BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
じゃのめ「残像スローモーション」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- 雰囲気と色気のある作品を読みたい人
- ストーリー・心理描写を重視した作品を読みたい人
- 青春を感じる甘酸っぱい作品を読みたい人
- 学園ものBLが好きな人
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残像スローモーション『カップリング』
映画部部長(3年)
×
映画部2年
男前
やんちゃ
制服
メガネ
強気
ツンデレ
制服
残像スローモーション『BLジャンル』
高校生
部活
ライバル
ケンカップル
ラブコメ
エロ少なめ
青春
残像スローモーション【あらすじネタバレ】まとめ
映画部部長・菊地原仁は、眉目秀麗、成績優秀、運動神経抜群、自信家で派手好き。
いつも人に囲まれている人気者で、映画部の部長でもあった。
新入部員の勧誘に部をあげて躍起になる菊地原だが、一人噛み付く男がいた。
2年の市川義一。
市川は、映画作りの方向性の違いで、何かと菊地原に文句をつけてくる。
言い合いになった菊地原と市川は、熱くなり胸ぐらを掴みあったのだが・・・
喧嘩を止める周囲にもみくちゃにされ、なんとキスをしてしまう!!!
そんなこんなでさらに仲違いをする菊地原と市川。
ある日のこと、寮生である菊地原の同部屋に下級生が短期間入ることとなった。
その下級生とは、市川のことだった。
寮でも市川と言い合いになるのか!?と警戒していた菊地原だったが、予想に反して市川はおとなしかった。
菊地原が親切をすれば素直に「ありがとう」と言ってくるし、マスコットキャラクターの話で盛り上がったり、寮に帰宅すれば「おかえり」の挨拶もしてくれる。
心を入れ替えて素直になった?と思ったのだが、映画部内の市川はやはり菊地原に噛み付いてくる。
どっちが本当の市川なのか、菊地原は困惑した。
相変わらず、寮では素直な態度を示す市川。
市川は、妹に送ってもらったというBL漫画を読んでいた。(※前作黄昏アウトフォーカスでは、男同士の恋愛をテーマにした映画を市川が監督しています。)
BLに興味があった菊地原は、市川からBLを借りて一緒に読むことに。
2人だけの時間が淡々と過ぎていった。
菊地原は市川に嫌われていると思っていた。
そのことを市川本人に聞いてみると「嫌っていない」という。
菊地原は、市川のいろんな面を知っていくうちに、市川のことが好きになっていった。
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残像スローモーションを読んだ感想
本作は、『黄昏アウトフォーカス』のスピンオフ作品です。
前作で映画部の2年生チームの監督をしていた眼鏡っ子・市川と、映画部部長の菊地原のカップリングが楽しめます。
じゃのめ先生の作品は、おしゃれな雰囲気漂う作風が特徴で、心理描写にとても定評のある作家さんです。
絵のタッチからして、シリアス&拗らせ系テイストのストーリーかな?と想像するかもしれませんが、ストーリー自体はシンプルな「正統派BL」が多いです。
でも、よくある王道BLに感じさせないのがじゃのめ先生の才能。
物語の世界観に引き込まれるようなセリフ回しや、絵の構図が絶妙に素晴らしく、いつの間にやらキャラクターに感情移入してしまう自分がいます。
本作は、映画部が舞台の青春系ラブストーリーです。
部長の菊地原は後輩の市川とは犬猿の仲で、なにかと口論になります。
しかし菊池原は、市川と寮で同室になったことがきっかけで、違った市川の一面を知ることになります。
映画部での市川とは違い、とても素直。
やってあげたことに対して「ありがとう」が言えるし、寮に帰れば「おかえり」と言ってくれる、普通にいい子なんです。
それから2人は一緒に映画を見たり、漫画を見たりしながら、関係を深めていきます。
2人だけの時間がゆっくり流れていき、それはもうめちゃくちゃ尊い空間でした><!
会話で仲を深めるのではなく、一緒に同じ空間にいることで恋を育んでいるような・・・
語り合わずとも同じ時間を共有ている何気ない2人の姿に、めちゃくちゃ萌えさせてもらいました♥
基本的に菊地原目線(攻め目線)で描かれている作品なんですが、菊地原が市川に惹かれて恋に落ちていく過程がとても自然なので、なんの違和感もなく最後まで読み切ることができます。
キャラクターのセリフだけではなく、キャラクターの醸し出す空気感や表情など絵から読み取れる部分も大いにあり、だからこそ読んでいるこちらも一気にストーリーに引き込まれるのだなぁと感じます。
本当、じゃのめ先生の作品はストーリーへの引力が半端ありません(笑)。
特に印象に残っているシーンは、2人が初めてセックスになだれ込むシーンです。
本作は映画をテーマに扱っているBLなので、映画のワンシーンさながらの天才的なコマ割り・構図に圧巻。
もうこれはセンスの塊でしかないです。
菊地原と市川の熱や息遣いが伝わってくるかのようで、はたまた芸術的エロスを感じるほど美麗なシーンでもあり、私が一番印象に残ったシーンでもあります。
高校生のセンシティブな青春系BLが好きな人には間違いなくおすすめできる作品です。
心理描写を重視して読み込みたい人にも刺さる作品なので、上質なBLをお求めの方はぜひ読んてみてください!
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次巻の感想は以下の記事から