ストーリー重視
同性カップルの切なさ
恋人の絆
感激
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
南月ゆう「ラブネスト2nd」下巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- 高クオリティーなBL漫画を心ゆくまで堪能したい人
- キャラクターの心理描写やストーリー性を重視して読みたい人
- あまあまと切なさをバランスよく楽しみたい人
- 感動するBLを読みたい人
- ドラマCD化されたBL人気作品を見たい人
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ラブネスト2nd『カップリング』
建築士(バツイチ)
×
システムエンジニア(ゲイ)
スーツ
オヤジ
ノンケ
ほだされ
男前
サラリーマン
スーツ
強気
健気
ゲイ
八重歯
大人のアダルトな恋愛模様を堪能できます
ラブネスト2nd『BLジャンル』
切ない
恋人同士
同居
コミカル
トラウマ
泣ける・感動
ラブネスト2nd 下巻【あらすじネタバレ】まとめ
前巻の感想は以下の記事から
正月を実家で過ごすことになった匡人は、恋人の旭を友人として母親に紹介する。
建築士でありながら、持ちビルを自らリフォームする程度に器用な旭は、匡人の実家を見て回り、手すりを手入れしたり電球を換えたりと働いた結果、あっという間に匡人の母に気に入られていた。
それでも、匡人は旭が恋人だということを、最後まで打ち明けられなかった。
ゲイであることを隠し続けてきた匡人にとって、カミングアウトすることはもちろん、母親に打ち明けるというのは高いハードルだった。
「何度でも一緒に来てやる」と言う旭に、「いつかカミングアウトしたい」と前向きな気持ちを伝える匡人。
年末年始の帰省をなんだかんだで楽しんだ2人だったが、休みが終われば早速、旭は仕事に追われ始める。
「仕事が終わったらみんな(『サヨナラゲーム』の有村×伊藤と一緒に)で旅行しよう」という旭との約束を励みに、匡人は寂しい一人寝に耐える日々。
そんな中で、旭が時折つらそうな顔をすることや、寝ているときにうなされていることに気づく匡人。
原因は仕事が忙しいことだけじゃないんだろうなと察しながらも、追求することはせず、黙って旭の仕事をサポートした。
しかしある日、旭が友人のナルと話しているのを聞いてしまう。
話の内容はさっぱりわからなかったが、旭が何かを抱えて悩んでいること、ナルはその悩みを理解していることは聞き取れた。
自分には話してくれないんだな、と寂しく感じる一方で、無理やり聞き出したって意味がないとも思う。
ただ、旭を楽にしてあげられるのが自分だったらいいなと願う匡人。
そうして迎えた旅行の日。
匡人は当初のアトラクション中心の予定を取りやめ、釣りや美術館鑑賞など、旭がリラックスできるようなスケジュールを組んだ。
バーベキューの準備や火起こしなど、体力を使う作業を率先して行う匡人。
そして旭は一人で釣りを続行していると、友人の有村から「匡人は旭さんと付き合うようになって変わった」と言われ、はにかむような笑みを浮かべる。
しかしその矢先、「匡人さんの誕生日に何してあげたんですか？先月誕生日でしたよね」と衝撃的な言葉を言われ、絶句してしまう。
匡人といえば、誕生日やクリスマスなどのイベント日を大切にする性格だ。
そんな匡人がなぜ誕生日を教えてくれなかったのか、と焦った旭は、慌てて匡人に駆け寄り…？！
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ラブネスト2nd 下巻を読んだ感想
BLCD化が決定した人気作、『ラブネスト 2nd』。
下巻は、上巻に引き続き「カミングアウト」がテーマになっています。
旭×匡人カップルの結びつきがより強くなっていくので、必見です！！
匡人は母親に「ゲイであること、旭と付き合っていることを打ち明けるかどうか」ということに悩みます。
旭は、心の奥底にしまい込んでいる不安を打ち明けるかどうかに悩みます。
今回、特に重点的に描かれているのは旭のほうですね。
バツイチの旭ですが、離婚原因は元嫁が浮気して子どもを作ったことにあります（前作『ラブネスト』にて描かれています）。
旭は口には出しませんが、心のどこかで子どもを作れない自分のことを、「欠陥がある」と卑下していて、「そんな自分が誰かを幸せになんてできるわけが…」なんてことまで考えてしまうんです。
そして現に、旭は元嫁と離婚することになったときもその事実を受け入れて「幸せになれよ」なんて言って送り出してるんですよね。
旭にはどこかで達観している部分があるというか、諦めが早いというか、必死にならないというか・・・そんな人生を送っていたんです。
しかし、そんな旭が初めて「絶対に手放したくない」「いなくなったらと考えるだけで気が狂いそうになる」存在が、匡人なんです！！
ご存知の通り旭はそんな胸の内をスルッと口にすることができる性格ではないので、なんやかんやとドタバタしてしまいます。
旭の胸中を知った匡人の言葉がこれまた素敵で、ああもう、この2人お似合い！！と叫びたくなりました！
ありきたりな言葉じゃなくて、匡人独特の表現で旭の気持ちを軽くさせるんですよ。
前作『ラブネスト』では匡人が10年来の失恋のトラウマを乗り越え、今作『ラブネスト 2nd』では旭がバツイチのトラウマを乗り越える、という壮大なシリーズ。
ストーリーの軸がしっかりしていて、さらに心理描写も丁寧なので、読み応えがすごいです。
まるで映画を見ているような気分になりました。
あとがきによれば、『サヨナラゲーム』から始まったこのシリーズはまだまだ続くようなので、そちらも楽しみにしたいと思います！
そして最後に、忘れてはならない今作の個人的なプチテーマ「結腸責め」。
旭の巨根は、根元まで匡人の中に収まるのか？！(笑)
もちろん収まります！！
最後の最後に匡人はトロットロになっちゃうし、攻めの旭も思わず喘ぐ展開に！！
作者・南月ゆう先生の描く作品は、ストーリー性・心理描写に定評があるんですが、セックスの表現もその延長線上にあるんです。
直接的なエロというよりも、「愛し合っている」という表現がしっくりくるセックス描写なんですね。
今回も「結腸責めプレイを楽しむ」というより、「旭と深く繋がりたい」っていう匡人の気持ちが前面に出ていて、きゅんきゅんしちゃいました。
イキっぱなしになっちゃって混乱状態になる匡人がめっちゃかわいいので、ぜひチェックしてみてくださいね！
総ページ数は、下巻だけで250ページ超えという大容量な一冊です！
エロで締めくくってしまいましたが(笑)、本編はとても壮大で感動必至の大団円なので、ぜひみなさんも読んでみてください
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