BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
ナツメグリ「俺と彼氏の恋の果て」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
感動する・ボロボロ泣けるBL漫画として定評のある作品を読みたい人
恋愛を通して人が成長していく様を見たい人
男同士の恋愛について向き合った話を見たい人
ドラマCD化されたBL人気作品を見たい人
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俺と上司の恋の話『カップリング』
部下 × 上司
俺と上司の恋の話『BLジャンル』
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俺と彼氏の恋の果て【あらすじネタバレ】まとめ
1・2巻感想は以下の記事から
高梨と徳永は付き合って1年と少しが経った。
高梨は徳永の家に転がり込み、同棲生活もスタート。
男2人の生活に部屋が手狭になったので、新しく部屋を借りることにも。
順風満帆なはずだったが、高梨に3ヶ月間の支社への転勤辞令が出た。
絶賛遠距離恋愛中の2人。
短期間とはいえ、気軽には会えない距離なので寂しさを拭えない。
高梨は転勤先で初めての、部下ができた。
その部下は「宝来さん」という女性で、なにかと会社を早引けしている。
会社の他の社員も、彼女の勤務態度に困っていたようだ。
ところが彼女には理由があった。
シングルマザーで一人で子育てをしていたからだ。
子供が体調を崩していたので、ことあるごとに会社を早引けしていたのだ。
その事実を知った高梨は、宝来をフォローするようになった。
宝来も高梨のことが気になるようになり、さらには息子の光太郎も高梨にえらく懐いてしまった。
徳永は実家を訪れ、自分がゲイであることをカミングアウトした。
それでも我が子のことを想う両親に対して次第に申し訳ない気分が芽生えてくる。
「なにも残してやれない」と。
感情がぐちゃぐちゃで頭の整理がつかない徳永は、とにかく高梨に会いたかった。
早く高梨の顔を見て安心したい一心で、電車に飛び乗った！
しかし、待ち合わせ先に高梨と一緒にいたのは、たまたま居合わせた宝来と息子の光太郎。
徳永はその光景が目に焼き付いて離れなかった。
自分と高梨では子供はできない。
高梨の本来あるべき未来を潰しているのではないかと。
本当だったら生まれるべき子供の命を、消してしまっているのではないかと。
いてもたってもいられなくなった徳永は、その場から立ち去ってしまい、後日高梨に電話で今の心情をぶつける。
このまま別れ話になりそうだったので、会って話そうと徳永に約束をする高梨。
日にちを決めてきちんと会って話すことにした2人。
しかし、約束の日に高梨が現れることはなかった。
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俺と彼氏の恋の果てを読んだ感想
俺と上司の恋の話シリーズ、感動の完結編です！
2巻でもボロボロ泣いてしまいましたが、3巻でもここぞとばかりに泣いてしまいました＞＜。
2巻は心温まるジーンとくる感動ストーリーといった感じでしたが、3巻ではさらに「すれ違い」要素も加わり、胸がえぐられるくらい切ないシーンもあり、さらに拍車をかけて泣いてしまいました（笑）。
もちろん切ない要素だけではありません。
最後には胸をえぐられるほどの辛い気持ちを浄化するように、温かい気持ちがいっぱい溢れる感動ストーリーが待ち受けています。
3巻は本当に怒涛の展開です。
中盤以降は終始涙腺が崩壊するので、覚悟して読んでくださいね！（笑）
遠距離恋愛になった高梨と徳永は、激しくすれ違うようになります。
そして家族のこと、そして男同士の恋愛のその先について考えるようになります。
そう。本作はBL漫画でも数少ない男同士の恋愛のその先についてリアルに描き切った名作なのです！
2人が結ばれてハッピーエンドという作品は数多く存在しますが、ここまで男同士の恋愛について真剣に向き合った話もなかなかないのではないでしょうか。
これで泣けない展開なんてあるはずはありません！
そして3巻でも、古谷さんはいい働きをします。
古谷さんの言うセリフに、私はいちいちウルっときてしまいました。
高梨に捨てられたと勘違いした徳永は、かなり落ち込みます。（←実際は徳永の早とちりで、捨てられてはいないのですが・・・）
徳永をこっぴどく捨てたのに、再びノコノコと徳永の前に現れる高梨のことを真剣な面持ちで対峙します。
古谷は徳永のことを本当の息子のように可愛がっていたことが、手に取るように見えて感動しました。
そんな古谷にも臆せずに真剣に向き合う高梨の姿が痺れるくらいかっこいい！！！
「かなり男前に成長したな〜」と、1巻から見守っている一腐女子としてはとても嬉しく胸キュンしました。
後日談として、高梨は徳永の本当の両親に挨拶にも行くのですが、徳永の父親の方が優しいと感じたくらい、古谷は迫力があったようです（笑）。
恋愛要素だけではない、家族愛、無償の愛、人間愛を強く感じることができ、感動して泣けるBL名作として名高いことが納得の1冊でした。
ぜひ1巻から3巻まで通して読んでみてくださいね！
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