BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
ひもだQ「捨てないでマイヒーロー」2巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- 共依存関係が好きな人
- オメガバース作品が好きな人
- 一風変わった設定のBLを読みたい人
- あまあまと切なさをバランスよく楽しみたい人
- ドタバタな展開にドキドキしたい人
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捨てないでマイヒーロー『カップリング』
Ωの大学生
×
αの大学生
大学生
Ω
ワンコ
執着
ヤンデレ
大学生
α
ノンケ
俺様
強気
男前
捨てないでマイヒーロー『BLジャンル』
オメガバース
同級生
恋人同士
共依存
すれ違い
切ない
捨てないでマイヒーロー 2巻【あらすじネタバレ】まとめ
この漫画はオメガバース作品です。
オメガバースとは？
BL界で確立されたジャンルのひとつ。
男女の性別の他に、「α（アルファ）」「β（ベータ）」「Ω（オメガ）」という3つに分類され、性別とはまた別の性が存在する物語上の設定。
- α・・・容姿端麗・頭脳明晰で、社会的地位の高い人たちのほとんどがα。立ち回り的に「攻め」になることがほとんど
- β・・・人口の割合で一番多く、一般的な人種
- Ω・・・繁殖能力に非常に長けた人種。社会的地位が低い。男性でも妊娠可能で、立ち回り的に「受け」になることがほとんど
前巻の感想は以下の記事から
Ωのあずさと、αの楓は番関係にある。
楓はすっかり女遊びをやめ、あずさのことを番として大切にしていた。
あずさの見た目は文句なしにかっこいいし、しおらしくしていれば可愛い。
それでいて、女子高生の格好をして「かわいい？楓くん可愛い子好きだもんね」と、楓の感心を引こうと必死な一面もある。
2人の関係は至って順調で、抜かずの何連発をこなすほどにラブラブだった。
ところがこの日、愛し合った直後にも関わらず、あずさは神妙そうな顔でテレビをガン見していた。
ニュース番組は「恋人がいるにも関わらず、運命の番だった2人が出会い、強姦事件に発展…」と伝えている。
あずさは、“楓が運命の番に出逢ってしまったら…”ということを心配しているらしかった。
しかし、楓はそこまで深刻に考えていなかった。
運命の番に出会うなんて奇跡的な確率だし、仮に自分が出会ったとしても理性でどうにかできる、と思っていたのだ。
そんな矢先、楓は大学内で、ひかるという可愛らしい男の子から声をかけられる。
初対面なのに、ひかるは楓に対して「番になってほしい」と猛アピール。
その場に居たあずさは即座に、「楓くんの番はもういるから」と横やりをいれた。
そして楓自身は、ひかるに対して運命的なものは何も感じなかった。
……にも関わらず、ひかるは「おれたちは運命の番です」と自称し、楓の周囲をうろつくようになっていく。
楓は「あずさが不安になるようなことはしない」と告げたのだが、ひかるはしつこかった。
あずさはあずさで、楓が「ひかるのことはなんとも思ってない」と言っても心から信じられないらしく、日に日に不安定になってしまって…？！
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捨てないでマイヒーロー 2巻を読んだ感想
1巻で怒涛の展開があり、ようやくちゃんとした番関係になれたあずさ×楓。
2巻は甘々エロエロなシーンからスタートします♡
楓は相変わらず俺様でクールに振る舞っていますが、あずさのことを心から「可愛い」と思うようになっているし、大切にもしています。
1巻のヤリチンっぷりやクズさはすっかりなりを潜めていて、一見すると攻めのようなかっこよさ！！
しかし夜になると、あずさと楓の関係性は一変して、あずさ優位に。
あずさからイかされまくってヘロヘロになる楓のギャップがやばかったです！
男性向けのアダルト紙のような描写が目立つというか…(笑)。
断面図のようなものまで飛び出す、濃厚なエッチシーンが始まります！
1巻の後半部分はかなりシリアスでしたが、その切なさをバッサリ打ち消してくれました♡
ところが、「運命の番」にまつわる話が出てきたあたりから、徐々に伏線のようなものが散りばめられていきます…。
オメガバースものっていうと、メインカップリング＝運命の番、というパターンが多いですが、あずさと楓はそうではないんですよね。
そこで登場したのが、ひかる。
あずさからすれば、ひかるは完全に恋敵だし、不安になるのも当然です。
そして楓も、あずさのそんな気持ちを汲んで、ひかるに対しては終始冷たいんですよ。
ひかるを勘違いさせるような行動も、あずさが嫌がるような行動も一切取りません。
この辺の楓は本当に、男前！！
当て馬キャラに対する態度としては、パーフェクトでした。
しかし、事件は起こるんですよ…。
あずさの不安と、楓の楽観的な考え方はどうやっても噛み合わずにすれ違い、そこにひかるがピョっと現れて、目も当てられない状況に陥ってしまいます。
1巻に引き続きドシリアスな部分もあるものの、その甲斐あって、最終的に2人は本当の意味で理解し合えたんじゃないかなと思います。
「捨てないでマイヒーロー」は1巻の時点できれいにまとまっていて見事なものでしたが、2巻を読むと「1巻って完全に序章だったな…」と思わされました。
それくらい、2巻がすごいです。
1巻はあずさがいかに楓に依存しているか、っていう内容ですが、2巻ではあずさ×楓は完全に共依存関係に見えるんですよ(笑)。
ということで、共依存関係に燃える人は読んで間違いなしの作品です！！
ちなみに2巻は、約3分の1～4分の1程度は当て馬キャラであるひかるを主人公としたスピンオフ作品になっています。
ひかるの過去に何があって、どうして楓に対して「僕たちは番です！」なんて言い放つことになったのか。
いろんな違和感が明らかになり、見事大団円を迎えます。
私はひかるのことは正直、大嫌いですが、ひかるのお相手として登場する硬派攻めに燃えたぎりました(笑)。
ひかるのためなら何でもやる、みたいな一途さと男らしさと、ミステリアスな雰囲気がたまりません。
ひかるにはもったいないほど最高の攻めでした♡
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