BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
寿たらこ「SEX PISTOLS」1巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
サイエンス系BLが好きな人
イイ男すぎる攻めたちをたくさん見たい人
たくさんのイケメンキャラの中から自分の推しキャラ・カップリングを見つけたい人
アニメ化・ドラマCD化されたBL人気作品を見たい人

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SEX PISTOLS『カップリング』
高校生(魂現がクロコダイルの蛟の重種) × 高校生(魂現が狼の犬神人の重種)
SEX PISTOLS『BLジャンル』
俺様攻め(国政)
男前攻め(国政)
チャラ男攻め(米国)
俺様攻め(米国)
やんちゃ受け(ノリ夫)
童貞受け(ノリ夫)
健気受け(藤原)
メガネ受け(藤原)
身分差
体格差
コミカル
切ない
すれ違い
高校生
制服
SEX PISTOLS 1巻【あらすじネタバレ】まとめ
1ヶ月前、原付バイクで事故をしてしまった円谷ノリ夫は、その日以来見える景色がまったく変わった。
周囲の人間が時々、猿をはじめとした動物に見えるのだ!
それと同時に、異性からも同性からも異様にモテるようになった。
もちろんモテることは嬉しいことなんだが、あまりにも許容を超えているので、ノリ夫にとっては害でしかなかった。
ある日、駅の階段でつまずいてしまったノリ夫。
その時たまたま、溺れる者は藁をも摑む心理で掴んだのが、斑目国政という男の背中だった。
ノリ夫は国政に匂いを嗅がれて、突然トイレに連れていかれる!
ノリ夫は先輩の熊樫から、モテ防止のお守りをもらっていたのだが、その匂いを嗅ぎつけた国政は「クマ臭い」といい、自らの体の匂いをノリ夫に擦り付ける!!!
突然のことに驚くノリ夫だが、なぜか国政の匂いを嗅いでいると、頭がクラクラしてボーッとする。
すると国政は、「手っ取り早くいくからよ」と言い、おもむろに自分のモノをしごき出した。
しかも出した精液を、ノリ夫の顔面に塗りたくるではないか!!!
突然の出来事にフリーズするノリ夫。
ショックのあまり、翌日ノリ夫は、外に出たくない、学校に行きたくないとゴネるのだった・・・。
学校を休んだノリ夫の元にやってきたのは、国政。
実は国政はノリ夫と同じ学校に通う先輩だったのだ。
国政は、ノリ夫の身に起こる最近の訳のわからない状況をすべて説明した。
ヒトは、「人類」と「斑類」という種族に分けられるということ。
今まで人類だったノリ夫が、突然斑類に覚醒したこと。(先祖返り)
そして、ノリ夫は国政の子供を産むということ・・・。
(先祖返りは繁殖能力が高いので、プレミア扱いされている)
ごく普通の男子高校生だったノリ夫が、ある日突然、「斑類」の世界で生きていくことになるのだが!?
そのほかにも、国政の兄・米国(蛟・重種)と、クラスメイト・藤原(犬神人・重種)のカップリングも収録!

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SEX PISTOLS 1巻を読んだ感想
『SEX PISTOLS』は2003年に連載がスタートした“BL神作”と名高い作品です。
もちろん私も連載当初から追いかけている作品なんですが、まだ恋愛もの一色で耽美色の強かった当時のBLにしては、『SEX PISTOLS』はめちゃくちゃ斬新な設定で、私の中のBL漫画の価値観を塗り替えてくれた思い入れのある作品でもあります。
『SEX PISTOLS』は、今でこそ流行っている「オメガバース」の先駆け的存在ではないのかと、私は勝手に思っております。
(階級社会、同性妊娠、フェロモン的匂いなど共通する設定が多いので)
『SEX PISTOLS』1巻はまだ説明をしやすいのですが、巻を進めるごとに登場人物も増え、複雑な設定も増えてくるので、正直文章だけで解説していくのは難しいです(苦笑)。
斑類は同性同士でも妊娠が可能なので、家族構成が複雑な人も多く(斑目家だけかな?)、兄弟なのに腹違い・種違いだったり、一方の家庭では父親・一方の家庭では母親を兼任していたり・・・とにかくBL界でも類まれなくらい複雑な人間関係で構成されている作品です。
とにかく、話が複雑で難しいと有名な作品でもあるのですが(笑)、その分丁寧に構成が練られており、話がめちゃくちゃ深いので、読み始めたら間違いなく止まらなくなることも確かです。
今回は比較的読解難易度が低い、1巻についてご紹介します。
超プレミア級の「先祖返り」をして、突然斑類になった主人公・ノリ夫。
ノリ夫を中心に物語は進んでいくのですが、私たち読者にも分かりやすいように「斑類の世界」について解説されています。
斑類とは、私たちの先祖がサルからヒトに進化する途中、DNAの中で別の哺乳類や爬虫類の遺伝子が「斑覚醒」したまま進化したヒト科を斑類と呼ぶ。
斑類は、主に「犬神人」「猫又」「熊樫」「蛟」「蛇の目」「人魚」の6種類に分けられる。
※のちに鳥類(翼手)も登場する。
その中からさらに、重種・中間種・軽種の3つの階級に分けられ、重種になるに連れて希少度がピラミッド型に高い。
また、ノリ夫のように元はサルで、斑類に覚醒遺伝した場合は、「先祖返り」と呼ばれている。
重種になればなるほど繁殖力は下がるので、サルの繁殖力を持った斑類である先祖返りはプレミア級の扱いとされる。
ね?斑類の説明を読んでみて難しく感じませんでしたか?w
でも、文章で説明しようとするから難しいのであって、実際はイラスト付きで解説されているので、まだまだ理解しやすいです。
良くここまで設定を考えつくことができるな〜と、寿先生の才能にただただ圧巻。
しかも今ほどBL漫画の土壌が育っていない約17年前に、この設定でBL漫画を描こうと思ったのですから・・・時代を先駆け過ぎていますよね!!!
1巻では、国政×ノリ夫の出会いが主に描かれています。
突然に世界が変わったノリ夫は現実をなかなか受け止められないので、最初はともて国政に反発します。(しかも国政が上から目線な俺様気質なので)
そこから段々と巻を重ねるごとに絆を深めていきます。
その他にも国政の兄・米国と、米国のクラスメイト・藤原の恋愛模様も描かれています。
米国は両親ともに水中系のため、自律神経が弱く、体温維持が非常にしにくい体質なんですが、犬神人の藤原は、影でこっそりと尽くしまくります!
体が冷え切ったら、米国自身も無意識に藤原の元へ通っていたりもするのですが、もう藤原が健気すぎてヤバイんです!!!
国政×ノリ夫カプとは違った魅力があるカップリングなんです!
このように、2巻以降もメインカプ以外のカップリングがたくさん登場して、話が展開していきます!
皆さんもきっと、気づけば斑類の世界の虜になるはずです!
そして、イケメンパラダイスの中から、あなたお気に入りの推しキャラ・推しカプがきっと見つかるはずです!!
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2巻の感想は以下の記事から
