リスタートはおなかをすかせて/ココミ(ネタバレ・感想)男同士の恋愛その後のストーリーに温かい涙が溢れてきた＞＜！

ライラ

こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！

ココミ「リスタートはおなかをすかせて」のネタバレ込みの感想をご紹介します。

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リスタートはおなかをすかせて『カップリング』

ライラ

年齢は同い年のカップリングです！

リスタートはおなかをすかせて『BLジャンル』

ライラ

ほっこりゆる〜い雰囲気が漂う田舎BLに癒されてください！

リスタートはおなかをすかせて【あらすじネタバレ】まとめ

1巻の感想は以下の記事から

リスタートはただいまのあとで/ココミ(ネタバレ・感想)おっとり方言男子×ツンデレつり目のほっこりほのぼの癒しの田舎BL ココミ「リスタートはただいまのあとで」のネタバレ込みの感想をご紹介します。 ...

田舎から上京し長年東京で働いていた狐塚光臣は、仕事がクビになり地元に帰郷。

そこで光臣は、熊井大和という男と出会った。

大和は、光臣の近所に住むおじいさんの家に養子として迎えられていた。

光臣がいつもそばで笑っていてくれる大和のことを好きになるのに、時間はかからなかった。

紆余曲折を経て2人は付き合うことになり、それから4年の月日が流れていた。

現在も光臣と大和は、仲良くやっている。

光臣や大和の両家族はもちろん、小さい田舎なので、光臣と大和が同性同士の恋人だということは周囲にも薄々バレていた。

幸いにも光臣と大和親族は、同性愛に理解がある家庭だったので、お互いのパートナーのことをとても尊重してくれる。

今現在なにも不満のない関係なのだが、法的に結婚できるわけでもない、家族になれるわけでもないこの関係に、光臣は「カタチ」が欲しかった。

そこで光臣は、「パートナーシップ制度」のことを大和に持ちかけるのだが、大和は乗り気ではないようで！？

俺たちって友達？恋人？それとも？

この関係に名前を・・・。

二人なりの幸せのカタチを探す待望の続編『リスタートはおなかをすかせて』が登場！

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リスタートはおなかをすかせてを読んだ感想

ほんわかほのぼの田舎BLの第2弾！

前巻で無事に恋人同士となった光臣と大和の、その後のストーリーが描かれています。

同性カップルである光臣と大和は、今のままでも十分幸せなんですが、結婚できるわけでもない、家族になれるわけでもない・・・不確かな未来に漠然とした不安を覚えます。

特に光臣は、大和以上に将来のことを真剣に考えているようで、「パートナーシップ制度」を利用しようと考えます。

パートナーシップに法的効力はないのですが、名目上は同性同士の結婚に値するものであり、パートナーシップを結ぶことで、形の見えない関係から形の見える関係になれる・・・

ある意味「安心」を得ることができるんですね。

ところが大和は、パートナーシップの話を光臣から持ちかけられた時に、流してしまいます。

「意味あるの？今と何か変わるの？」
「今のままでも十分幸せ」

と・・・。

大和まさかの反応にショックを受ける光臣なんですが、やはり生まれてすぐに孤児になった大和は、家族になることの不安が普通の人以上に強いのです。

「また捨てられるんじゃないか」といった不安も、いまだに心の底に居座っているのです。

そこから、大和の心の成長が描かれます。

人を好きになること・・・
自分の気持ちを大切にすること・・・
そして、家族というあり方は「多様性」に富んでいること・・・

光臣からパートナーシップを持ちかけられたことがきっかけで、大和は真剣にこれからの人生・・・そして、これから光臣と一緒に歩んでいく人生を考えるのです。

この辺の心理描写の変化や、大和が成長していく姿は必見で、切ないんだけど段々と心がポカポカ熱くなっていくのを感じました。

私も気がつけば、目頭が熱くなり、ホロっと温かい涙がこぼれました。

同性愛者のその後のストーリーは、男同士の恋愛を描く「BL」だからこその醍醐味であり、BLを読んで感動するひとつの魅力だとも思います。

また、本作に登場する人物は、家族・友人含め、割と同性愛に理解を示す人も多いので、読んでいて心が温かくなるシーンもたくさんありました。

登場人物みんないい人！

あぁ〜、なんて尊いお話なんだろと、心底感じました。

ライラ

前巻に引き続き、読んでいて心が洗われていくような、素晴らしいストーリーでした！

なお、本作は人気作品のため2020年に実写映画化もされました。

どこか懐かしい雰囲気が漂う本作は、心理描写を重視した作品を読みたい人には120%おすすめできるなので、是非みなさんも一度お手にとって読んでみてくださいね！

ライラ

電子書籍では試し読みができるので、気になる方はチェックしてみてください！

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