五月女えむ「サハラの隻眼狼」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- 異国情緒溢れる世界観にどっぷり浸りたい人
- ドタバタな展開にドキドキしたい人
- 一途で焦れったい恋に胸キュンしたい人
- 健気でピュアな受けに胸キュンしたい人

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サハラの隻眼狼『カップリング』
砂の国の傭兵
×
水売りの集落の護衛
筋肉
褐色肌
強気
ツンデレ
襲い
サハラの隻眼狼『BLジャンル』
異国
片思い
すれ違い
ドキドキハラハラ
ライバル
サハラの隻眼狼【あらすじネタバレ】まとめ
現在砂の国で暮らす傭兵・イングルは過去、水売りの谷の護衛・ビャクと戦った結果、隻眼となった。
戦いの最中の出来事であり、イングルもビャクの頸動脈スレスレに深い傷を残したため、痛み分けだ。
決して恨んではいなかったのだが、イングルのビャクに対する印象は“面倒なヤツ”という一言に尽きる。
なんせ、イングルがかつて奴隷集落で暮らしていたときには、ビャクが周囲をウロウロ。
「暇だろ?腕試ししよーぜ!」などと喧嘩を売ってきたりして仕事を邪魔されるのだから、たまったものではなかった。
色々あってその後奴隷集落は廃れ、イングルは砂の国へと身を寄せることに。
ビャクと会う機会もめっきりなくなっていたのだが…。
ある日、イングルの元に「ある男が、傭兵の男に付きまとわれて困ってる。恋人のフリをして欲しい」という依頼が舞い込む。
報酬のよさに引かれたイングルは、あっさり了承。
しかしいざ依頼元へ向かうと、”ある男”ことビャクがいて、イングルは面食らった。
なぜビャクが自分に依頼してきたかが理解できなかったのだ。
その疑問をぶつければ、ビャクは「俺の頸動脈付近を的確に狙う腕と、ギラついた獣のような目が忘れられない」と言う。
ビャクは奴隷集落が廃れてからというもの、長いことイングルを探していたらしかった。
イングルはビャクの話を聞いた結果、兵士として本気で戦える相手が欲しい…というような、闘争本能によるものだろうと解釈した。
その闘争本能は、イングル自身は持ち合わせていないものだった。
傭兵になった理由だって、別に戦いたかったわけではない。
小さな頃から家族同然に過ごしてきたロキとトールを護るには、強くなるしかなかっただけだ。
恋人のフリという訳のわからない依頼を受けたのだって、ロキとトールと一緒に集落を再興するため、金を稼ぎたかったからだ。
そんなイングルに、ビャクは「お前ら3人の仲の良さって異常。本当は恋人とか、セフレとかか?」と勘ぐってくる。
他の人間からも、今までに何度も同じ質問をされた。
イングルは否定したが、ビャクは突然、飼い慣らしている蛇のザザを使ってイングルを拘束!
下半身を弄りながら跨ってきて…?!

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サハラの隻眼狼を読んだ感想
今作は『サハラの黒鷲』のスピンオフで、そちらのメインカップルであるアルキル×ロキがちょこちょこ出てきます。
ストーリー的にも本編と絡むところがチラッとありますが、キャラ相関図があるので初見でも十分楽しめるかと思います。
『サハラの黒鷲』に引き続き、重厚なストーリー性と、濃密なエッチシーンを楽しめる名作でした…!
イングルとビャクもかなり序盤のほうでエッチして、ビャクは襲い受けのくせに気持ちよすぎてすぐに失神しちゃって、めっちゃ可愛い姿を見せてくれます❤️
しかしその恋模様は、スパイシーながら初々しく、まるで子どもの恋愛を見ているような気分になりました(笑)。
ビャクがイングルのことを好きなのは、一目瞭然です。
事あるごとにイングルに絡んで、イングルの周りをうろちょろしまくり。
セックスの経験なんてないのに、お尻にローションを仕込んでビッチのフリをし、イングルにまたがるほどの健気さ。純情さ!
護衛なんてイカツイ仕事をしていながら、可愛いとしか言いようがありません!!
しかし、イングルのほうは全然だめです。
イングルは幼なじみのロキとトールにしか興味がありません。
ロキとトールが毎日楽しそうに生活できていればそれでいいと、本気でそう思っているフシがありました。
イングルの世界にはロキかトールか、それ以外、という3タイプしかないんじゃないかと思います(笑)。
そんなイングルに恋しちゃったビャクの前途は多難です…!
だからこそビャクは、イングルに構ってもらうためにロキとトールの話をふっかけるのです。
無表情がちなイングルが表情を乱すのは、ロキやトールに関する話をしたときだけだから。
ロキやトールの悪口を言えば、イングルはこっちを向いて話をしてくれるから。
イングルに好かれたいとか恋人になりたいとかじゃないんですよ。
ビャクはただ、イングルのことが好きだから、話をしたいだけなんです。
多くを望もうとしないビャクの姿が可愛いやら切ないやらで、見ていて胸が締め付けられました…。
そんなビャクの切ない恋心を、ビャクが暮らす水の谷の住民一同が後押し!
蛇のザザも全力でサポート!(笑)
(※ちなみにビャクは”蛇であるザザの言葉を理解できる”という特殊能力の持ち主。
ビャクに話しかけるときのザザは、いちいちボディランゲージで感情を表現するのでめちゃくちゃ可愛いです!!)
しかしその一方で、かつてロキの親を呪い殺した”呪い師”の情報が舞い込み、イングルとビャクは共闘することに…。
血生臭くてシリアスな展開も迎えますが、一緒に戦ううちにイングルの心情と表情に、大きな変化が現れます!!
頑固で堅物で無表情なイングルが、少しずつビャクに惹かれていく。
恋を知らないイングルの中に少しずつ、恋心が芽生えていくところが瑞々しく描かれています!
寡黙で無気力っぽい攻めが溺愛系に変化しつつある姿を楽しめる、読み応え抜群の一冊です❤️
寡黙×やんちゃ系カップリングが好きな人、ライバル関係が好きな人、ストーリー重視な人にも手放しでおすすめできます。
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