BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
桜井りょう「異国の男娼」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
ドタバタな展開にドキドキしたい人
焦れったい恋の話を読みたい人
あまあまと切なさをバランスよく楽しみたい人
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異国の男娼『カップリング』
英国人貿易商人 × 男娼
異国の男娼『BLジャンル』
外国人攻め
強気攻め
美人受け
ツンデレ受け
シリアス
身分差
切ない
あまあま
ドキドキハラハラ
異国の男娼【あらすじネタバレ】まとめ
舞台は、幕末の長崎。
主人公・葵は、陰間茶屋で働き始める。
父母も亡くなり、病弱な弟の薬代を捻出するためにはそうするしかなかった。
働き始めた当初こそ、あらゆる客から金を毟り取って稼いでいたが、元々男娼の売れ盛りは十代から二十代前半。
時代の流れもあって男娼人気は下火になっていき、今後の身の振り方を考えねばならない時期がきていた。
そんな時に常連客に連れられてきた西洋人・ロバートは大層な日本びいきだった。
しかし、葵が男であることを知ると「ありえない!女のような形をしているが紛い物じゃないか!」と叫んだのを皮切りに、下賤の者だなんだと言いたい放題。
葵にとっても異人なんて願い下げだったが、仕事を途中で投げ出すことはプライドが許さなかった。
売り言葉に買い言葉でロバートの下肢を弄くる。
最終的にロバートは葵の顔にまで飛ばして達したが、直後には冷めた表情で「下品な奴だ」と言い残して去っていく。
葵の中で、ロバートの印象は最悪だった。
その話を床に伏せっている弟にすると、「青い目の王子様、兄さんが買ってくれた絵本に描いとったね。異国の人見てみたかぁ」と嬉しそうにしていた。
けれど、その身体は以前にも増してほっそりと痩せていた。
良い医者に診せないと。もっと稼がないと。
決意を新たにする葵の元に、ロバートが身請けしてくれるという話が舞い込む。
ロバートの望みではなく、陰間茶屋との取り引きのようなものらしく、相変わらず態度は最悪。
葵もロバートが大嫌いだが、背に腹は代えられなかった。
身請けが決まると、葵はロバートから仕立屋へと連れて行かれ、スーツをプレゼントされた。
こんなものを買ってもらって、給金はちゃんと出るのだろうか。
疑問をそのままぶつけると、ロバートは「金にがめついな」と鼻で笑った。
そのまま解散となりそうだったところを、葵は引き止める。
身体を買ってもらわないと、薬代がまかなえない。
お金のためにロバートの身体にまたがって、自ら迎えいれる。
すると、今までに感じたことがないくらいの快感が駆け巡った。
ロバートの気持ち良さそうな顔を見ているだけで、顔が熱くなった。
けれど終わってしまえば、また険悪な空気になってしまう。
そして、その翌日のこと。
葵の元に、弟が亡くなったという知らせが届く。
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異国の男娼を読んだ感想
男娼が金持ちに身請けされる、王道のシンデレラストーリーです!
ロバートは英国人貿易商の中でも一、二と言われるほどの大商人で、大金持ちです。
それに比例するように態度がでかく、常に偉そう。
初対面の時に葵に対しても散々罵声を浴びせて、イったあとにも文句を垂れていた酷い男で、男色自体を元々嫌悪しています。
なのに葵が乱れている姿を見ると興奮するし、成り行きとは言え身請けすることになった後には、葵に似合う装飾品を誂えようとするんです。
その辺にいる商人から葵が褒められれば、ヤキモチのようにむっとすることもある、わりと分かりやすい男なんです。
素直じゃないだけで、結構早い段階から葵に惹かれています。
ロバートは少しずつ、葵に対して熱の籠もった目を向けるようになっていきます。
葵だって、ロバートから優しくされると悪い気はしないんです。
だけど照れ隠しで「金は大丈夫なんだろうな!?」とかかわいげのないことを言ってしまって、そのせいでロバートの態度も硬化していくという悪循環。
まるで小学生の恋愛みたいな焦れったい状況な2人を繋ぐのは、「利害関係」のみ。
だけど弟の死によって、葵が身請けに応じる理由はなくなってしまいます。
一人で生きていくのなら、男娼を続けずとも十分生きていけるのです。
たった一人の家族も、仕事のやりがいもなくして葵が憔悴している頃、ロバートは日本にはいませんでした。
数日が経ってから葵の弟の死と、葵の金に対する執着が弟のためであったことを知ったロバートの態度が本当に素敵!
細かくは書きませんが、ロバートはあからさまに謝ったり媚びへつらったりするんじゃなくて、葵の言葉を促すんです。
長崎ならではの街並みの中で繰り広げられるやり取りは必見です!
ロバートはあまり口が上手ではないようで、ぶっきらぼうに葵の頭を撫でる姿が最高でした。
男娼ということで早い段階で身体を繋げて両思いにもなるんですが、幕末を舞台にしているので、西洋人であるロバートはそれだけで暴漢に襲われたり、日本を離れることになったり。
時代の荒波に揉まれる展開もあり、目まぐるしく揺れ動いていきます。
葵も元来意地っ張りで頑張り屋さんなので、身請けされたからといって大人しく囲われているはずもなく、そこでもトラブルに見舞われます。
険悪だった2人の間に愛が芽生えて、本当の意味で気持ちの通じ合った恋人同士になるまでの過程を楽しく描写されている一冊です!
付き合い始めてからのドタバタ展開が好きな方はきっと楽しめると思います。
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