BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
羽純ハナ・松本いさ「ひとりぼっちのワルツ」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- ストーリー重視作品を読みたい人
- 健気すぎる受けに涙したい人
- シリアステイストでしっとりしたBLを堪能したい人
- 泣ける・感動するBLを読みたい人

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ひとりぼっちのワルツ『カップリング』
総三家の跡取り(雄化)
×
雌化家系の名門
クール
男前
スーツ
不憫
健気
ひとりぼっちのワルツ『BLジャンル』
切ない
すれ違い
ドキドキハラハラ
泣ける
ひとりぼっちのワルツ【あらすじネタバレ】まとめ
「雌雄」または「両分化」に分けられる世界。
雄化の者はどの種とも番うことができ、両分化の者は同種・もしくは雄化、雌化の者は雄化だけ番うことができた。
特に「雄化」と「雌化」の種はその数も少なく、「純血種」として尊ばれており、純血の血筋を絶やさぬように、それぞれの一族に生まれた者は番を見つけることが使命とされていた。
総三家の跡取りである征爾は「雄化」の純血種。
よって純血の子孫を残すために必ず“純血の雌”と番わなければならない。
そこに自分の意志はなく、決められた相手と番う運命にあった。
そして純血の雌化家系の名門・是枝家に生まれた葵も。
政略結婚としての番相手を拒んでいた葵だったのだが、ある時征爾とのお見合い話が舞い込んできて、二つ返事で快諾した。
葵は征爾のことがずっと好きだった。
一方、他人に興味がない征爾にとって葵はただの政略結婚の相手で、何をしようがどうでもいい存在に思っていた。
お見合い後、話もまとまり、葵は征爾の元へ嫁ぐことに。
心が弾むように嬉しかったが、現実は厳しかった。
「是枝の雌」として扱われる日々・・・
たとえ征爾の目に映らなくても、使用人に疎まれようとも、征爾の傍にいられるだけで葵は幸せだった。
そんな日々を送る中、葵の控え目ながらも芯の通った魅力に征爾も少しずつ惹かれていく・・・。
ところがある日のこと、泥酔した征爾に流されるまま葵は番契約をしてしまう。(番契約→両者がお互いの額にキスをして体を交わすこと)
この契約に関して、雌化の一族のみ知る重大な秘密があった。
重大な秘密とは、雌側の生死に関わること・・・
葵はそんな秘密を知っていながらも、征爾を受け入れるのだが!?

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ひとりぼっちのワルツを読んだ感想
本作は「雄」「雌」「両分化」といったカテゴリーで種族分けされた、ファンタジーBLでした。
ざっくり言うと、オメガバースと似ています。(細かい設定は違いますが)
雄=α、雌=Ωと思ってもらってOKです。
ただ、オメガバースのようにΩ(雌)に対しての性差別はありません。
その代わりに、雌には重大な秘密があることが物語を読み進めていくうちに解き明かされていきます。
早速ネタバレを書きますが、番になった雌は子を成すために体の変化を遂げます。
その変化とは、臓器を溶かして今までになかった器官を作っていくので、雌は堪え難い痛みを伴うのです。
本来なら雄の体液を摂取することで変化の痛みを緩和することができるのですが・・・
葵は、この事実を征爾に告げないんですね。
だから葵は、一人で体の痛みに耐え続けます。
征爾が食べかけのプリンを貰ったりと、征爾の体液を少しでも摂取しようとする葵の姿が不憫すぎて切なかったです><!
「なんで!?はっきりと征爾に真実を言えばいいじゃん!」と葵の言動にじれったさを感じたのですが、葵なりの思いがあるんです。
実は征爾は酔っていたせいで葵と番になってしまったことを知らないんです。
本来なら葵がこの秘密を征爾に明かした上で、番契約を結ばなければならなかったのに。
秘密を明かすまでの信頼関係を征爾と築いてから番になるべきだったのに・・・その義務を怠った。
自分への罰だと葵は捉えるのです。
葵の言いたいことも分かりますが、それにしても葵の代償が大きすぎます。
征爾は男前攻めなのであまり責めたくないのですが…知らないで済まされないことをしてるんだぞ!?
と私は読んでいて怒りの持っていきどころに困ってしまいました。
征爾が下衆い攻めならいっそのこと悪者にできるんですが、悪い男でもないし…政略結婚だけど葵のことを大事にしようとする節が見て取れたので、征爾のことを憎みきれないんです><!
読んでいるこちらも、モヤモヤして仕方ありませんでした。
血を吐いたりぐったりしたり、日に日に葵の体調が悪くなっていくのを見ていると涙が止まらなくなりました。
それでも葵は一途に征爾のことを想うのですから、、、
出来ることならすぐにでも征爾の元に行って真実をぶちまけたかったです(苦笑)。
愛する人を想って痛みに耐える葵が強くて儚くて…
このシーンは涙なしでは読めませんよ。
もちろん最後はハッピーエンドです。
葵のことを虐めていた使用人も征爾が成敗してくれるし、体がボロボロになったことを悟られないため征爾の前から姿を消した葵を、王子様のごとく征爾は迎えにいきます。
葵にいっぱい辛い思いをさせた分、征爾はこれから全力で葵を守るんだろうな〜と想像できるようなロマンチックなラストでした><❤️
300ページのも登る超大作なのでストーリーに厚みがあってとても読み応えがありました。
2人が結ばれてからの蜜月期の描写が少なくて個人的に物足りなさを感じましたが。
征爾と葵の子供見てみたいな❤️
葵が幸せに笑っている姿をもっとたくさん拝みたいな❤️
続編が出るのでしょうか?
是非ともほのぼの&あまあま家族編も楽しみにしています!
重厚感のある泣けるBLを読みたい人は必見!
健気すぎる葵の生き様に心鷲掴みにされ、気づけば大号泣していますよ。
ぜひ読んでみてくださいね。
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