俺様＆執着攻め
幼なじみ＆腐れ縁
子育て
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
原作/佐倉温・作画/桜城やや「極道さんはパパで愛妻家」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- コミカルで明るい話を楽しみたい人
- 両片思いの焦れったい恋模様が好きな人
- 幼なじみ・親友同士のカップリングが好きな人
- ドタバタな展開にドキドキしたい人
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極道さんはパパで愛妻家『カップリング』
ヤクザの若頭
×
個人病院の医師
ヤクザ
男前
執着
俺様
医師
美人
ツンデレ
天然
ほだされ
極道さんはパパで愛妻家『BLジャンル』
幼なじみ
子育て
あまあま
ほのぼの
溺愛
BL初心者向け
極道さんはパパで愛妻家【あらすじネタバレ】まとめ
雨宮佐知と東雲賢吾は、生まれた頃からの幼なじみ同士。
29歳になる今ではそれぞれ親の家業を継ぎ、佐知は個人医院の医師、賢吾はヤクザの若頭として働いている。
しかし佐知は、ヤクザの賢吾が大嫌いだった。
賢吾は傲慢で威圧感のある風体で、男らしい色気も兼ね備えている男。
昔から佐知のことを「女みたいだ」とからかって絡んでくるのだ。
それでも賢吾との縁が切れずに続いているのは、佐知の祖父が「東雲組への義理を果たせ」との遺言を残したから。
だから佐知の病院には、賢吾の組のヤクザがしょっちゅう治療に訪れる。
ところがこの日は、賢吾が5歳の男の子を連れてきて「俺たちの子ども、史(ふみ)だ」と宣言！
実のところ、史の実の両親は賢吾の父と愛人なのだが、家庭内や組内部で勃発するであろう修羅場などを想定した結果、賢吾が“自分の子として育てる”ことにしたそうだ。
とはいえ、賢吾は子どもの相手などしたことがないうえ、史は誰とも口を利こうとしない無口な子。
史の母親はすでに亡くなっているため、精神状態が心配で、佐知に面倒を任せることに。
佐知は史に、簡単な仕事の手伝いをお願いし、報酬として飴をプレゼントして、少しずつ距離を縮めていった。
そんなある日、賢吾の母が「賢吾の子はどこ？！」と訪ねてくる。
賢吾も佐知も、「賢吾の父が愛人に産ませた子だとバレたら修羅場になる！！隠さねば！！」と一蓮托生。
賢吾が「俺の恋人の佐知が子どもの面倒見てくれるから」と言えば、佐知も史のためと大人しく恋人として頭を下げた。
賢吾の母は、「昔から賢吾の佐知に対する執着はすごかったもんねぇ…」とあっさり納得し、「2人で子育てするならウチで一緒に住めばいい」と言い始める。
佐知は葛藤ののち、史が大きくなるまでの間だけ…と、賢吾の家で暮らすことを決意。
3人で夕飯の買い物に出たり風呂に入ったりと、家族の真似事のような生活が始まった。
賢吾の仕事ぶりや史に対する態度を見ているうちに、佐知の中の賢吾への印象には変化が生じていく。
一方、賢吾は湯あたりして倒れた佐知の介抱にかこつけて、キスをしたり身体を弄ったりとやりたい放題！
腐れ縁な2人の関係はどこに行き着くのか…？！
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極道さんはパパで愛妻家を読んだ感想
『極道さんはパパで愛妻家』は、21年7月時点で11巻、スピンオフも発売されている人気小説です。
今回ご紹介するのは、1巻のコミカライズ版。
攻めの賢吾はヤクザですが、薬や銃器の密売などには手を出さない、義理と人情を大切にする人間です。
一見すると硬派で男らしく、スパダリ然りとしていますが…、実態は、佐知に長年片思いをしている不器用な男！！
…にも関わらず、想い人の佐知からは「大嫌い」と言われているのです…。
幼馴染としてずっと側にいて、すっかり関係性が出来上がってる2人。
しかし、子ども・史の子育てをきっかけに一緒に暮らすようになり、関係性に大きな変化が訪れます。
極道×医師というカップリングもさることながら、ストーリーも王道中の王道！
ほのぼのシーンあり、修羅場シーンあり、事件ありと、起承転結がしっかりしているので、読み応え抜群でした。
史の子育てをしつつ、親代わりをつとめる賢吾×佐知の距離感がドンドン近づいていくんですが、特に、賢吾の執着っぷりがたまりません。
賢吾は寡黙で強引な俺様なので(笑)、肝心なことは言わずに外堀を埋めていきます。
母親に佐知のことを恋人だと紹介し、「3人で家族なんだから」と佐知に手料理をねだり、一緒に風呂に入ろうとし、買い物だ遊園地デートだとみるみるうちに佐知の日常に食い込んでいくんですよ。
賢吾の有無を言わさない強引さにきゅんきゅんせずにはいられませんでした。
これ以上ないほどの俺様っぷりが最高です！
佐知も賢吾と一緒にいる時間が長くなるにつれて、賢吾のイイところに目を向けるようになっていって、“自分自身が気づかずにいた賢吾に対する本当の気持ち”に気づいてしまいます。
賢吾が佐知に「好きだ」と言わずにいるのと同じように、佐知も賢吾に対して言えずにいる思いがあるんです。
それは過去の賢吾が、手当り次第女の子と関係を持っては次々と捨てていたから。
佐知の中では、「賢吾と恋人になったら最後、すぐに捨てられる」という認識になっちゃってるんですよ。
両片思い状態にも関わらず、こじれにこじれて行くのでじれったくてたまりませんでした…。
そんな中で、佐知と史は“賢吾のことを恨む人物”によって拉致監禁！
絶体絶命の危機的状況に陥るのですが、ここでまたすごい事実が明らかになるので必見です！！
賢吾は佐知のためにヤクザになり、佐知の周りに護衛を付け、ずっと人知れず佐知のことを守っていたんですよ。
最初から最後まで、賢吾の佐知に対する執着を感じられる素敵なストーリーでした。
幼なじみカップリングが好きな方はもちろん、ケンカップル好きな方にも刺さる部分があるんじゃないかなーと思います❤️
コミカル感がありつつ愛に溢れた作品で、個人的には、続編もコミカライズされることを祈ってやみません！！
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