BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
五月女えむ「サハラの黒鷲」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- ストーリー重視な人
- 露骨にエロい作品を読みたい人
- ドタバタな展開にドキドキしたい人
- ドラマCD化されたBL人気作品を見たい人
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サハラの黒鷲『カップリング』
雇われ調教師
×
奴隷集落の主
執着
男前
強気
男前
長髪
褐色肌
サハラの黒鷲『BLジャンル』
異国
エロ多め
無理やり
奴隷
体だけの関係
調教
シリアス
褐色肌
サハラの黒鷲【あらすじネタバレ】まとめ
主人公・ロキは通称黒鷲と呼ばれる、奴隷集落の主人。
男娼と間違われることも多い黒髪美人。
しかし腕っ節は強く、狙われる身の上を考えて幼いころから訓練を重ね、あらゆる毒・薬に対して耐性を持っている。
ある日、ロキの集落は攻め込まれ、商品である奴隷達を人質に取られてしまう。
ロキにとって、奴隷達は家族のような存在でもあった。
表だって優しくすることはなかったし、ミスがあれば叱り飛ばしたし、メシを抜きにすることもあった。
けれどそれは、奴隷達に手に職をつけて欲しいという一心でやっていたこと。
男娼として仕事をしている商品たちには、字を学ばせたかったし本も勉強させたかった。
何かの拍子に見た目を損なっても、捨てられてしまうことがないように、何らかの思い入れを持ってもらえるようにしてやりたかった。
ロキなりのやり方で、奴隷集落の主として信念を持って生きてきた。
だから、ロキは奴隷達の命と引き替えに、自ら捕らわれの身になることを選択した。
ロキが次に目覚めた時には、アルキルという調教師が目の前にいた。
アルキルは「従順な淫乱にしろって雇われた」と言い、ロキの身体にしつこすぎる愛撫を施してくる。
この夜、ロキは初めて、男から犯されるという経験をした。
にも関わらず、ロキの身体は快感だけを拾い続けた。
調教師であるアルキルに「こうもお尻が弱い子は初めてだ」と言わしめたほど、感じまくってしまった。
アルキルは「オレの精液には中毒性がある」と言う。
しかし、あらゆる毒に耐性のあるロキに効果があるはずもなかった。
ロキは「さっさとこの粗末なブツぬけ。ヘタクソ！」と吐き捨ててやった。
アルキルの精液は『それ欲しさに誰もが従順になる』とも言われるもの。
それが、ロキには効かない。
にも関わらず、ロキの身体は感じまくる。
ロキの、昼夜を問わず犯されまくる日々が幕を開ける！
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サハラの黒鷲を読んだ感想
ロキは気が強くて気高くて、精神的には最後までアルキルに屈しません。
だけど犯されると喘ぎまくり、達しまくり、ついには失神してしまうほど、身体の方はめろめろにされてしまいます！
しかも褐色の黒髪美人という手の込んだビジュアル。
神々しいです！！！！
私は初めて「サハラの黒鷲」を読んだとき、感動しました。
エロスとストーリー性の融合がすごいです。
こんな素敵な作品を作ってくれてありがとうと、作者・五月女えむ先生に伝えたいです。
舞台は中東系で、アラビアンな雰囲気が漂っています。
ロキは小さな頃から毒に耐性をつける訓練をしてきた…という生い立ちからも分かる通り、命を狙われる立場です。
周りの人間を簡単に信用してはいけない立場にありました。
だけど疑心暗鬼になりすぎることもなく、同じ集落で暮らす奴隷（商品）のことをとても大切にしています。
態度も悪ければ口も悪いんですが、それでもちゃんと奴隷達にロキの想いは伝わっています。
ロキが捕らわれの身になったあと、奴隷達はロキの解放を望んでなけなしの財産を渡そうとするんです。
なんやかんやあり、ロキが全奴隷に自由を言い渡した後も、奴隷達はロキについていくことを望むんです。
それくらい、人望があって頼りにされているかっこいい男・ロキ。
精神的に強くて、アルキルからの快楽責めが何日続こうと屈しません。
対するアルキルは、中毒性のある精液を持つ人間で、ありとあらゆる人間を屈服させてきました。
アルキルにとってロキは新鮮に映ったのだと思います。
身体の相性も抜群で、一緒に過ごすうちに、ロキが奴隷達に慕われていることも知っていきます。
身体先行型ではありますが、それぞれ孤独だったアルキルとロキは、口にはしないながらも心を通わせていくんです。
そんな中で、ロキは刺されかけます。
アルキルは、身を挺してロキのことを庇うんです。
自分の精液が効かないほど毒にも薬にも耐性のあるロキが刺されたら、治療の術がないから。
ロキはアルキルの想いに感謝し、2人の関係は進展していきますが、ここで大団円とはいきません！
新たな事件が勃発し、波乱の展開を迎えます。
同時収録は、幼馴染みの無自覚両思いのお話です。
主人公・智は公務員で、太一はスボラな大学生。
タコみたいな見た目をした宇宙人から「地球のBLというジャンルが宇宙でブームなんです！本場のボーイズラブが見たいんです！あなたたち、やって見せてください！」と言われるところから物語が展開していきます。
コメディ、ファンタジーですが、エロはとても濃厚！
あまり深いことを考えずに、楽しく読めます。
『サハラの黒鷲』にシリアスな部分が多いので、同時収録の気の抜けた展開にほっこりしました。
『サハラの黒鷲』は、ドラマCD化されている作品で、がっつり作り込まれた世界観にどっぷり浸れる一冊です。
調教師×奴隷集落の主という独特のカップリングですが、それぞれ生い立ちが複雑で、孤独な者同士。
「やめろ」「感じてねえ」と口では文句を言いながら感じまくる、まごうことなき強気受けの姿を楽しめます！
最終的には、ロキを落とすはずのアルキルがロキに夢中になり、尽くすという素敵な展開に。
かといってアルキルの一方通行というわけではなくて、ロキもアルキルの為に尽くすんです！
とにかくストーリー展開が素晴らしくて、お互いの想いの強さがヒシヒシと感じられます。
ぜひ読んでみてください！
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次巻の感想は以下の記事から
