BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
三田六十「俺はニーチャ」1巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
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俺はニーチャ『カップリング』
風俗店店長 × 男子高校生
俺はニーチャ『BLジャンル』
制服
年の差
健気受け
クール攻め
ほのぼの
あまあま
ラブコメ
純愛
俺はニーチャ【あらすじネタバレ】まとめ
主人公・原希は5人の弟妹の世話に追われていて、家族からも友達からも「ニーチャ」と呼ばれている。
放課後は遊びに行くこともなく、安売りのスーパーを探して家事を熟す毎日。
必死に日々を生きていたが、ある日スリにあって全財産の5万円と、妹が刺繍してくれた財布を失ったことで、感情が爆発。
その場に居合わせた安達亮平相手に、大泣きしてしまう。
「ニーチャってなんだよ、俺にだって希って名前があるのにっ!!」
色々言いたいことはあったけれど、胸に浮かんだのは、誰も俺の名前を読んでくれないという虚しい感情ただひとつだった。
安達は突然八つ当たりされたことで狼狽していたが、希の名を読んで、5万円を差し出してきた。
そして二度と来るなと言った。
希は慌てて夕飯の買い物をして帰宅。
しかし玄関を開けても、普段なら喧しく駆け寄ってくる弟たちは一向に現れない。
キッチンに向かうと、珍しく母親が居て、晩ごはんを作ってくれていた。
ここでまた、希は虚しさに襲われることになる。
自分はニーチャで、母親の代わりで、自分が居なくてもいいみたいだ、と。
「母ちゃん」の代わりの「兄ちゃん」じゃなくて、「俺」を求めて、「俺」を呼んでくれる人がいたらいいのに。
希の名を呼んでくれたのは、安達だけだった。
安達にまた、名前を呼んで欲しい。
その一心で、希は安達の店を訪れる。
「5万円分バイトする」と伝えるが、ここは風俗店。
高校生は雇えないと一度は却下されるが、安達の部下が人手不足を訴えたことで、なんとか採用。
バイト初日には覚えることがたくさんあったが、一番嫌だったのは、身バレ防止として「スズキくん」という偽名が与えられたこと。
そして「お前には期待してない。最近の若い奴はバイトだからってすぐ辞めるから」と言われたこと。
安達は、あの5万円が生活費だということを知らない。
だから気楽な高校生の遊び代とでも思われたのかもしれなかった。
希は内心ムカついていたけれど、そっと諦めることにした。
もう誰かの代わりが嫌だとか、名前を呼んで欲しいとか思うのをやめよう。
5万円分だけはちゃんと働いて、元の生活に戻ろう、と。
そんな矢先、タオルの補充をしていた希は、キャストの女の子に見つかってしまう。
初心ですぐに赤面してしまう希は女の子に弄り倒されていて、安達から救出された。
安達は「俺たちこういうことだから、あんまいじめないでやって」と言って、希の唇にキス。
おかげで女の子たちからは解放されたが、希はあっけなく奪われてしまったファーストキスに、涙を流した。
2人っきりのスタッフルームでも、泣き続ける。
そこで安達から投げ渡されたのは、スられてしまった財布。
「金は入ってなかった。お前のこと、遊ぶ金ほしさのただのガキだと思ってた。誤解しててごめんな」
安達の言葉を受けて、希の胸は高鳴り始める。
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俺はニーチャを読んだ感想
希が喜怒哀楽の表現豊かで、名前を呼ばれるだけで踊りだしそうなほどニッコニコになる姿がとても可愛いです。
女の子っぽかったり、いかにも受けっぽい感じの可愛さじゃなくて、希はちゃんと“高校生の男の子”です。
安達は大人の男で、余裕があってぶっきら棒で、だけど根っこの部分は優しい人です。
希がスリにあった時点では「財布は捨てられてるだろうな、諦めろ」って言ったくせに、数日後には財布を発見してきてくれるんですよ。
そんな事されたら、希みたいな純朴少年が恋に落ちないはずがない!!
ということで、希は自然と安達に恋をして、一緒に仕事をする中で、少しずつ安達も希のことを気になり始めていきます。
出会ってから惹かれ合っていく過程を、丁寧すぎるほど丁寧に描かれた一冊です。
中でも特に印象に残っているのは、バイト中に希の弟の入院が決まるシーンです。
安達が付き添ってきてくれたので、希は弟たちの世話を任せてお医者さんの説明を聞きに行きます。
その間に安達はあっちからこっちから話しかけられてパニックになり、希の苦労を推し量るんです。
そしてその後、安達は希のことを褒めます。
するとなにかの糸が切れたかのように、希はぽつりぽつりと不安を吐露するんです。
「たまにつかれちゃう」「家族が好き、だからいい子でいたい」「だけど、自分が自分じゃなくなってく気がするんだ」
希が「希」って呼んで欲しい、と訴え続けていたのはこういう気持ちゆえなのかーと、見ていて切なくなりました。
希は安達にちょっとだけ甘えて、だけど変わらずがんばり屋さんで居続けます。
安達が「ムチムチな人が好き」と言えば、ムチムチになろうとして菓子パンやお菓子を食べまくる素直さがあります。
まるで恋する乙女のようで、あほかわいいです。
エロは少なめですが、愛に溢れています。
作者の三田六十さんは今作が初コミックスだそうです。
そうとは思えないくらい自然なストーリー展開で、見ていて胸がきゅんとしました。
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