BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
左藤さなゆき「ロマンチック・ラメント」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- ドラマチックなオメガバースBLを読みたい人
- ドキドキハラハラするBLを読みたい人
- 包容力抜群で男前すぎる攻めに胸キュンしたい人
- ストーリー・心理描写を重視した作品を読みたい人

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ロマンチック・ラメント『カップリング』
大学生
×
大学生
大学生
男前
硬派
一途
黒髪
大学生
健気
不憫
ほだされ
ロマンチック・ラメント『BLジャンル』
ラブコメ
ドキドキハラハラ
あまあま
切ない
感動
ロマンチック・ラメント【あらすじネタバレ】まとめ
この漫画はオメガバース作品です。
オメガバースとは?
BL界で確立されたジャンルのひとつ。
男女の性別の他に、「α(アルファ)」「β(ベータ)」「Ω(オメガ)」という3つに分類され、性別とはまた別の性が存在する物語上の設定。
- α・・・容姿端麗・頭脳明晰で、社会的地位の高い人たちのほとんどがα。立ち回り的に「攻め」になることがほとんど
- β・・・人口の割合で一番多く、一般的な人種
- Ω・・・繁殖能力に非常に長けた人種。社会的地位が低い。男性でも妊娠可能で、立ち回り的に「受け」になることがほとんど
Ωの旭は、過去の経験からαが嫌い。
クラブでαからナンパされるも「βからの誘いだったら乗ったのに」と、αからの誘いは絶対に乗らなかった。
トイレに行くことにした旭は、途中で元カレ・誠臣と遭遇する。
誠臣は旭のα嫌いの原因になった男でもある。
誠臣は女からしつこいナンパをされていたようで、「あんたよりこっちの方が好みだ」と、旭の肩を掴んだ。
女は怒ってその場から立ち去った。
旭は誠臣にまた会えたことが嬉しかった。
嬉しいついでに誠臣に抱きついたのだが、お酒を飲みすぎたせいでその場で嘔吐してしまった。
誠臣に介抱され、旭はホテルに行くことになった。
翌朝旭が目を覚ましたら、明らかに男とセックスした後の痕跡がたくさん残っていた。
男がαだということは分かるのだが、お酒のせいで昨夜の出来事を旭はまったく覚えていない。
気まずさを覚えた旭は、男がシャワーを浴びている隙に逃げた。
二日酔いのまま大学に行く旭。
すると旭を訪ねて一人の男がやってきた。
伴煌臣といって大学の先輩なのだが、旭の元カレ誠臣と顔がそっくりだった。
旭は、昨夜大暴走した旭の失態を煌臣から聞いた。
続けて煌臣は「俺、誠臣じゃねぇから」と言う。
詳しく話を聞くと、煌臣と誠臣は一卵性の双子だという!
旭が誠臣と過去に付き合っていたことをすでに見抜いている煌臣は、突然「俺と付き合ってくれない?」と旭に提案してきて!?

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ロマンチック・ラメントを読んだ感想
なるほど、オメガバースはこういった解釈もありなのね…。
今までたくさんのオメガバースBLを読んできた私ですが、本作を読んで「運命の番」の盲点を突かれた気分でした。
オメガバースはあくまでも創作なので、現実にはない世界観です。
中でもαとΩが激しく惹かれ合う「運命の番」について描かれている作品は多く、現実ではあり得ないドラマチックな展開に、ドキドキする方も多いのではないでしょうか。(もちろん私もその一人です。)
本作は、運命の番に出会うも「本能」ではなく「心」でパートナーを選ぶ様が描かれています。
オメガバースは「運命」ばかりにフィーチャーされがちですが、本来恋愛とは“心”で育むものです。
本能や運命以前に、心がなければ何の意味もないことを、煌臣×旭カップルを見て気づかされました。
運命の番に出会うと、理性が吹っ飛ぶほど本能レベルで惹かれ合うといいます。
旭(Ω)には、将来を誓い合った恋人(α)の誠臣がいたのですが、まさに自分の目の前で誠臣は運命の番に出会ってしまいます。
(誠臣の運命の番は旭の幼なじみだったという、何とも可哀想すぎる展開になります><!)
今まで2人が築いてきた絆はなんだったの?と思えるくらいに、あっけなく誠臣は旭を捨て、運命の番との人生を選びます。
それくらい、運命の番の引力は凄まじいものなのです。
旭はその出来事がトラウマになっているんです。
だからαとの恋は絶対しないと決めます。
そんな旭の前に現れたのが、煌臣。
煌臣は、元カレ誠臣と顔がそっくり。
それもそのはずで、煌臣と誠臣は一卵性の双子だからです。
煌臣のアプローチを受けた旭は、誠臣との過去を乗り越え、煌臣と新しい恋をする勇気を持てるようになるのですが、ここにきてまた事件が起きます。
誠臣と煌臣は一卵性の双子なので遺伝子も近いということで、誠臣の番にも煌臣はラットを起こしてしまうのです。
要は、そのΩの子は雅臣と誠臣両方の運命の番だったということです。
旭が可哀想すぎる!!!
またしても恋人を目の前で失ってしまうの!?とピンチな展開を迎えますが、煌臣は耐えます。
運命に…本能に気持ちを持って行かれないように、旭と番になるために煌臣は耐えます。
お互いの性格や人となりを知らない段階で恋に落ちてしまう運命の番は、情熱的でドラマチックである反面、
「心」がついてきていないことに私は多少なり違和感を感じながらオメガバースの世界観を楽しんでいました。
確かに、理屈抜きで強烈に惹かれ合うのが運命の番だと思うのですが、「運命だから」という言葉だけで愛や恋を片付けて良いのかな?とも思ってしまいます。
恋愛漫画を読む上で、お互いに対してどのような心の動きがあって、どのように思って合っているのか…という気持ちを追いながら読むことは、とても重要ですよね。
オメガバースの「運命の番」に関しては、その部分が抜けてるな〜と薄々感じていたのです。
だから本作を読んで「私はこれを言いたかったんだ〜」と、今までモヤモヤしていた答えにたどり着いた気分になりました。
煌臣は、初対面で人となりも何も知らない運命の相手よりも、一歩ずつ歩み寄りながら惹かれていき、恋に落ちた相手・旭を選びます。
運命に逆らう、男前すぎる煌臣の姿に本当に感動しました!
「運命」よりも自分の「心」で選んだ旭の方が大事だみたいなことを煌臣は言うのですが、私の涙腺は大崩壊しました><!
上部だけのチープな口説き文句ではなく、煌臣の魂から溢れ出るような熱い気持ちと誠意が伝わってきて、読んでるこちらも心震わされる気分でした。
運命の番に振り回される旭が不憫&ドキドキハラハラする展開が目白押しですが、運命の番よりもよっぽど「運命的」でドラマチックな展開に涙しますよ。
今までのオメガバースの常識を覆すような作品に心打たれたい人は、ぜひ読んでみてくださいね!
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次巻の感想は以下の記事から
