BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
せら「プライベート・ストリッパー」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
心が温まる感動するBLを読みたい人
健気すぎる受けに涙したい人
悪いキャラが登場しない!美しい話に心洗われたい人
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プライベート・ストリッパー『カップリング』
サラリーマン × サラリーマン(夜はストリッパー)
プライベート・ストリッパー『BLジャンル』
スーツ
夜の仕事
硬派攻め
男前攻め
健気受け
一途受け
筋肉
片思い
切ない
あまあま
感動・泣ける
幼なじみ
プライベート・ストリッパー【あらすじネタバレ】まとめ
サラリーマンの七生彰洋には夜の姿がある。
それは人気ストリッパーの“リンジー”。
彰洋は、昼間は会社員、夜はストリッパーとして生活をしていた。
最初はお金が必要だったからストリップの仕事を始めた彰洋だったが、今ではその仕事にとてもやりがいを感じている。
彰洋には、好きな人がいた。
君月・カウィール・大河。
子供の頃から兄弟のように一緒に育った大河のことを、彰洋は20年間ずーっと好きだった。
そんな大河が、事故に巻き込まれてしまい一時は意識不明の重体になってしまった。
彰洋の献身的な支えもあってか、大河は無事に後遺症もないまま退院することができた。
今日は、大河の身内でささやかながらも大河の退院祝いのパーティーをすることになっている。
ストリップの仕事を早く切り上げた彰洋は、駆け足で大河の家へと急ぐのだった。
そんなある時、大河は入院中に自分の家を売らずに済んだことが、彰洋がお金を工面したということを知る。
真実を確かめるべく、大河は仕事帰りの彰洋を待ち伏せして声をかけようとしたのだが・・・。
会社を出た彰洋は、マスクをしメガネをかけ顔を隠すようにしてどこかに向かっているようだ。
不審に思った大河は、そのまま彰洋の跡をつける。
彰洋が向かった先は、ストリップ劇場のようで!?
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プライベート・ストリッパーを読んだ感想
電子書籍のレビューサイトの評判が良かったので購入させていただきました。
読み始めは、“ストリッパー”という職種柄、エロくてちょっとドロドロした展開になっていくのかな〜と想像していたのですが、ここまで美しい物語とは!!!
本作には悪いキャラが一人も出てきません!!!
(彰洋の祖母がネグレクトをしたシーンもありますが、本文中にサラッと触れられている程度で、衝撃的な描写は出てきません。)
大河の親族や彰洋のストリップ仲間など、大河と彰洋の周囲にはいい人しかいなくて・・・
しかも嫌味な偽善という感じも一切せずに、「美しい物語」としてとってもしっくりくるんです。
それは、彰洋の人柄にあるからだと思います。
彰洋は大河のことがずーっと好きで、事故に巻き込まれて意識不明になった大河のことを毎日毎日健気に看病を続けます。
「ベスト・オブ・健気」を進呈してもおかしくないほど、彰洋は大河に対して尽くすのです。
(しかも、彰洋がストリップの仕事を始めたきっかけも、大河の家を守るためにお金を稼ぎたいからという理由からなんです><。)
そんな彰洋の姿を見て、大河もその想いに応えない訳がありません。
性別を乗り越えた2人の絆が本当に美しくて、感動のあまりに泣いてしまったシーンも多々ありました。
2人の純愛シーンだけでもめちゃくちゃ読み応えがあるのに、彰洋には裏の顔(ストリッパー・リンジー)があるので、さらに作品は面白いんです!
まずは、リンジーの圧巻のダンスシーン。
言うまでもなく、色気しかありません・・・。
ダンスシーンの臨場感は、まるで私もその場にいるかのような感覚で、とても気分が高揚しました。
ところが、彰洋がストリッパーをしていることが、大河にバレてしまいます。
そこから物語は急展開を迎え、結果的に大河と彰洋が結ばれるきっかけにもなります。
大河もまた、彰洋がやりがいを持ってストリップの仕事をしていることを知り、彰洋を応援するようになります。
舞台では、大河と彰洋の思いも寄らないコラボレーションシーンもあるので必見ですよ
健気すぎる受けに心を鷲掴みにされたい人、美しすぎる純愛に心洗われたい人は、きっとハマる作品です。
また、見応えのあるストリップダンスも必見なので、ぜひご自身の目でご覧になってみてくださいね!
なお、本作は2作品構成となっています。
表題作のほかに『エル』を収録。
前作『月と野蛮人』のスピンオフ作品とのことなんですが、前作を知らなくても充分に楽しめる内容となっています。(私も最初は未読でしたが、おもしろかったのでその後本編を購入しましたw)
異国情緒あふれる世界観の作品が好きな人は間違いなく刺さる作品なので、ぜひ表題作を合わせてご覧になってみてください!
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