健気でピュアな受け
王道
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
藤河るり「唇はエゴイスティック」上巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- オフィスラブBLが好きな人
- キャラクターの心理描写やストーリー性を重視して読みたい人
- 色気のある大人な攻めに萌えたい人
- ドタバタな展開にドキドキしたい人
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唇はエゴイスティック『カップリング』
世界的ファッションブランド会社社長
×
日本の老舗カバン会社営業マン
お金持ち
外国人
ノンケ
遊び人
スパダリ
ノンケ
健気
メガネ
黒髪
唇はエゴイスティック『BLジャンル』
スーツ
職業もの
異国
お金持ち
シリアス
純情・ピュア
エロ少なめ
切ない
唇はエゴイスティック【あらすじネタバレ】まとめ
吉野直純(なおずみ)は、カバン職人として活躍していた父を幼い頃に亡くしている。
父には似ず、かなりの不器用だったため、経済学部に進学して主席で卒業。
そして父が働いていた老舗の美杉カバンに就職し、営業として働いていた。
しかし美杉カバンのデザインは流行に合わず、売れ行きが低迷。
火の車状態の会社を何とかするために、有名ブランド・オルシーニとのコラボレーション商品の開発を目指した。
吉野はオルシーニの日本支社をすっ飛ばして単身、イタリアのオルシーニ本社へ乗り込む。
その甲斐あって、オルシーニの現社長・カルロと会うことに成功!
必死に勉強したイタリア語でカルロに自社製品をアピールする吉野。
するとカルロは、吉野のイタリア語の発音や、作った資料が美しいことを褒めてくれた。
手応えを感じる吉野だったが、日本に帰国してから日が経っても、一向にカルロからの連絡はこない。
強引に行き過ぎたか…と落ち込む吉野に、美杉カバンの社長が美術館のチケットを譲ってくれる。
美術品好きな吉野は社長の優しさに感謝して、鑑賞に向かった。
そこでなんと、イタリアにいるはずのカルロと再会!
驚く吉野に、カルロは悪びれもなく吉野の生い立ちを調べたことを告げてくる。
そしてカルロは「君の仕事ぶりが気に入った。俺の専属秘書になってほしい」とスカウトしてきた。
報酬や待遇もよかったが、美杉カバン以外で働く気のない吉野は言葉を選びつつ、しっかりとお断り。
ところが数日後には、美杉カバンの社長にカルロから融資の申し出が届いた。
社長からも「オルシーニから融資してもらえるなんて、お前の交渉すごいな!」と期待される有様。
根回しされてしまって逃げ場のなくなった吉野は、一年限定でカルロの専属秘書を引き受けることに。
仕事に限らず、プライベートもカルロと共に過ごすことが多くなった吉野は、カルロの生活に驚愕した。
カルロは女遊びが激しいうえに、「みんなのことを心から愛してる」「たくさんの女性と繋がりたい」と言う開き直り状態だった。
さらには、オフィス内で女性とセックスし始めてしまって…?!
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唇はエゴイスティックを読んだ感想
『唇はエゴイスティック』は、とてもゆっくり恋をするお話です。
BLって1巻完結の作品が非常に多いですよね。
でも今作は、上巻で出会い、ゆっくりお互いを意識するようになっていきます。
上下巻ともに200ページを超える、大ボリュームの名作です!
特に外国モノが好きな方、心理描写を重視したい方におすすめ。
攻めのカルロ、受けの吉野ともに長身でしっかりした身体つきなので、男らしいカップリングが好きな方にもぴったりですよ。
さて、遊び人攻めのカルロですが、いわゆるヤリチン攻めとはまったく違う人種です。
気移りが激しいだけで、本人的には一人一人の女性をきちんと愛してる(つもりでいる)ので、めっちゃ厄介(笑)。
そんなカルロなので、吉野は
「仕事はできる人だけどいい加減な人だな…」
「本当の恋愛を知らないんだな…」
と思ってるんですが…。
吉野は吉野で、人のことを言えない状態です(笑)。
序盤の方で吉野は付き合ってる彼女からフラれるんですけど、そこがすっごいアッサリしてるんですよ。
「別れましょう」「ハイわかりました」みたいな感じ!
彼女からも「私のことほんとに好きだった?」って聞かれて、言葉に詰まっちゃうんです。
こういう恋愛下手なカルロ×吉野がくっつくまでには、かなりの時間を要します。
まず、2人の間になかなか恋愛感情が芽生えません(笑)!!
カルロはもともと、吉野と出会うずっと前から“優秀な専属秘書”を求めてたんですよ。
無能な秘書に苛立ち、何人もの秘書が辞めていき、仕事をするたびにイライライライラしていました。
だから、交渉にきた吉野の優秀さにベタぼれ(仕事的な意味で)。
プライベートジェットで日本に飛び、吉野を強引に引き抜きます。
その後も吉野のことは“優秀な社員”として大事にしていて、「吉野の仕事に対する姿勢は美しい」と褒めちぎる。
その一方で、鉄仮面のように表情を変えない吉野がふとした時に顔を赤らめると、カルロは見惚れてしまいます…!
ここから少しずつ、カルロは吉野のことを意識するようになり、ゆっくり恋が始まります。
なんとここに至るまでに、100ページを要しました(笑)。
見ず知らずの他人だったカルロと吉野がお互いのイイところや悪いところを見つけながら、じわじわと意識するようになっていくんです。
そして後半に差し掛かると、カルロはイタリア人らしく吉野に猛アピール。
女好きだったカルロとは思えないほど、吉野に首ったけ状態になっていきます!!
大金持ちで金銭感覚狂いまくりなカルロが、スパダリ全開で吉野に迫るシーンが最高でした。
しっかりした大人のラブストーリー、世界観にどっぷり浸りながら楽しめる素敵な一冊です。
エロはストーリー中は一切なく、押せ押せガンガンなカルロに対して吉野が少しずつほだされ始めたところで、下巻に続きます!
ちなみに描き下ろしでは未来の2人(?)が描かれており、こちらはエロありです。
仕事人間なカルロと吉野が恋に落ちるまでのドタバタ劇、ぜひ読んでみてくださいね!
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次巻の感想は以下の記事から