年下攻め

放課後、君への恋煩い/いかみりん(ネタバレ・感想)一人ぼっちの少年が幸せを探し求めるセンチメンタル・ラブ!

ライラ
ライラ
こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!

いかみりん「放課後、君への恋煩い」のネタバレ込みの感想をご紹介します。

このBLをおすすめできる人

切ないけど暖かい作品が好きな人
キャラクターの成長を感じることができるストーリーが好きな人
感動BLで泣きたい人

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当記事はネタバレ込みの内容になっているので、ご注意ください!

 

放課後、君への恋煩い『カップリング』

ゲイの高校生 × たばこ屋で働く青年

ライラ
ライラ
年下攻めのカップリングです!

 

放課後、君への恋煩い『BLジャンル』

高校生
制服
学園
年下攻め
ヘタレ攻め
健気受け
男前受け
ゲイ
いじめっ子
切ない
泣ける・感動

ライラ
ライラ
切なくて泣けるんだけど、暖かいストーリーです!

 

放課後、君への恋煩い【あらすじネタバレ】まとめ

主人公・七瀬は、中学生の時、親友のカズと友達に「男が好き」だとバレてからいじめられるようになった。

高校生になった七瀬は、近所のたばこ屋で店番をしている青年ハチに対し興味を抱く。
ハチが店頭で眠っている姿を間近で見ていた七瀬。
突然起きたハチと目が合い、驚いた七瀬は慌てて帰ってしまう。

 

ある雨の日、傘を取られた七瀬が土砂降りの中走って帰る姿を見かけたハチは、後を追いかけ傘を差し出す。
「お前いつも同じ時間に通る奴だろ!?」とハチから声をかけられた七瀬は、驚きを隠せずにいた。

七瀬がハチを意識していたように、ハチも七瀬のことを意識していたのだった。

 

七瀬はハチに「友達になろう」と言われるが「男が好きだから友達にはなれない」とカミングアウトする。

ハチは「友達になることに関係ない」と言い切り、七瀬と友達になる。

 

ハチと友達になってから七瀬は、学校帰りに今日あったことを話したり、一緒に星空を眺めたりと少しずつ距離を縮めていく。

ところが、七瀬とハチが一緒に歩いている所をいじめっ子たちに見つかってしまう!

次の日七瀬が登校すると、身に覚えのないたばこが机に入っていたと教室でいじめられ、ゲイだということを罵られる。

 

ハチは七瀬からまったく連絡がないことを心配した。
いじめっ子たちがたばこ屋の前を通り、七瀬のことを話しているのを聞いたハチは、いじめっ子の1人であるカズに殴りかかる。

ハチは「七瀬はただ、人を好きになっただけ。それにケチつけられる奴はいない」と激怒する!!

次の日、いじめっ子たちはカズが殴られたのは七瀬のせいだ、と言いがかりをつけ土下座を強要する。

七瀬は「自分は悪くない。人が人を好きになっちゃだめなの?」と問いかける。

その時七瀬を救ったのは、七瀬のかつての親友であり、七瀬をいじめていたカズだったのだが!?

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放課後、君への恋煩いを読んだ感想

同性が好きというだけで、中学生の頃からずっといじめられ続けている七瀬の姿は、読んでいてとても辛かったです。

ですが、いじめられていても誰も助けてくれなくても、必死に生きている七瀬の姿には心打たれるものがありました。

自分は自分、ありのままを受け入れるという七瀬の姿勢は現代社会にも通じるものがあるのではないでしょうか。

この辺にも共感できたりもしました。

 

「友達になろう」というハチの進言を七瀬は「ゲイだから」という理由で断るのですが、それはハチにとっては大きな理由ではなく、当然の事のように受け入れているハチの姿は、男前そのものでした!

ハチと友達になった事でどんどん明るくなっていく七瀬の姿は、読んでいてこちらも嬉しくなってきます。
些細な事を幸せに感じて、嬉しそうに話す七瀬の姿は可愛らしかったです。

また、ハチと会えるだけで、話せただけで喜ぶ七瀬の姿は恋を楽しむ乙女のようで萌えてしまいました。

最初はぎこちなくハチに声をかけていた七瀬が、どんどん自信を持ち成長していく姿はとても感動的で印象的でした!

 

七瀬の親友だったカズは、中学生の時に七瀬がゲイだということを知り、その事実を受け入れられないから、と七瀬をいじめています。

ですが、カズもハチに出会った事で変わっていきます。
その心の変化がよく分かるシーンが、カズがいじめを仲裁するシーン。
ここはとても印象的でした。

カズの心境も丁寧に描かれているので、いじめる側の心理の一部分も知ることができました。

 

 

物語後半では、じょじょにハチと七瀬が良い雰囲気になっていくのですが、ハチの昔の想い人が突然現れます!
このままハチと七瀬が幸せになるかと思っていたのに!と読んでいてハラハラしました。

七瀬の問題が終着したと思ったら、今度はハチサイドの問題発生で最後まで気が抜けない展開です!

たくさんの問題に立ち向かいながら、ありのままの姿で生きていく純粋で感動的なラブストーリーです。
読んでいて自然と涙が溢れます。

ライラ
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未読の方は、ぜひ一度読んでみてください!
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