BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
ユノイチカ「夜明けの唄」1巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- ファンタジーBLが大好きな人
- ストーリーを重視した作品を読みたい人
- 手に汗握るドキドキな展開にワクワクしたい人
- 高クオリティのBLを読みたい人
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夜明けの唄『カップリング』
職人・覡に仕える下人
×
海から現れる謎の生命体と戦う覡
ワンコ
男前
やんちゃ
黒髪
長髪
クーデレ
ほだされ
男前
美人
夜明けの唄『BLジャンル』
ファンタジー
ドキドキハラハラ
切ない
シリアス
夜明けの唄 1巻【あらすじネタバレ】まとめ
アルトは、幼い頃に父が蒸発・母は亡くなり、今は叔母の家で暮らしている。
村には決められた当番があった。
岬にある覡小屋に住む覡様にご飯を持っていくこと。
覡様とは、夜の黒い海と戦って島民を守ってくれる存在であると、アルトは叔母から聞く。
覡様がどんな人なのか叔母に聞くも、知らないという。
それどころか「人」なのか怪しいという噂さえもある。
覡様に興味が沸いたアルトは、ご飯を覡小屋に届けに行くことにした。
そこでアルトは初めて覡様と対面した。
髪は真っ白でおでこに赤い痣…
島を守っていると聞いたアルトはどんな屈強な男が覡様かと思いきや、目の前にいる覡様はまだ子供。
アルトは驚いた。
それと同時に感動した。
あんな子供一人が島を守っていることに。
その日以来、アルトは覡小屋によく現れるようになった。
遠ざけても懐いてくる犬のようなアルトは、すぐに覡・エルヴァの懐に入り込んだ。
アルトと接することでエルヴァは体の変化に気がつく。
覡は夜の黒い海と戦ううちに体に黒痣が出来てくる。
黒痣が身体中を蝕み、数年で死を迎えるのだが、アルトと触れ合うようになったことでエルヴァの黒痣が引いていった。
それから8年経った。
普通の覡なら5年で死んでしまうところだが、アルトのおかげかエルヴァは覡になって12年の歳月を迎えた。
アルトは精悍な青年へと成長した。
ともに過ごす日々で降りつもったエルヴァへの恋心を、そっと胸にしまったまま…。
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夜明けの唄 1巻を読んだ感想
「ストーリーの重厚感がすごい！」
「本当にデビュー作ですか！？」
「BLじゃなくてファンタジー作品としても秀逸！」
などなど、高評価が止まらない本作。
私もついに買って読みました！！！
想像以上に素晴らしかったし面白かった＞＜！
読後の興奮冷めやまぬまま、その勢いで感想をお伝えしますね。
夜になると現れる謎の黒い生命体と戦う覡・エルヴァ。
各国の海には覡様が配属され、謎の生命体と命を削る戦いを行なっています。
少年・少女が覡になることが多く、戦うたびに黒痣が全身に出来て、次第に死んでしまう…というなんとも不憫な役職が覡です。
アルトの住む島にも覡様・エルヴァがいます。
黒い生命体から守ってもらったことがきっかけで、アルトはエルヴァの下人として仕えるようになります。
まだ幼い少年のアルトは、ワンコのようにエルヴァに懐き、そんなアルトにエルヴァも絆されます。
アルトのおかげでエルヴァは村人とも少しずつ交流を図れるようになり、日常が一変します。
それだけではなく、エルヴァはアルトといると身体中を蝕んでいる黒痣が消えていきます・・・。
理由は未だに分かりませんし、今まで前例もありません。
アルトは、黒い生命体に触れても無傷だし(普通は正常でいれない)、黒い生命体との戦いでできた黒痣を癒す力を秘めているということです。
覡様も神に選ばれし特別な存在ですが、アルトは物語の鍵となるもっと重要な存在に違いないことが分かるのですが、1巻時点ではアルトの特別な能力は分かりません。
アルトにとってはそんなことよりも、エルヴァのためにエルヴァの側でお仕えしたいという思いが強いのです(笑)。
成長とともに、アルトはエルヴァよりも身長が伸び、大人の男になります。
次第にエルヴァへの気持ちが恋心に変わっていき・・・本当にちょとずつBLっぽい空気感が出来ています。
私途中までBLってことを忘れて読み耽ってしまいましたからね(笑)。
BLを楽しむというよりもファンタジーな世界観を楽しめる作品なので、エッチなシーンもありません。(※キス止まり)
ストーリーが進むにつれてアルトとエルヴァが恋人関係になれば、体を重ねるシーンも出てくるかもしれません。
幸せに暮らす2人の姿を早く見たいところですが、
それを実現するには、
謎の生命体を永久的に壊滅させること、
覡たちが謎の生命体と戦うことで短い命を終わらせることのない世界を作ること、
を先決して解決していかなければなりません・・・。
1巻後半では、覡予備生たちが住む修道院にアルトは仕事で行くことになります。
そこで、自分の命を落としてしまうことに違和感を覚えない覡たちの実態や、覡が街や村を守るために短い命を捨てることを当然のように思っている周囲の大人たちを目の当たりにし、アルトは覡の存在に疑念を感じるようになります。
さらにはエルヴァの友人の登場や、蒸発したアルトの父の存在など、気になる伏線が張られまくっておりました。
クライマックスで、アルトと離れることで再び黒痣がエルヴァの体を蝕んだり、アルトの命に関わる重大な事件も起きます！
もう気になることが多すぎて大渋滞です(笑)。
終始手に汗握る展開で、ドキドキハラハラが止まらない！
最初から最後まであっという間に読んでしまいました。
ファンタジーBLが好きな人には全力でおすすめできる作品で、ストーリー重視作品を読みたい人は絶対にハマると思います。
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次巻の感想は以下の記事から
