ストーリー重視
同性カップルの切なさ
恋人の絆
感激
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
南月ゆう「ラブネスト2nd」上巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- 高クオリティーなBL漫画を心ゆくまで堪能したい人
- キャラクターの心理描写やストーリー性を重視して読みたい人
- あまあまと切なさをバランスよく楽しみたい人
- 感動するBLを読みたい人
- ドラマCD化されたBL人気作品を見たい人
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ラブネスト2nd『カップリング』
建築士(バツイチ)
×
システムエンジニア(ゲイ)
スーツ
オヤジ
ノンケ
ほだされ
男前
サラリーマン
スーツ
強気
健気
ゲイ
八重歯
大人のアダルトな恋愛模様を堪能できます
ラブネスト2nd『BLジャンル』
切ない
恋人同士
同居
コミカル
泣ける・感動
ラブネスト2nd 上巻【あらすじネタバレ】まとめ
前巻の感想は以下の記事から
根っからのゲイで、基本的にタチとして気楽な関係を楽しんできた主人公・穂積匡人。
それが今では、建築士・八島旭の事務所兼自宅のビルで、同棲生活を満喫している。
建築士の旭がリフォームしてくれた住居は、キッチンの高さもインテリアも、すべてが匡人の理想そのもの。
最新のホームベーカリーでパンを作ったりパスタを作ったりという平和な日々が、匡人は幸せで堪らない。
38歳の旭と30歳の匡人の性欲はなかなか噛み合わず、セックスの頻度は多くはなかったが、とにかく順調だった。
匡人はネコとしての経験が豊富とはいえないのに、感度が良すぎるのと旭が巧すぎるのとで、セックスのたびに翻弄されてしまう。
ところが匡人は、そのセックスの最中、旭のものが根元まで収まっていないという事実に気づく。
匡人の奥まで旭のものに埋め尽くされているにも関わらず…。
匡人は顔を赤らめながら、全部入れてほしい、とねだった。
いわゆる“結腸責め”というプレイを経験したことはなかったが、匡人は旭とならやってみようと思えたのだ。
その直後、旭は匡人の言葉に興奮したらしく、あっという間にイってしまった。
匡人は旭がそれほど興奮してくれたことが嬉しいやら恥ずかしいやらで、布団の中に潜り込む。
「おっさん相手に想像だけで暴発させるなんてすげえよお前」と、他人事のように言う旭と、拗ねる匡人。
ベッドの上でじゃれ合っていると、匡人の携帯に母親から電話が入る。
流れで、ここ数年は帰省していないことを伝えると、旭は「俺も一緒に行って恋人として挨拶しようか」と言う。
その場ではサラッと話を流した匡人だったが、数日後には「俺の友達にお前との関係話してもいいか」などと言い始める旭。
元ノンケだからか、旭は匡人との関係を隠そうという意識が希薄だ。
逆に、ゲイとして生きてきて嫌な思いもしたことがある匡人は、カミングアウトに消極的だった。
旭にも「俺たちの関係は秘密！」と口止めしたものの、今後もこんなことがずっと続くのかと思うと憂鬱に感じてしまう。
モヤモヤとした気持ちを抱える匡人に対し、なぜか旭も夜あまり眠れていない様子で…？
ついには、旭は不自然に家を空けるようになっていく。
旭の態度に違和感を覚えた匡人は、旭を尾行することにしたのだが…？！
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ラブネスト2nd 上巻を読んだ感想
『ラブネスト 2nd』は、『ラブネスト』上下巻の続編にあたります。
今作の受け・匡人はもともと、『チェンジワールド』『サヨナラゲーム』にイヤーなキャラとして登場していましたが、『ラブネスト』が発売されるやいなや、本編を上回る人気を博していますね(笑)。
前作『ラブネスト』では、匡人がイヤーなキャラになった経緯や、自分の行いを反省しまくって後悔しまくって、ボロボロに傷つきながらも旭との恋を成就させる過程がガッツリ描かれていました。
今回の『ラブネスト 2nd』は、攻め・旭の持ちビルでラブラブ同棲生活を送るところからスタートします。
前半は砂糖吐きそうなくらいに甘々なシーンが続いて、眼福モノでした！
自分が幸せになることを諦めて恋愛からも遠ざかっていたあの匡人が、こんな夢のような生活を送っているなんて！！
そして、そんな匡人を見守る旭の目が、めちゃくちゃ甘いんです。
愛おしいものを見つめるかのようなあたたかーい視線に、胸がほっこりしちゃいました。
さらには、前作でもちょこちょこ描かれていた 旭の巨根問題！！(爆)
「旭は立派なものを持ってるんだろうな…」と感じていた読者の方は多いのではないでしょうか？？www
作者・南月ゆうさんの作品といえば、見ていて胸が痛くなるようなストーリー展開・丁寧な心理描写が大きな特徴ですし、今作ももちろん泣けるくらいに切なくて、拍手したくなるような大団円を迎えるんですが・・・
個人的には、 旭の巨根や旭×匡人の結腸責めプレイも大きな見どころと感じています(笑)
さて、後回しになりましたが、今回のストーリーの要は、なんと言っても「カミングアウト」です。
旭はバツイチなんですが、男性不妊により元嫁に浮気されて、その傷を抱えたまま今に至っているんですよね。
ある日、第三者から「男同士なら気が楽だよね」「都合がいいよね」なんてことを言われて、旭は心のどこかで納得してしまって、罪悪感を覚えるんです。
旭はたしかに匡人から猛アタックされてほだされる形で付き合い始めたかもしれないけど、読者も匡人も、旭の愛情を疑ってなんかいないじゃないですか！
「匡人にベタぼれなのは見ててわかるよ！」って、全力で叫びたくなりました(笑)。
でもそこでぐるぐる悩んじゃうのが旭。
誠実過ぎるくらい誠実なのが旭なんです…！！
こういう繊細な心理描写に、見ていてゾクゾクさせられましたね。
一方の匡人はといえば、旭がそんなことに悩んでるなんて知りもせず、「最近旭疲れてるなー、薬膳スープつくってやろっかな！」なんて、的外れな心配をして、新妻のように甲斐甲斐しく世話を焼きます。
「今回は旭弱ってるシーン多いなぁ」と思いながら楽しく読んでたんですが、後半に差しかかると、匡人が口説かれているところに旭が救出しにくるという王道シーンがあり、ギャップにやられました＞＜！
無精髭を蓄えてること多数・トイレに新聞持ち込むシーンまで描かれているおっさん攻め・旭が！
びっちりスーツ着込んで匡人を抱き寄せ、「コイツ俺のだから」みたいなこと言うんですよ！！
これは卑怯…！！全腐女子が旭に惚れる！！
ということで、『ラブネスト 2nd』上巻はキャラクター性・ストーリー性・エロ度ともに文句なしの満足度でした。
未読の方はぜひ読んでみてくださいね！
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次巻の感想は以下の記事から
