年下攻め

夜明けの唄 4巻/ユノイチカ(ネタバレ・感想)黒海に襲われず、覡の呪いを癒すアルトの正体が明らかに…!?

ライラ
ライラ
こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!

ユノイチカ「夜明けの唄」4巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。

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当記事はネタバレ込みの内容になっているので、ご注意ください!

 

夜明けの唄『カップリング』

職人・覡に仕える下人
×
海から現れる謎の生命体と戦う覡

アルト(攻)

ワンコ
男前
やんちゃ
黒髪
長髪

エルヴァ(受)

クーデレ
ほだされ
男前
美人

ライラ
ライラ
年下攻めのカップリングです!

 

夜明けの唄『BLジャンル』

ファンタジー
ドキドキハラハラ
切ない
シリアス

ライラ
ライラ
ファンタジーBLが好きな人はぜひ読んでみてください!

 

夜明けの唄 4巻【あらすじネタバレ】まとめ

前巻の感想は以下の記事から

夜明けの唄 3巻/ユノイチカ(ネタバレ・感想)島の謎が徐々に明らかに!!アルトへの想いが募るエルヴァ…しかし覡の呪縛が!? ユノイチカ「夜明けの唄」3巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。 夜明...

 

レティとコノエが島の外の人間だということが分かった。

同時に、島外の人間は黒海の影響を受けずに済み、夜の海に入っても平気…ということがわかった。

レティとコノエは、2人(+マニエリ)に島の現状を話すことに。

 

この島は、東西南と覡を配置しているのだが、北側には覡を置いていない。

島の北側は自然の残すためにむやみに入ってはいけない…とされていたのだが、、、

実はこの島の北側には下界と通じる港があった。

領主はそれを隠していて、もちろん島民たちはこの事実を知らない。

 

そうこう込み入った話をしているところに、東の覡・ラウナが現れた。(東の覡は双子。ラウナともう一人ダナがいる。)

ラウナはビジョンの力で遠方で起こっていることが見えるようで、今ここに覡やレティとコノエが集まっていることが分かっていた。

だから「同じ覡として協力する」と、エルヴァたちのもとにやってきたようで。

 

ラウナも加わり、3人の覡が南の覡のところに集まっていることとなる。

①島は実は閉ざされていなかった。
②黒海は島の人間以外は襲わない。
③世界的な大富豪であるレティの実家が、なぜ島の領主に従わなければならないのか。

現状、抱えている謎はここ。

アルトたちは知らないが、レティの実家は世界的な権力を持つ大富豪だった。

でもそんな権力者が、ちっぽけな島の領主の一族(シヨン)にしたがっていることもこの島の秘密につながる大きな謎だった。

 

さらに話を進めていくと、黒海が“島の人間の体を乗っ取っている”という事実が分かった。

以前アルトが、疑うべきシーンに出くわしたことがあったが(2巻参照)、ラウナのビジョンの証言と考えが合致したことで、よりこの恐ろしい事実に現実味が増す。

 

アルトは、島の人間なのに黒海に襲われない。
しかも覡たちの黒墨を消す癒しの力がある。

アルト自身、自分の正体がなんなのか分からなくなってしまうのだが!?

 

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夜明けの唄 4巻を読んだ感想

次々と明らかになっていく、覡や島の謎、黒海の謎…

前巻ではアルトやエルヴァの暮らす島は、現代社会から隔離されている存在…ということが明らかになりました。

ファンタジーの世界観さながらでどこかしら中世の雰囲気が漂っていた本作ですが、実は島外ではスマホなどの通信機器が復旧しているまさに私たちが暮らす現代社会さながらの世界だったことが分かるんですね。

なぜこの島だけ、現代の文明から取り残されているのか。

謎が次々に明るみになり、次第にこの島の黒幕(島の領主・シヨン)の思惑が分かる一方で、新しい謎が次々に生まれてきました。

 

大きいネタバレ書いてもいいですか?
(知りたくない人は閲覧注意!)

4巻で一番衝撃を受けたのは、アルトの正体!

前巻で島外の人間は黒海の影響を受けない…ということが分かりましたよね。

ということは黒海に落ちても化け物に襲われずに無事だったアルトは、もともと島外の人間ではない?と疑うのですが、アルトは正真正銘、島の人間なんです。

そしてアルトは、覡の黒痣を癒す力があるというまた別の特殊能力を持っていて・・・

アルトの正体が何なんか謎すぎだったんのですが、実はアルトは、黒海の化け物たちの“王の血筋”ということが分かります。
黒海と人間のハーフで、「王子様」と呼ばれている存在でした!!!

 

また、2巻で黒海の化け物たちが、島の人間たちの“体を乗っ取っている”ような描写がありましたよね。

4巻では、本当に化け物たちが島の人間たちの体を乗っ取っていたことが分かり、シヨンの妻・ニナがまさに人間の体を乗っ取った黒海の化け物だったことが分かります!

ニナが事実をアルトに打ち明けることで、黒海の正体が明らかになり、黒海たちが人間のような暮らしに憧れ体を乗っ取っていたという恐ろしい事実が分かるのです!

ニナは、悪びれもなく人間の体を乗っ取っていて、恐怖と狂気を感じてしまいました><!

しかも驚きなのが、これら一連の事実をシヨンも知っています。

島民が黒海に乗っ取られる危険があるのに、黙認!?

ニナ(黒海)との間に子供をもうけているし!(シヨンとニナの子供は、いわばアルトのような血筋になりますね)

 

黒海の事実を聞かされたアルトも、まさかの展開に唖然です。

しかも敵対すべき(エルヴァの天敵でもある)黒海の血が自分にも流れていることが分かり!?どうなることやら!!!

そして、覡制度や協会、シヨン(島の領主)など、島の裏側・黒い部分の全貌がまだ明るみになっていないので、その辺も気になりますね。

世界的権力者のレティ実家と島の繋がりもまだ分かってしませんし。

あぁ〜早く続きが読みたい><!

 

4巻は、これまで以上に島の秘密を大きく知れた巻でした。

そして、エルヴァのほかにも各方面に散らばっていた覡が登場し、物語にますます深みが!

アルト×エルヴァのラブの方も着実に進行しているので、その辺もしっかり堪能してしてくださいね。

本編はシリアスなシーンが目白押しだったので、唯一アルト×エルヴァの絡みに癒されます❤️

 

壮大なBLファンタジー超大作!
今からでも遅くないので、ぜひ1巻から読んでみてくださいね❤️

 

ライラ
ライラ
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