BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
扇ゆずは「ジュリアが首ったけ」4巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
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ジュリアが首ったけ『カップリング』
トップモデル
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サラリーマン
年下
男前
イケメン
執着
一途
ワンコ
やんちゃ
世話焼き
強気
ノンケ
ジュリアが首ったけ『BLジャンル』
ラブコメ
ドキドキハラハラ
コミカル
身分差
芸能界
ジュリアが首ったけ 4巻【あらすじネタバレ】まとめ
前巻の感想は以下の記事から
みきおと離れていることに辛さを感じたジュリアはプロポーズをしようとするも、事故に遭う。
入院はしたものの、幸いにも打撲ですんだ。
だが、みきおのことだけを忘れてしまう、という記憶障害を発症していた。
最初は大きな傷もないことに安堵していたみきおだったが、いつまで経ってもジュリアがみきおのことだけを思い出さないという事実に打ちのめされる。
病室へ行くも、なかなかジュリアに会う決心がつかないみきお。
そしてみきおは一つの決断をする。
それは、ジュリアの人生からみきおを消すことだった。
ジュリアは順調にモデルだけでなく役者などの仕事もこなし、着々とキャリアを積んでいる。
ただ、みきおに執着し仕事よりもみきおを優先してしまう。
それならいっそ、この機会に消えてしまおうと考えたのだ。
期限は経過観察が終了するまでの2ヶ月間。
2ヶ月経っても思い出さない場合は、みきおを知らないジュリアとして生きて欲しいと願うみきお。
ジュリアの人生にとって、それが最善だとみきおは思い、マネージャーであるルシアンに自分の存在を消すように頼む。
そして2ヶ月後、みきおは偶然を装いつつジュリアに話しかけるのだった。
一方、仕事に対しては変わらず真摯に向き合うみきお。
そんなみきおの姿を見て、後輩の仙台は困惑していた。
なぜなら、学生時代スーパースターだった仙台は目立たない存在を目指していたにも関わらず、みきおの仕事ぶりが邪魔してくる。
そして、一番困っていることはそんなみきおの姿が理想の先輩に見えてしまうからだった。
ジュリアとの関係も変わってしまい、その上後輩がみきおを気になり始める。
今までの甘さ全開から一転し、恋愛の切なさがたっぷり詰め込まれた第4巻。
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ジュリアが首ったけ 4巻を読んだ感想
3巻がハラハラするような終わり方だったので、2人は一体どうなってしまうの…と不安に感じながら4巻を読みました。
扇先生はどんなり理不尽でもハッピーエンドが好き！といっているので大丈夫なはず。
そう思いつつも、記憶障害という壁は高すぎました。
しかも、みきおのことだけ覚えていないなんて！
あんなに情熱的にみきおのことを追いかけていたのに、あの日々を忘れてしまったのかと思うと胸が痛かったです。
みきおの表情や想い出を語る時の顔に切ない想いを感じました。
そして、みきおに対しそっけない態度のジュリアは本当に覚えていないんだということを突き付けられました。
このままではいけない。
ジュリアにとって今は自分を知らない世界。
それなら身を引こうとするみきおの覚悟にジュリアの記憶が早く戻ってほしいと願っていたのですが、そんな時にグイグイ成長を見せる仙台。
仙台は恋人といたのに、みきおの姿を見て追いかけたりします。
みきおが仙台に恋人をちゃんと大切にしてほしい、と告げる言葉もぐっときましたね。
愛されて幸せだからこそ、わがままも言え強気な態度も取れた。
なくならないと気付かないものとはいえ、代償があまりにも大きすぎます。
失ったものの大きさに耐えきれず、仕事をしつつも日常生活がぼろぼろになっていくみきお。
理想の先輩に見えていたみきおの変化に仙台も心配になりだすのもよくわかります。
わかるからこそ「ジュリア～何をしているの！」と思ってもジュリアには届かない。
今回は切ない展開が続きます。
あと、やっぱりみきおが好きだな、と感じたところは有名人の仙台に対して「他人の人生でも自分が主役だと思ってるだろう！！」と言うところです。
この言葉で仙台は自分の立ち位置を確認することができます。
目立った存在だったからこそ、自意識過剰。
そんなところをズバっと突いてくるみきおの言葉です。
その後、自分の人生では仙台なんか脇役だというのもいい。
本当にみきおはかっこいい。
こういうところを見るたびにみきおを応援したくなります。
とはいえ、仙台もいい男なので、ジュリアがいない間にどうにかなってしまうのではないかとこちらもドキドキしっぱなしの4巻でした。
今までとは違い、切なさが全面に出ている巻となっています。
恋愛は甘いだけでなく、こういう切ない部分もある。
みきおに感情移入して切なさに胸がきゅっとなってしまいます。
甘いだけでは物足りないときにおすすめしたい作品です。
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次巻の感想は以下の記事から
