BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
麻生ミツ晃「世界でいちばん遠い恋」1巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- ストーリー・心理描写を重視した作品を読みたい人
- 心洗われる重厚感のある話を読みたい人
- 恋に落ちていく過程を丁寧に追いたい人
- 健気すぎる受けに涙したい人
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世界でいちばん遠い恋『カップリング』
音大生
×
投資家
俺様
男前
ほだされ
優しい
健気
ほだされ
世界でいちばん遠い恋『BLジャンル』
ほのぼの
切ない
ストーリー重視
エロなし
歳の差
世界でいちばん遠い恋 1巻【あらすじネタバレ】まとめ
重度の感音性難聴だが、それ故に人よりも自立しなければという意識が強く、人に甘えることに不器用な五十鈴。
ある時、道端に倒れていた青年・十嘉を介抱することに。
警察に連絡しようと思うが、本人が嫌がったので五十鈴は十嘉を自宅に連れ帰ることにした。
十嘉が目を覚ますと、見知らぬ男(五十鈴)がパソコンに集中していた。
いくら声をかけても反応がない。
とりあえずご飯代として手に持っていたバイオリンを置いていくことにした十嘉だが、後日やはり五十鈴宅に置いていったバイオリンを取りに行くことに。
そこで十嘉は、五十鈴の耳が聞こえないことを知る。
2人は少しずつお互いのことを語り、交流を深めていく。
十嘉は音大に通うバイオリニストだった。
才能はあるが、群れない性格と異質な演奏スタイルから大学では孤立し疎まれていたが、五十鈴との出会いで音楽に対する考え方が変わった。
五十鈴に惹かれている自分に気づいた十嘉は、臆することなく真っすぐ感情をぶつけるが、そんな十嘉に五十鈴は戸惑うばかりで?
音を知らない五十鈴と音を奏でる十嘉、偶然出会った二人は、互いに“無いもの”を楽しむかのように距離を縮めていく。
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世界でいちばん遠い恋 1巻を読んだ感想
感動必至の超大作『リバース』の記憶も新しい、麻生ミツ晃先生の新シリーズです!
今作も映画のように美しく読み応えのあるストーリーに、読み始めから一気に物語の世界に引き込まれました。
重度の感音性難聴の五十鈴は、耳が聴こえません。
ひょんなことから音大生でありバイオリニストの十嘉と出会い交流を深めていくにつれ、お互いに心惹かれていくストーリーです。
音を知らない世界に生きる五十鈴と、音楽の世界に生きる十嘉。
一見して2人が置かれている世界は相反するようにも思えるのですが、だからこそお互いに強烈に惹かれるものがあります。
性別はもちろん肩書きや障害でその人を判断しない、人間的魅力があるからこそ一緒にいる…そんな2人の関係性が尊すぎて堪りませでした。
キャラクターの心理描写に重きが置かれているので、本作はとても丁寧に心の動きが描かれています。
最近のBLって突然体の関係から始まったりと過激な内容が多いですが(私はそう言った作品も好きですが❤️)、本作のようにエロ要素を含まず心の触れ合いから描かれる正統派BLもやっぱり素敵ですよね!
読んでいて優しい気持ちになれるし、心が洗われる気分になります。
十嘉と五十鈴の日々の交流が時に切なくほのぼのと描かれていたので、私は読んでいて自然と温かい涙が流れてきました。
また、十嘉と五十鈴が正反対な性格をしているところも、面白かったです。
十嘉は、俺様で思ったことをズバズバと言うタイプです。
だから五十鈴の病気に関しても、最低限のマナーは遵守しつつも結構プライベートな部分をズバズバと質問します。
「聞こえないってどんな感じ?」とか、なかなか質問するのに勇気のいることを五十鈴に聞いたり!
もちろん揶揄っているつもりはなく、五十鈴も十嘉のことを信頼しているからこそ真剣に回答をします。
このように、十嘉と五十鈴のコントラストが本作の読み応えのひとつでもあります。
ちなみに2人の会話はすべて、読唇術と筆談(音声アプリ)です。
だからこそより情緒があるというか、会話の重みが違う!
五十鈴が筆談なのでタイムラグが発生するのですが、その時間が待ち遠しいと十嘉は表現します。
だからこそ本音で話せる…心の奥底に染み渡る、魂での会話ができているのではないでしょうか。
十嘉と五十鈴が読唇術と筆談で会話をし、交流を深めていくシーンは、私が1巻で一番心を打たれたシーンでしたね。
また、五十鈴の真面目で誠実なところはとても好感が持てました。
障害があっても一人で強く生きていけるようにと親の教育があったからなんですが、だから五十鈴は人に頼ったり甘えたりすることができません。
実際に五十鈴はモテるし彼女ができるのですが、完璧すぎるがゆえにいつもフラれてしまいます。
器用貧乏というのでしょうか。だから尚更、五十鈴には幸せになってほしい!と思います。
1巻時点では、五十鈴は十嘉と恋人にはなっていません。
十嘉は五十鈴にアプローチをしているのですが、五十鈴がなかなか受け入れず…といった感じです。
が、十嘉に強烈に惹かれる五十鈴がだんだんと垣間みえてきて、2巻の2人の進展が楽しみで仕方ありません!
感動必至!至極のストーリーテイラー・麻生ミツ晃先生の描くBLは、全腐女子の心を掴むこと間違いなしなので、気になる方はぜひ読んでみてください!
難聴と聞くと重たい話なのかな?と思うかもしれませんが、五十鈴が明るい性格をしているので悲壮感など感じず作品を読むことができますよ。
引き続き私も本作を追いたいと思います。
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