男前攻め

ミスターグラビア/サガミワカ(ネタバレ・感想)恋愛上級者な攻め属性同士の恋の駆け引きはどハマり間違いなし!

ライラ
ライラ
こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!

サガミワカ「ミスターグラビア」のネタバレ込みの感想をご紹介します。

このBLをおすすめできる人

あまあまと切なさをバランスよく楽しみたい人
ドタバタな展開にドキドキしたい人
男同士ならではの切ない展開が好きな人
イケメン同士の絡みの萌えまくりたい人

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当記事はネタバレ込みの内容になっているので、ご注意ください!

 

ミスターグラビア『カップリング』

カメラマン × 編集者

ライラ
ライラ
業界・職業ものBLです!

 

ミスターグラビア『BLジャンル』

職業もの
執着攻め
男前攻め
強気攻め
ノンケ受け
強気受け
メガネ受け
ゲイ
あまあま
攻め×攻め

ライラ
ライラ
攻め×攻め属性が強く、攻め・受け共に男前です!

 

ミスターグラビア【あらすじネタバレ】まとめ

主人公・玉城は雑誌の編集として働いている。
この日は、超人気カメラマンの五百蔵との初仕事だった。

向こう半年間は続く長期企画なので、少しでもスムーズに仕事を進めて印象を良くしておきたい。
なのに、グラビアモデルの女性が「五百蔵さんがかっこいいから緊張して無理」と言い出して撮影がストップしてしまう。

 

玉城は、五百蔵との大事な初仕事なのに今後の関係が悪くなったらどうしてくれるんだと内心焦りまくっていた。
無論態度には出さずに笑顔を振りまき続けたが、撮影再開の兆しは見えてこない。

 

そこで状況を見かねた五百蔵が、モデルに服を着るように指示。

「ちょっとデートに」と言って、二人だけでその場から出て行ってしまう。
まるで皇子様のような振る舞いに、玉城は唖然とした。

しかし五百蔵のアシスタントの子は「20分くらいで戻ってくるし、五百蔵さんは女の子に絶対手を出さない」と、落ち着いている。

よくあることのようだった。
その言葉通り五百蔵たちはすぐ戻ってきたし、モデルの顔も見違えるように明るくなっていた。

撮影は滞りなく進み、想像以上に良いものが撮れて終わった。

 

解散という時になって、五百蔵はモデルからお誘いを受けていたが「玉城さん、構成のことで相談があるんですけど」と言って玉城をダシにして拒否。

物腰は柔らかいのに、結構イイ性格をしているようだった。

 

しかし数日後には、本当に五百蔵から構成のことで相談を受ける。
五百蔵の個人事務所で2人っきりで話をしていると、五百蔵は突然玉城にレンズを向けてきた。

横顔がかっこいいとか、髪の色がいいとか色々褒めながら、しきりにシャッターを切ってくる。

顔が熱くなってきて、何かが煽られるような感覚がした。
だんだんドキドキしてきて、息も荒れて、いつの間にか玉城は勃起していた。

 

2人っきりの空間で被写体にされていてバレないわけがないので、玉城は開き直って「スゲームラムラします」と白状。
すると、五百蔵も同じだという。

下半身を見ると、わずかに膨らんでいるのが分かった。
続けざまにゲイであることをカミングアウトされ、玉城は衝動に突き動かされた。

五百蔵の身体を壁に押しつけて、濃厚なキスをしてしまう。
五百蔵のことをめちゃくちゃに暴きたくてたまらなくて、こんな感覚になるのは初めてだった。

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ミスターグラビアを読んだ感想

玉城と五百蔵は2人並んで立っているだけで「絵になるよねー」と言われるくらいイケメンです。

玉城はフェミニストな感じで、五百蔵も人当たりが良い。
2人とも仕事が出来るし、人間関係においても本音と建て前を使い分けて波風を立てずに生きていく、大人の男です。

だけど玉城は、五百蔵のことを同世代の優秀なカメラマンということで随分前から意識していました。
玉城はゲイではないのでもちろん変な意味ではなくて、ライバル心に近い感情でした。

 

なのにあれよあれよという間に、五百蔵のことが気になり始めて、五百蔵がゲイだと分かるとオオカミのように襲いかかってしまいます。

向こう半年間は一緒に仕事をすると決まっている相手なのだから、ビジネスライクに当たり障りなく接するべきだということは分かっていたけれど、それでも止められないくらいの強い衝動。

数日経ってもその熱は一向に冷めなくて、五百蔵が「あの日のキスはなかったことに」と言うのも聞かずにまたキスをしてしまうんです。

 

ゲイの五百蔵と、ノンケの玉城の温度差を主軸に進んでいくので、シリアスな部分もあるんですけど、玉城のノリの良さと衝動任せな性格のおかげでテンポ良く展開していきます!

あらすじの通り、玉城は明確に「五百蔵好き!」という感情があるわけではなく、なんとなく惹かれているだけなんです。

そのノリのまま五百蔵と身体の関係を持とうとするんだけど、五百蔵からすれば軽々しいものにしか見えなくて、抵抗を示す…という展開なんですけど、ここからが予想外!

なんやかんやでヤる雰囲気になり、五百蔵は玉城のことを押し倒し返します!

玉城「俺あんたのこと抱きたい」
五百蔵「抱かれるのは?メチャクチャにしたくなるんだけど」
という、イケメン二人が襲い合うオイシイ状況に!

 

この2人、どっちも攻めに見えるし、どっちも受けに見えるんですよ。

読んでいて本当に不思議。
シーンによって、見え方が本当に変わります。

受けが良い意味で受けっぽくないので、攻め×攻めっぽい雰囲気も楽しめます。
リバでもいいんじゃないかなー、リバ見たかったなーと思ってしまいました!

 

2人とも日常的にさらっとお互いを口説くようなことをいうので、恋愛経験値高いんだろうな、という感じがしました。

その恋の駆け引きから感じられる大人の雰囲気に、読んでいてドキドキします。

エッチシーンもザ・男同士という感じで、男らしい身体付きとか喘ぎ声がとてもセクシーでした!

 

カメラマンと編集者の恋なので、芸能人と接する機会も多くて、パパラッチされて2人の間に亀裂が入ったり、ゲイとノンケならではのすれ違いがあって別れの危機に瀕したり、ハラハラしながら楽しめます!

イケメン二人のいちゃいちゃが眼福ものなので、冒頭でモブキャラが絵になるとか言ってましたが、その通り!

ライラ
ライラ
とっても目の保養になる一冊でした!
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