BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
束原さき「まことしやかに舞う花は」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
すれ違いが切ないけど、最後はきちんとハッピーエンドの作品を読みたい人
耽美溢れるセンシティブな雰囲気のある作品を読みたい人
繊細で綺麗な世界観の作品を読みたい人
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まことしやかに舞う花は『カップリング』
留学帰りの御曹司 × 踊り手
まことしやかに舞う花は『BLジャンル』
再会
男前攻め
穏やか攻め
執着攻め
健気受け
美人受け
切ない
すれ違い
感動
両片思い
エロ少なめ
耽美
身分差
時代もの
切なくて泣けます!
まことしやかに舞う花は【あらすじネタバレ】まとめ
昭和十六年。
ドイツからの留学帰りの御曹司・倉本颯太朗には、ずっと気がかりだったことがあった。
それは子どもの頃、幼なじみで踊り手の春臣に「お前の踊りなんか嫌いだ」と言ってしまったこと。
颯太朗は本当は春の踊りが大好きだったし、春のことをずっと可愛いと思っていた。
颯太朗は賛辞の言葉と一緒に、春にかんざしを贈ったのだが、その翌日春が結えるほどにあった髪を短く切り、贈ったかんざしをつけることは一度もなかった。
春に拒絶されているように感じた颯太朗は、思わず春に「お前の踊りなんか嫌いだ」と言ってしまったのだ。
あの時のことを謝ろうと、颯太朗は春に近づくために春がお座敷に上がる料亭で働くことにした。
“市村”という偽名を使い、簡単に変装をして料亭で働く颯太朗。
そこで偶然、颯太朗は春が女形の舞をしている場面に遭遇をした。
今ではほとんど女形を踊らない春の貴重なお座敷。
相変わらずの春の美しい舞に、颯太朗は一瞬で春の虜になった。
お座敷後、帰宅の途につく春。
春に見とれていた颯太朗は、思わず春の着ている着物の裾を踏んでしまう。
春は振り返り颯太朗を眺める。
颯太朗は自分の正体がバレると思ったが、春は気づいていないようで!?
それから颯太朗は、料亭の玄関前の掃除をするたびに、料亭の前を通る春に挨拶をするようになった。
そして少しずつ日常会話も交わすようになるのだが!?
好きな人と結ばれることが難しかった時代。
必死に恋心を隠す、幼なじみ再会・恋愛譚。
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まことしやかに舞う花はを読んだ感想
時代ものBLは多く見かけますが、戦時中のBLほど切ない作品はないですね〜><。
身分差・許婚との結婚・空襲・出兵など、切ない要素がふんだんに盛り込まれているのが本作『まことしやかに舞う花は』です。
お互いがお互いのことを好きなのに、時代が2人が結ばれることを許してくれない。
さらには、攻めの颯太朗が出兵してしまうという悲しい現実にも直面・・・。
もう、涙なしには見られない展開が目白押しでした!!!><。
ネタバレになってしまうのですが、最終的にはハッピーエンドを迎えるので、バッドエンドが苦手という人でも安心して読めると思います。
ただ、そこに行き着くまでの過程が切なすぎて、一本の映画を見ているような怒涛な展開でした。
また、作者・束原さき先生の描かれる絵のタッチがとても繊細で、儚くも哀愁漂う雰囲気をさらに醸し出していて、作品の世界観にグッと引き込んでくれました。
作中で、特に私が一番印象に残ったシーンは、颯太朗と春が子供の頃一緒に遊んだ別荘に再び訪れ2人だけの時間を過ごすシーンです。
2人だけの時間がゆっくり流れていくのですが、現実は残酷で、颯太朗は家のための婚約を控えています。
しかし颯太朗の気持ちは、ずーっと前から春のことが好きなのです。
別荘で2人きりの時間を心ゆくまで満喫している2人なのですが、背景にはなんとも言えない切なさともどかしさがあったのです。
「時間よ!止まってくれ!」と願わずにはいられない、とても印象的なシーンでした。
そして、春も春で颯太朗のことが好きなんです。
2人はお互いに空気感でそのことを悟りあっているのでしょうか・・・。
そんな艶っぽい雰囲気も2人の間に出ていましたが、表面上はお互いに気持ちを伝え合わずに、そのまま時間が過ぎ、颯太朗は婚約者と縁談を進めます。
あぁ、切な過ぎます・・・><。
それでもやっぱり颯太朗は春のことが忘れられません。
春の住まい近くで空襲があったと聞くと、一目散に春の様子を見に行ったりします。
お互いがお互いのことをこんなに大切に想いあっているのに、なんで想いは通じ合わないのでしょうか・・・><。
さらには、颯太朗は出兵を命じられて戦地に赴くこととなります。
終戦後もなかなか本国に帰ってこない颯太朗のことを、春はひたすら健気に待ち続けます。
もう泣けない理由が見つからないくらいに、切なくて胸が引きちぎられそうなシーンが目白押しでした。
先ほども申した通り、最後はきちんとハッピーエンドです。
戦地から無事颯太朗は帰ってくるのですが、その時に2人の再会シーンもまた感動的で、どんだけ涙が出るんだよと思うくらいに涙が止まりませんでした。
時代ものならではの切なさや、身分差や世間体の障害を乗り越えながら成長していく颯太朗と春の姿は必見!
きっとみなさんも心を打たれるはずです。
すれ違いが切ないけど、最後はきちんとハッピーエンドの作品を読みたい人
耽美溢れるセンシティブな雰囲気のある作品を読みたい人
繊細で綺麗な世界観の作品を読みたい人
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