スパダリ攻め

与一とツグモ ―悠久の結―/琥狗ハヤテ(ネタバレ・感想)壮大な世界観に圧巻!重厚感のあるストーリーがさらにパワーアップ!

このBLの推しポイント!

ファンタジー
けもの!
新たな神登場!

ライラ
ライラ
こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!

琥狗ハヤテ「与一とツグモ―悠久の結―」のネタバレ込みの感想をご紹介します。

このBLをおすすめできる人
  • ストーリー重視な人
  • ドタバタな展開にドキドキしたい人
  • もふもふの獣人が好きな人
  • 非現実的なファンタジーの世界に浸りたい人
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当記事はネタバレ込みの内容になっているので、ご注意ください!

 

与一とツグモ―悠久の結―『カップリング』

狸の土地神
×
狐の土地神

与一(攻)

狸の土地神
男前
スパダリ

ツグモ(受)

狐の土地神
健気
天然

ライラ
ライラ
人外・ファンタジーものBLが好きな人におすすめです!

 

与一とツグモ―悠久の結―『BLジャンル』

ファンタジー
体格差
あまあま
切ない
シリアス
泣ける・感動
エロ少なめ

ライラ
ライラ
つがいの神様たちのもふもふスローライフをご堪能ください

 

与一とツグモ―悠久の結―【あらすじネタバレ】まとめ

1巻の感想は以下の記事から

与一とツグモ/琥狗ハヤテ(ネタバレ・感想)号泣確定・・・ほのぼのだけど涙が止まらない展開に刮目せよ! ファンタジー 神様 神話みたいな尊さ 琥狗ハヤテ「与一とツグモ」のネタバレ込みの感想をご紹介しま...

とある山の守り神として、2千年以上のときを生きてきた狸の与一。

その後継者として誕生したツグモは、与一から教えてもらった仕事を毎日必死にこなしていた。

ツグモの仕事は、領土の山を見て回り、山火事や崖崩れなどの危険がないか確認すること。
この仕事は、もともとは与一が行っていたものだ。

 

与一はツグモに仕事を引き継いだ暁には、神としての役割を終え、消えるつもりでいたのだった。

しかしツグモが与一のことを大好きになってしまい、紆余曲折ののち、今も与一は消えずに、ツグモのそばにいてくれている。

幸せいっぱいのツグモは今日も、いつもどおりに仕事を終え、与一のところへ帰ろうとしていた。

 

するとツグモの上空に、見たこともない雷雲が立ち込める。
みるみる内に発達していった雷雲から、一筋の雷がツグモ目掛けて落ちてきた。

直後、雷の中から虎が現れる。
ツグモは山に生きる動物と与一以外と出会うのが始めてだったため、びっくりして大絶叫。

気づいたら虎に抱え上げられて空を飛んでいて、あっという間に与一のそばへと降り立っていた。

ツグモは与一を見るなり、その身体に抱きつく。
虎が雷から出てきたことや、怖かったことを涙ながらに語るツグモ。

しかし与一は驚いた様子もなく、虎のことをホンレンと呼び、千年ぶりだな、などと話している。

 

与一曰く、ホンレンはこの山から海を隔てた先にある大陸の土地神とのこと。

そしてホンレンは、与一とツグモのどちらか1人に大陸の土地神として働いて欲しくてここに来たと言う。

ツグモは与一と一緒にいたい一心で断固拒否するが、ホンレンによれば、この山の広さ的に2人も神はいらないのだそう。

現在この山を守る役割を果たしているのはツグモだけで、与一はいつ消えてもおかしくない存在じゃないか、と。

 

その話を聞いたツグモは、顔を青ざめさせた。

もしも与一が消えちゃったらどうしよう、と狼狽えるツグモ。

 

与一はホンレンの言葉を遮り、ツグモが怯えることを言うなとたしなめる。
そのままツグモの身体を抱え上げて飛び立ち、離れたところへと降り立った。

二人っきりになったところで、ツグモはホンレンの話は本当なのか、と問いかける。

すると与一は、ホンレンの言う通り、どうして自分が存在し続けているのかわからない、と言いはじめて…?!

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与一とツグモ―悠久の結―を読んだ感想

表紙を見てわかる通り、ここ数年で一気に増えてきた”人外モノ””獣人モノ”の中でも、『与一とツグモ』の獣感って抜きん出てますよね!(笑)

前作にあたる『与一とツグモ』もそうでしたが、今回もおとぎ話のような感覚で読める素敵なストーリーでした。

 

与一は神として2千年以上生きてきただけあって、落ち着いてるし頼りがいがあるし、狼狽えるようなことはほとんどありません。

そしてツグモはまだまだ生まれたての神なので、喜怒哀楽も豊かだし、すぐ涙目になるし、ちょっとしたことで大慌てしちゃいます。

与一とツグモの組み合わせはまるで大人と小さな子どもなんですけど、実のところは”与一のほうがツグモに救われてる(癒やされてる)”っていう関係性がまたたまりません!!

というのも、前作で明かされたとおり、与一は2千年を過ごしている間に多くの命が果てていくのを見てきて、ずーっと孤独で、神として存在し続けることに疲れていたんですよね。

虚無感のようなものに苛まれて、「新しい神に仕事を任せて自分は引退しよう(消滅しよう)」と思っていたのに、ツグモのために消滅するのをやめて、今に至ります。

 

私は前作を読んだ時点で、この2人はこれからも末永く幸せに暮らしましたとさー、みたいな大団円だと思ってたんです。

なのにまさかの、与一自身が、自分が消えなかった理由をわかってない、という展開!!

そんなふわっふわした状態だったのか、と衝撃でした(笑)。

そしてツグモもめちゃくちゃ衝撃を受けて、混乱と不安でいっぱいに。
そんなツグモを揺さぶるのが、大陸の神・ホンレンです。

 

ただでさえ不安でいるツグモに「与一は美人でしっかりしたやつが好みなんだけどなー」と追い打ちをかけて引っ掻き回します…。

さらに、ホンレンはツグモを抱き寄せたり、キスしようとしたりするんですよ!
何だコイツは?!と見ていてイライラしちゃいました(笑)。

 

でも最後まで読むと、ホンレンがなぜ与一とツグモのところにやってきたのかがストンと胸に落ちて、読み応えがすごかったです!

与一が存在し続けられた理由も納得。

ストーリーの流れに無理矢理感がなくて、最初にも書きましたが、童話やおとぎ話のような深みがありました。

 

与一もツグモも身体は男なのでもちろんBLではあるんですが、2人の「一緒にいたい」という気持ちがしっかり描かれていて、ほっこりさせられます。

特に、ツグモの中にある「与一が大切にしてきたものだから、僕が守りたい」みたいなセリフが最高です!

お互いのことを大切に思い合う気持ちがめちゃくちゃ丁寧に描かれています。

ストーリー重視な方、包容力ある攻めが好きな方、かわいい受けに癒やされたい方は、ぜひ読んでみてくださいね!

ライラ
ライラ
ぜひ、おとぎ話の世界観にどっぷりと浸かってくださいね!
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  • もふもふの獣人が好きな人
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