイ
ラブコメ
あまあま
ほのぼの
家族
年の差
再会
エロ少なめ

ライラ
ライラ
あまあま&ハートフルな作品に癒されてください!

 

偏愛ディテクション【あらすじネタバレ】まとめ

男手一つで育ててくれた警察官の父を事故で亡くした、中江幹久(ミキ)。
ミキは弟・妹たちを支えるために、アルバイトを掛け持ちして一家を支える大黒柱としての日常を送っていた。

 

そんなある日、ミキのパンツが頻繁に盗まれたり、視線を感じたりする出来事が起こる。
ストーカー疑惑の中で「ミキの嫁にしてくれ!」と付きまとう謎の男・司が現れた!

司は他の兄弟とはなぜか仲良くなっているようで、気づけばミキの家に遊びに来るようになった。

何かにつけてミキに求婚をしてくる司に、ミキは迷惑だった。

「男同士なんておかしい・・・」

ミキは困惑した。

 

そんなある日、たまたまアルバイト先が休みになったミキは、久々に家で自分一人の時間を満喫することにした。

普段はゆっくり落ち着いて自慰行為ができないので、久々にテンションが上がるミキ。

気分も上がってきたところで、急に玄関のドアが開き、司が乱入してきた!!!

 

驚くミキ!!!

すぐさま司は「静かに」と言い、ミキの口を封じる!!

強い力で押さえつけられたミキは、恐怖を感じるのだが・・・!?

 

その時、ベランダから人影のようなものが通る!!!

その瞬間、司がベランダに乗り込み人影を拘束した。

どうやら司は下着泥棒の犯人を捕まえたようで、さらに司は警察官だったのだ。

 

真実を知って驚くミキだが、司のミキへの想いは変わらない。

さらには「ミキを守ってやる」と、司は中江家のアパートの隣に引っ越してきたのだが!?

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偏愛ディテクションを読んだ感想

試し読みで続きが気になって購入したのですが、まさかここまで甘い作品とは!!!

一見無表情で寡黙な司なんですが、ミキのことになるとストーカー気質が爆発してあまあま状態に!

ミキに執着するのはもちろん、ことあるごとにミキに「可愛い」「可愛い」というのですが(もちろん恋人同士でもない段階でw)、その溺愛っぷりがまた最高でした

しかも司は、いかにもなデレ顔で「可愛い」と言うのではなく、とても穏やかな表情でさも当たり前かのようにミキに「可愛い」と言うので、そのギャップがまた良かったです

癖のある司のキャラクター性も相まって、一味違ったあまあまBLを堪能することができました。

 

本作のテーマは、BL漫画の醍醐味でもある「男同士の恋愛が故の葛藤」です。

まず前提に話しておくと、司もミキも両方ともゲイです。
司も若かりし頃に、自分の性壁について悩んだようなんですが、吹っ切れた今は性別とか関係なくミキにアタックし続けています。

暴走癖もある司なので、ミキの迷惑も考えずに突っ込んでいく姿がまた痛快で面白かったです。

一方のミキは、自分の性癖に気づくも、なかなかオープンにできず一人悶々と抱え込んでしまっています。

 

本作は、ミキが自身が男が好きであることに気づき、それを認めて成長していく姿が全編を通して描かれているのですが、ミキの成長過程で司の存在はなくてはならないものとなります。

年上攻めの安定力が抜群に発揮しているし、どこか抜けてるんだけど包容力がバッチリある司の姿に、萌えをたくさん補充させてもらいました

冒頭でも言いましたが、ことあるごとに司がミキに「可愛い」というシーンは、本当に印象的で、フィクションの出来事なのにミキのことが羨ましいとさえ思ってしまうほどでした(笑)。
「私も包容力抜群の人に褒められまくってみたい!」そんな欲望が、自然と生まれてきました(笑)。

 

そのほかにも、両親を早くに亡くし、ミキを中心に兄弟で生きていく姿が描かれているハートフルな家族ものBLの要素も含まれており、心が温かくなる場面がいくつも登場しました。

正直、タイトルからしてここまで家族ものBLの要素が強く、ハートフルな展開は想像していなかったので、私はクライマックス付近で感動のあまり泣いてしまいました。

「男同士の恋愛の葛藤」+「家族もの」と王道展開が期待できる本作ですが、司のストーカー気質の入った変わった性格がスパイスになって、最後まで明るい気分で読むことができました。

ライラ
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まだ未読の方は、ぜひ読んでみてください!
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