切なBL

少年と神隠し/ゆき林檎(ネタバレ・感想)和ノスタルジック!時代を超えた心打たれる感動のストーリー!

ライラ
ライラ
こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!

ゆき林檎「少年と神隠し」1巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。

このBLをおすすめできる人

和風ファンタジー作品を読みたい人
時代を超えた愛に感動したい人
切なくも甘い雰囲気に酔いしれたい人
シリアスなトーンの作品が好きな人

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当記事はネタバレ込みの内容になっているので、ご注意ください!

 

少年と神隠し『カップリング』

山伏(天狗) × 身寄りがない16歳の少年

ライラ
ライラ
時代ものファンタジーBLです!

 

少年と神隠し『BLジャンル』

ファンタジー
時代もの
寡黙攻め
執着攻め
純情受け
健気受け
切ない
感動・泣ける
ほのぼの
すれ違い
シリアス
再会
エロ少なめ

ライラ
ライラ
切なくて泣けるお話を読みたい方はぜひ!

 

少年と神隠し【あらすじネタバレ】まとめ

昭和28年。
年老いた養母が他界し、身寄りがなくなった捨て子の森宮修一郎(16歳)は、生まれ育った村を出ていくことにした。

幼少期から霊感のような不思議な力がある修一郎は、村を出た先の神社で霊に遭遇し、気を失ってしまう!

 

修一郎が目を覚ますと、天狗のお面を被り山伏のような格好をした青年に介抱されていた。
青年はテンといい、不思議な雰囲気を醸し出している。

得体が知れないテンのことを不審に思った修一郎は、すぐにこの家を出ようとするのだが、足を怪我していたので歩くのも困難だった。

今から夜も更けて暗くなるし・・・ということで、修一郎はテンの家に泊めてもらうことになった。

 

修一郎はテンに、養母が亡くなり村を出た話をする。
働き口と住む場所を探すために街に行くという修一郎に、テンはある提案をする。

行くあてがないのなら、最低限の寝食は保証できるので気のすむまでこの場所を使っていいと。

修一郎はその提案に乗るのだが、なんでテンがそこまで自分にしてくれるのか不思議だったので本人に尋ねてみると、「昔自分が慕っている人に似ている」とテンは言った。

さらに修一郎は、表情が読めずに怖いので身につけているお面を取ってほしいとテンにお願いする。

テンはお面を外してくれたのだが、修一郎はその顔に見覚えがあった。

テンの素顔は、何度も自分の夢に出てくる青年に似ていたからだ。

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少年と神隠しを読んだ感想

壮大な和風ファンタジーBLでしたね!

盛大なネタバレになるので、以下閲覧にご注意なんですが、テンの正体と修一郎との関係が意外すぎてびっくりしました!!

 

テンは遠の昔、稚児としてとあるお寺にいました。
その時テンが慕っていたのが、阿闍梨と呼ばれる高僧です。(テンは上人様と呼んでいます)

阿闍梨もテンのことをすごく大切に思っているので、手を出すことはありませんでした。(←仏教では女人禁制だったので、稚児を慰み者として抱くことが多い時代だったにも関わらず)

ところが、阿闍梨が過酷な修行ののちに命を落としてしまってから、テンの人生の歯車が狂い出します。

大切な人を失った悲しみとともに、他の高僧の慰み者にされたテンは、怨念や妄執など様々な感情が渦巻き、死後「天狗」となってしまいます。

そう、テンは“人ならざるもの”なので、人間ではありません。

 

天狗になってしまったテンは、天涯孤独の身だったのですが、修一郎と出会います。

しかも修一郎は、幼少期テンが慕っていた阿闍梨の生まれ変わりだったのです!!

修一郎は生まれた時から霊的な能力を持っていたので、前世の記憶を断片的に覚えているようで、テンとの昔の記憶を手繰り寄せていきます。

 

めちゃくちゃファンタジーな展開じゃないですか?!

でもそれだけではなく、とっても切ないお話でもあるんです。

人間の持つ業の深さに葛藤するテンの様子や、天狗となってしまった自分は「人間」と同じ時間を生きることができないので、また再び修一郎と別れなければならないという何とも言えない悲しさ・・・。

全体的にシリアスなんだけどほのぼのと展開していくストーリーなんですが、仄暗い哀愁が見え隠れする作風なので、私の心は一瞬にして掴まれてしまいました。

 

さらには、作中には泣ける展開が満載です!

テンの悲しい過去の話はもちろん、私が一番大号泣して涙が止まらなかったシーンは、すべての真実を知ってもなお、一緒に生きていく覚悟をした修一郎とテンの様子です。

先ほども申した通り、テンは人間ではない存在なので、このまま年を取らないし、修一郎が年老いた姿、そして死んでいく姿を見なければならない運命にあります。

それでもテンは、修一郎の「一緒にいたい」という熱い想いにほだされ、修一郎とともに生きていくことを決意します。

感動のラストシーンは、胸がぎゅーっと締め付けられるようで、涙なしには読めない展開でした。

ぜひみなさんも本編で、時を超えた真実の愛に生きる2人の姿に心打たれてくださいね!

 

泣けるBL・感動するBLをお求めの方には、間違いなくオススメできる作品です!

ライラ
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