BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
akabeko「少年の境界」2巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
シリアスで、ちょっぴりダークな作品が好きな人
波乱な展開にドキドキハラハラしたい人
心理描写表現のうまい作品を読みたい人
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少年の境界『カップリング』
サラリーマン(α) × 居酒屋店員(Ω)
少年の境界『BLジャンル』
サラリーマン
スーツ
男前攻め(薫)
寡黙攻め(薫)
一途攻め(薫)
男前攻め(大我)
クール攻め(大我)
俺様攻め(大我)
やんちゃ受け(ゆか)
強気受け(ゆか)
健気受け(りん)
淫乱受け(りん)
ヤンデレ受け(りん)
切ない
シリアス
四角関係
重い
幼なじみ
恋人同士
体だけの関係
少年の境界 2巻【あらすじネタバレ】まとめ
この漫画はオメガバース作品です。
オメガバースとは?
BL界で確立されたジャンルのひとつ。
男女の性別の他に、「α(アルファ)」「β(ベータ)」「Ω(オメガ)」という3つに分類され、性別とはまた別の性が存在する物語上の設定。
- α・・・容姿端麗・頭脳明晰で、社会的地位の高い人たちのほとんどがα。立ち回り的に「攻め」になることがほとんど
- β・・・人口の割合で一番多く、一般的な人種
- Ω・・・繁殖能力に非常に長けた人種。社会的地位が低い。男性でも妊娠可能で、立ち回り的に「受け」になることがほとんど
1巻の感想は以下の記事から
大我は、社会人になった今でも自分の過去を後悔している。
「自分の運命の番を取りこぼした」
高校生の頃、自分の運命の番であった相手・ゆかを、他のα(薫)に譲ってしまいった経験があるのだ。
今でもたまに、当時のことを思い出す大我だった。
大我は仕事の後、久々に仲間内と飲みに行った。
訪れた居酒屋には、りんという名前の男が働いているのだが、大我はりんとセフレ関係にあった。
割り切ったりんとの関係は、それ以上もそれ以下でもない。
大我は、りんとの体だけの関係が楽だった。
そして大我には信念があった。
自分の運命の相手としか番わないという・・・
ゆかは、病院で定期検診を受けていた。
番のいるゆかには、もう抑制剤は必要ない。
早くに番を見つけることができて、あなたは幸せだと医者は言った。
診察後、ゆかは病院の廊下で男とぶつかった。
はずみで男はΩの抑制剤を床に落としたのだが、拾う手伝いをしたゆかは、男から居酒屋のサービス券をもらった。
Ωの抑制剤を落とした男の正体は、りんだった。
ゆかは、そのままりんの居酒屋に飲みに行くことにした。
ついでに薫に電話をして、夕食がてら居酒屋に誘った。
ゆかは、この時はまだ気づいていない。
薫の運命の番であるりんと薫を、自分が引き合わせてしまったことを・・・。
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少年の境界 2巻を読んだ感想
1巻では高校生だった、ゆか・薫・大我の3人ですが、成長して社会人になった3人のその後が描かれています。
2巻は、1巻以上に波乱の展開に揉まれまくります!
突然の四角関係に発展するのです!
薫×ゆかカップルの前に現れたのは、薫の運命の番であるりん。
そして、実はゆかの運命の番は大我だったことも発覚します!
完全に運命の取違いだったのですが、αの薫はゆかとは他に番を作れたとしても、Ωのゆかは番の解消はできません。
番に捨てられたΩは、一生誰とも番になれず、他のα・βに抱かれようものなら拒否反応が出て、発情期も一生一人でやり過ごさなければならない運命なのです。
Ωが不憫すぎる性と言われる所以ですね・・・。
ドロドロの四角関係へと突入する2巻ですが、特に2巻から登場する新キャラ・りんがぶっ飛んでいてヤバいです(苦笑)。
運命の番である薫に出会えたことで、狂ったように薫に執着します。
完全にヤンデレでメンヘラです。
りんは、運命の番である薫としかセックスをしたくないと思うようになり、大我との関係も切ります。
そして薬で発情を抑制するのですが、過剰摂取しすぎてしまい、情緒不安定になり体も崩し、精神のバランスも崩していきます・・・。
でも実は、りんは過去にトラウマを抱えていることが起因して、このような行動を起こすようになったのですが、まさに八方塞がりで不憫で可哀想に思えてしまいます。
いっそのこと、薫×りんのカップリングもありなんじゃ?とも思ったのですが、そうしたら今度はゆかが一生一人という辛い人生を歩まなければならないので・・・
一読者として、波乱な展開にとてもヤキモキしてしまいました!
結末は伏せておきますが、とにかく感情を揺さぶられまくる読み応え抜群の一冊でした。
運命に翻弄された4人の男たち四角関係を、ここまで見事に描き切った作品は、まさに圧巻の一言です!
各キャラクター達が織りなす、胸にズシンと響く抜群の心理描写が、あなたの琴線にも触れるはず!
オメガバース作品が好きな人はもちろん、ストーリー重視、キャラクターの心理描写重視という方は、間違いなくハマる作品だと思います!
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3巻の感想は以下の記事から