BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
楔ケリ「狂い鳴くのは僕の番;β」3巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- オメガバースBLが好きな人
- 切なくてシリアスなトーンのお話を読みたい人
- 心理描写を重視した作品を読みたい人
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狂い鳴くのは僕の番;β『カップリング』
上司(β)
×
部下(Ω)
サラリーマン
男前
優しい
スーツ
サラリーマン
強気
健気
かわいい系イケメン
スーツ
部下(α)
×
上司(Ω)
サラリーマン
男前
穏やか・優しい
イケメン
年下
スーツ
サラリーマン
美人
ビッチ
ツンデレ
スーツ
狂い鳴くのは僕の番;β『BLジャンル』
オメガバース
体だけの関係
エロ多め
シリアス
年の差
切ない
三角関係
狂い鳴くのは僕の番;β 3巻【あらすじネタバレ】まとめ
前巻の感想は以下の記事から

雀部は悩んでいた。
白取から一緒に住まないかという提案に。
ある日、納涼祭が会社で行われた。
取引先として参加する白取を雀部が迎えに行くことに。
エレベータの中で話をしている最中、突然エレベーターが止まってしまう!
雀部の横で苦しそうにする白取。
エレベータの電気も消え、ついに白取は座り込んでしまう。
大丈夫かと駆けよれば白取は雀部を抱きしめ、しばらくこうさせてと呟いた。
その直後、雀部に鵜藤から電話が入る。
突然、雀部の項に口を当てる白取。
その様子を聞かせたくないと雀部は電話を切ろうとするが、白取から掴まれた腕の痛みで携帯を落としてしまう。
「痛い」という声を聞いていた鵜藤は、すぐに雀部の元へ。
そこには動いたエレベータから出てくるふたりの姿。
白取は鵜藤と目を合わせたあと、まるで見せつけるように雀部の項にキスをした。
その様子を見た鵜藤は、ショックを受けるのだった。
鵜藤を想いながらも白取の番として距離を縮めていく雀部。
番になってしまった雀部を想うことしかできない鵜藤。
そんな中、今まで雀部が担当していた白取の会社の案件を外すと指示が出された。
納得がいかないと、鵜藤は白取に理由を聞いた。
「身内が同じ仕事に関わるのはいいとは思えない」という理由だった。
そう話したあと、白取はぼそりと奪われる気分はわかったかと呟いた。
その言葉が妙に引っかかる鵜藤。
なにか大切なことを鵜藤は忘れているような・・・。
白取が同僚だったあの時のことを徐々に思い出していく鵜藤。
同期だった鵜藤と白取は、ある大きなプロジェクトを任された。
しかし上司から総会の発表は鵜藤が登壇する旨を言われる。
白取が中心にやっていたプロジェクト。
最終的に形にした鵜藤が出席しろと言われ、鵜藤は意図せず白取の大切な機会を奪っていたのだ。
鵜藤は白取を追いかけ、恨んでいるのかと問いかける。
白取はやっと思い出したのかと笑い、仕事も好きな人もとられる気分はどうだと言った。
雀部は傷つけないでほしいと懇願する鵜藤に、白取はβにはできない分ちゃんと幸せにするといって去っていく。
白取の家を訪ねていた雀部。
勤めているクラブで番を一方的に解除された同僚を見て、見限られることに恐怖を感じた雀部はクラブを辞めると伝えた。
白取は嬉しいと笑うと、書斎を整理したことを雀部に言い、仕事の参考にしてと伝える。
すぐに書斎に向かった雀部は、本棚の中から異様に分厚いファイルを見つけた。
そこには、雀部の写真や調査書。
そして鵜藤をぬりつぶした状態の写真もでてくる。
後からやってきた白取に問い詰め、すべてを知った雀部。
そのまま雀部は、白取の家を飛び出して鵜藤に助けを求めた。
あの日、すれ違ってしまったふたり・・・
やっとのことで、お互いの気持ちを確かめ合うことができた。
けれど、白取と番となった雀部の身体は、鵜藤を受け入れない。
そんな身体をしてまで鵜藤を受け入れようとする雀部に、けじめをつけると白取の元へ向かう。
そしてこれからは雀部と生きていきたいと伝えた。
白取は昔から鵜藤が大嫌いだったといい、雀部との番を解消すると言った。
白取からの同意も得て、雀部は番を解消するために病院で検査をする。
一度番ったΩが番を解除するリスクについて説明を受ける雀部と鵜藤。
そして医者が言った言葉に、鵜藤は衝撃をうけて…!?

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狂い鳴くのは僕の番;β 3巻を読んだ感想
切なすぎるβとΩの物語ついに完結しました。
2巻が辛すぎる展開だっただけに、3巻を読むのが少し怖かったですが、表紙の幸せそうな雀部と鵜藤を見て読む決心がつきました。
そして気になる結末ですが、大丈夫です!!!
詳細は割愛しますが、ふたりは彼ららしい形で幸せになります。
3巻での白取が本当に、悪い男です(苦笑)。
雀部と番になり、親密なところを見せつけるあたり本当に嫌な奴。
そして雀部に近づいて、番となったのもすべて鵜藤に対するいやがらせだったことも判明します。
やっていることは酷いですが、白取にも事情はありました。
双子のΩ性である兄に恋をして、鵜藤が登壇したプロジェクトが白取自身で成功させれば兄をもらい受けるつもりだったのです。
結果、鵜藤が登壇し彼と兄は引き裂かれてしまいます。
その逆恨みに、雀部が巻き込まれてしまうんですね。
白取もまた少し性格が曲がっていますがバース性に囚われたひとりだったということです。
ですが、個人的には意外と白取を嫌いになれませんでした。
本作のテーマはβとΩの恋、そしてバース性という理を越えた先の物語が描かれています。
βという性で、好きな人もなにもかもを諦めてきた鵜藤。
Ωはαに番ってもらうことが一番の幸せだと思い込み、番になった雀部。
この作品では、Ωであり番を持たない人物が数人登場します。
それは高羽の父であったり、雀部の両親であったり。
それと同時に、番を持った人物たちも登場しましたよね。
もちろん前作の烏丸と高羽、そして白取の兄。
この作品では、番システムというものがどんなものなのかを深く考えさせられたように思います。
番がいるからと幸せになった人もいれば、本当に幸せだったのかという人もいますよ。
烏丸だって、高羽がαだから好きになったわけではありません。
烏丸は高羽自身を好きになったから、ふたりは結ばれたのです。
番がいなかった高羽の父だって、子供と孫に囲まれて幸せそうにみえました。
結局は、好きな人は自分たち自身の手でつかみ取るものだと思うのです。
そこに番システムやバース性なんてものは関係ありません。
雀部はあんなにも番うことが幸せだと思っていたのに、多大なリスクを伴っても番を解除することを選びました。
そして鵜藤と生きていくという選択をします。
医師から言われたリスク、それは長くは生きられないかもしれないというものでした。
反対する鵜藤に、雀部はそれでも鵜藤と生きたいと伝えるシーンは、号泣したくらい大好きな場面です。
誰よりも、きっと雀部よりもバース性に囚われてきた鵜藤が、心の底から一緒にいたいと願い幸せにしたいと思う相手ができて無印から見てきた私にとってはよかったなと思いました。
オメガバースの世界では、どうしてもαとΩがピックアップされがちです。
しかしこのβ編では、βがもしもΩやαを好きになってしまったらバース性の摂理を破ってでもその想いを貫けるかが描かれていました。
長い長い険しい道のりの中、鵜藤と雀部がだした幸せの形とは?
ぜひ本編で結末を堪能してくださいね!
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