BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
楔ケリ「狂い鳴くのは僕の番;β」2巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
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狂い鳴くのは僕の番;β『カップリング』
上司(β)
×
部下(Ω)
サラリーマン
男前
優しい
スーツ
サラリーマン
強気
健気
かわいい系イケメン
スーツ
部下(α)
×
上司(Ω)
サラリーマン
男前
穏やか・優しい
イケメン
年下
スーツ
サラリーマン
美人
ビッチ
ツンデレ
スーツ
狂い鳴くのは僕の番;β『BLジャンル』
オメガバース
体だけの関係
エロ多め
シリアス
年の差
切ない
三角関係
狂い鳴くのは僕の番;β 2巻【あらすじネタバレ】まとめ
前巻の感想は以下の記事から

副業(ホストクラブ)のバイト先で、αのフェロモンにあてられてしまった雀部。
そこで、以前にも雀部を助けてくれた人物・白取優雨と再会する。
店で倒れそうになった雀部を、白取は再び助けてくれたのだ。
白取は仕事に対して貪欲な雀部を評価し、任せてみたいと仕事を回してくれると言う。
「自分はΩだ」という雀部に対し、白取はそんなことは関係ないと笑う。
最後に、早く番を見つけた方がいいと忠告して帰っていった。
後日開かれたセミナーに鵜藤と烏丸、そして雀部も参加していた。
その交流会で、白取が雀部のいる会社に以前勤めており、鵜藤の同期・烏丸の先輩であることを知る。
白取が「烏丸は鵜藤とくっつくと思っていた」と言う発言を聞き、ショックを受ける雀部。
鵜藤が雀部に向けてくれていた優しさは、全部烏丸と自分が重なっているからだった。
ある日雀部は、職場の誰もいない部屋で密会中の烏丸と高羽を見つける。
高羽という番を見つけ、幸せそうな烏丸。
同じΩである自分との違いを感じる。
その場を離れた雀部は、その時に抑制剤を落としてしまう。
しばらく経って抑制剤がないことに気づくが見つからず、周囲にΩだとバレそうになった時に、烏丸の助けが入った。
抑制剤を拾っていたのは烏丸だったのだ。
事なきを得た雀部だが、烏丸は会社を辞めた方がいいとアドバイスをした。
しかし烏丸の言葉に耳を貸さず、辛辣な言葉をぶつけてしまう雀部。
しかも状況は変わらず、日尾からの半強制的な枕営業は続いていた。
追い込まれていく雀部が連絡したのは白取だった。
白取は自分の会社に来ないかと誘うが、それを断る。
鵜藤に認めてほしい。
それだけが、雀部がこんな状況でも頑張れる理由だった。
その日もいつも通り日尾に呼び出された雀部。
取引先の相手が終わると、鵜藤から電話が入る。
出張先から戻るので資料を作ってほしいと頼まれ、急いで会社に戻った。
しかし鵜藤はすでに会社にいて、雀部が隠れて日尾と共に接待に行っていたことを知る。
戻ってきた雀部に、鵜藤は問い詰める。
どうして黙っていたのか。
烏丸のようにはならないのではないのか。
最初はごまかしていた雀部も、こんなことをするのは嫌だったと感情的に言う。
けれど綺麗事だけではどうにもできないと言えば、鵜藤はΩと言うだけであいつの代わりなんて許されていいわけがないと呟く。
それの言葉に対し、烏丸の代わりではないと訴える雀部。
そして「自分自身を見てほしかった」と、鵜藤に告げた。
いつだって優しかった鵜藤の存在がどんどん大きくなって、雀部はいつの間にか鵜藤のことを好きになっていた。
しかしその優しさはすべて、自分自身に向けられたものではなかった。
だから、ただの部下に戻ることを決意した。
そう告げられてから、鵜藤は酷く雀部を欲しいと思っていた。
その後、雀部に「会えないか」と鵜藤から連絡が入った。
しかし会う予定だった鵜藤が乗るはずだった飛行機が欠航。
雀部に連絡するが、バイト中であるため応答なし。
加えて雀部の携帯は充電切れ。
雨の中、鵜藤を待っている雀部の元に現れたのは・・・?!
翌朝、ようやく帰れた鵜藤は待ち合わせ場所に向かった。
そこに雀部がいるわけなく、鵜藤はそのまま家へ帰ると、玄関の前に雀部が。
びしょ濡れの雀部に、上がっていけと言う鵜藤。
立ち上がった雀部の項には噛み痕があって!?

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狂い鳴くのは僕の番;β 2巻を読んだ感想
とても読んでいて辛い気持ちになりました。
前巻で鵜藤は、雀部の過去を聞きもう「触れない」と伝えます。
けれどもうすでに雀部の中で鵜藤の存在は大きくなっていたんですね。
そんな時に知る、鵜藤と烏丸の関係。
やはり鵜藤は烏丸のことは好きだったんですね。
『狂い鳴くのは僕の番』でも少し匂わせていましたが、明確にこのβ編で明かされます。
それを知っても、雀部は日尾からの枕営業を続けます。
それはすべて鵜藤に認めてもらいたいという思いから。
白取にそう打ち明ける雀部の場面は、本当に涙がでそうになりました。
どんどん追い込まれていく雀部をみるのが辛すぎます。
最初は烏丸のようにはならない、自分の実力で!と希望をもっていたはずでした。
けれど現実はそう簡単にいきません。
狂い鳴くシリーズの世界観では、本当にΩの立場がほとんどないに等しいんですよね。
烏丸のように捻くれてしまいΩ性を利用して上に行く人もいれば、雀部のようにただ屈辱に耐えるしかない人もいます。
そういう人に付け込む、日尾という人物が大嫌いです。
雀部が鵜藤に告白するシーンは本当に切ないです。
「好きです」「俺も」とならないのがこの作品。
烏丸にできなかったことを、代わりに雀部にしているだけだと、鵜藤は言います。
そして一番印象に残っているのは、鵜藤が「αとΩの番関係に勝てるわけがない」と烏丸が高羽と恋仲になることをただ見ていることしかできなかったこと。
それを指摘した雀部は、αじゃないからという理由だけで諦めたのかと、ズバリ言います。
たったそれだけの理由で、何年も烏丸を想ってきた鵜藤の気持ちが潰されていいのかと涙ながらに訴えます。
好きな人が諦めた恋に、普通は喜ぶものです。
けれど雀部は、そんな理由で諦めて、鵜藤の何年も抱えてきた思いを殺してしまっていいわけがないと泣きました。
最初は生意気な奴だという印象が強い雀部でしたが、この巻では180度印象が変わります。
雀部の優しさや健気さに感動しました。
そして衝撃は、やはり雀部が白取と番関係を結んでしまったこと!!!
鵜藤が待ち合わせ場所に来ない中、自暴自棄になった雀部はそのまま自分から番にしてと白取に懇願してしまうのです。
鵜藤にとってはショック以外のなにものでもないですし、烏丸の時のようなことがまた起きてしまったのです。
雀部も作中で言っていますが、鵜藤はβでありながら、誰よりもバース性に囚われている人物です。
αとΩの絶対的な絆・番システム。
例えばβとΩで恋人になっても、もしもΩに番になりたいと思う相手が現れたらどうしたってβに入る隙間なんてないのです。
それがオメガバースの摂理であり、本能。
その理に誰よりも囚われている鵜藤が、今後どうなっていくのかに注目の第2巻でした。
続きが気になりますね!
次巻が最終巻です。
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次巻の感想は以下の記事から
