子育て
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ヤリチン×ピュア
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
四隅「狡猾×純情ラブシッター」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- 健気でピュアな受けに胸キュンしたい人
- ドタバタな展開にドキドキしたい人
- ハラハラし過ぎないほっこりストーリーに癒やされたい人
- 子育てBL初心者向け
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狡猾×純情ラブシッター『カップリング』
妹と二人暮らしの大学生
×
甥っ子と二人暮らしの大学生
大学生
男前
やんちゃ
ヤリチン
陽キャ
大学生
平凡
ワンコ
ほだされ
童貞
陰キャ
狡猾×純情ラブシッター『BLジャンル』
子育て
すれ違い
トラウマ
ほのぼの
大学生
狡猾×純情ラブシッター【あらすじネタバレ】まとめ
小林瑞貴は友達が少なく、ぼっち気味の大学3年生。
ゼミの飲み会でも隅っこを陣取り、夜7時を過ぎると、甥っ子を迎えに行くため早々と帰宅する。
しかしその道中、路地裏で飲み会の幹事・奥村渉が野外セックスしている現場を目撃してしまう！
知り合いがこんなところでセックスしていることにも驚いたが、それ以上にその相手が男だったことにびっくり。
思わずその場で硬直する瑞貴に対し、渉は適当な口止めをしてさっさと飲み会に戻ってしまった。
瑞貴も我に返り、学童保育所へと猛ダッシュ。
時間ギリギリに小学生の甥っ子・郁也を引き取ることができたのだが、当の郁也はご機嫌ななめだった。
郁也と二人暮らしを始めたのは、2か月前のことだ。
郁也の母(瑞貴にとっての姉)はシングルマザーだったのだが、交通事故により他界。
他に頼れる親族はいないため、今となっては2人きりの家族だ。
だから上手くやっていきたいと思っているのだが、瑞貴は郁也からナメられまくっていて、「アホ」だの「バカ」だのと言われ放題だった。
そんな矢先に迎えた、郁也の授業参観日。
瑞貴は小学校についたところで、周囲のママさんからの視線に耐えかねて足が止まってしまう。
事前に郁也から「来るな！」と言われていたこともあり、返ってしまおうかと悩む瑞貴だったが、偶然にも渉と鉢合わせ！
渉は妹の授業参観に来たそうで、「一人じゃ入りづらいよね。パパ友みたいで楽しいね」とニコニコしていた。
さらに偶然が重なり、瑞貴の甥っ子の郁也と、渉の妹の遥が同じクラスということが発覚する。
瑞貴が少しの親近感を感じている一方で、渉はガンガン距離を詰めてきた。
授業参観後にも、瑞貴がコンビニ弁当を買おうとしていると、渉は「育ち盛りの子どもにコンビニ飯？！」と驚愕。
半ば強制的に瑞貴と郁也を引っ張っていった渉は、自宅で手料理を振る舞ってくれたのだ。
満腹になった子どもたちが寝てしまったところで、お互いになぜ子どもを育てているのかを打ち明けあう。
渉は蒸発した親に代わって妹の遥を一人で育てていて、バイトも掛け持ちしている状態だという。
以前路地裏でセックスをしていたのも、“特定の恋人を作ると妹と過ごす時間が減るから”という理由だった。
しかし瑞貴にとっては、“誰とでもセックスする”なんて想像することすら難しい。
顔を真っ赤にしてまごつく瑞貴に、渉は「してみよっか」といきなり押し倒してきて…？！
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狡猾×純情ラブシッターを読んだ感想
『狡猾×純情ラブシッター』は、陽キャ×陰キャのほのぼの子育てBL。
……と見せかけて、意外にもエッチ度が高めでした(笑)。
ストーリー的には、ヤリチン×純情カップリングの王道と言っても過言ではない展開なので、ハラハラしすぎることなく楽しく読めますよ。
まず、渉は絵に書いたようなヤリチンで「ある程度相性が良ければ」相手は誰でもいいという考えの人種です。
瑞貴が目撃した相手以外にもキープしている相手が何人かいる様子…。
でも、妹のために恋人を作らない主義を貫いていることからも分かる通り、渉は悪いヤツではないんですよね。
料理も上手だし、面倒見もいいし、人の懐にスルッと入っていくタイプ。
対して、瑞貴は童貞処女(笑)の純粋培養です。
渉の下半身事情を聞いているだけで顔を真っ赤にしちゃうような、めちゃくちゃ可愛い受けです！
大学でもぼっち気味で、周囲には頼れる大人がいない中で一人、郁也を子育てしています。
そんな子育て初心者な瑞貴が渉を頼もしく思うのも無理ないなぁ…と理解はできるんですが…。
それにしても、渉には近づかないほうがいい！そいつはヤリチン！！と、全力で瑞貴を引き止めたくなりました(笑)。
とはいえ、もちろん渉がヤリチン化したのは理由があり、とある出来事がトラウマになっていたりするんです。
渉は他人を信じられなくなっているというか、他人と深く関わらないことで自分自身を守っているというか…。
後半に差し掛かるにつれて、結構シリアスな過去が明らかになっていきました。
一方でその頃の瑞貴はどっぷり渉に惚れちゃってます。
もはや手遅れってくらいには好きになってしまっています(笑)
でも渉の周りにはセフレがチラホラしてるので、瑞貴は
「俺と明るい渉は釣り合わない」
「この恋は諦めないと…」
と思い悩んでしまうんですよ…！
瑞貴が健気過ぎて、読んでいてめちゃくちゃ辛かった…。
瑞貴にはもっといい人居るよ！！と声を大にして言いたいですが、瑞貴はそれでも渉が好きなんですよね…。
ヤリチン渉と健気な瑞貴の恋がどうなるのか、ぜひチェックしてみてくださいね！
ちなみにもう一つのポイントが、子育てBLの醍醐味“ほのぼの感”です。
BLの中で子育てモノって結構異質じゃないですか。
でも本作の場合は、子どもは“攻めの妹”と“受けの甥”ということで、シリアスになりすぎないのが魅力です！！
これがもしも“攻めや受けの実子”が登場するんだったら、かなーり重たいストーリーになってたと思うんですよね。
その辺がすごくフラットなので、子育てBL初心者の方も世界観に入っていきやすいですよ！
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