ケモミミ高校生
肉食×草食
幼なじみ
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
佐倉リコ「サラブレッドはなびかない」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
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サラブレッドはなびかない『カップリング』
ライオンの獣人高校生
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サラブレッドの獣人高校生
ライオンの獣人
ヤリチン
男前
ケモミミ
制服
サラブレッドの獣人
メガネ
強気
健気
ケモミミ
制服
サラブレッドはなびかない『BLジャンル』
幼なじみ
あまあま
両片思い
体だけの関係
人外
ケモミミ
八重歯
学園
高校生
制服
攻め目線
サラブレッドはなびかない【あらすじネタバレ】まとめ
動物から独自の進化を遂げた獣人を中心に動いている世界。
文明が発達していくにつれて、カースト問題が発生している。
肉食人種からの草食人種に対する「支配欲」という習性は、理性があっても完全に抑え込むことが出来ないもの。
それはときに性暴力という形で事件になり、結果として両人種はさまざまな面で対立するようになっていた。
主人公・獅子堂王我は、百獣の王ライオンの家系に生まれた。
性欲が強く軽い性格をしている王我は、いろんな女の子に声をかけるチャラい男だった。
そんな節操がない王我のことを何かと注意してくるのが、司馬駿匡という男。
駿匡はサラブレッド（馬）で、草食の中でも名家の生まれだった。
実は王我と駿匡は幼なじみ同士だった。
しかし、2人の関係を知るものは学園にはいない。
なぜなら仲が良かったのは子供の頃の話で、今では他人同然の接し方をしているからだ。
2人の仲が拗れたのは、ある出来事がきっかけだった。
今から8年前、王我は父親の取引先だった司馬家のホームパーティーに招待された。
王我と駿匡は、同い年ということですぐに意気投合した。
父親の仕事に関係なく、王我は頻繁に駿匡の家に出入りするようになった。
状況が変わったのは中学生になってからだった。
肉食人種は生まれつき草食人種への支配欲を持ち合わせているのだが、男の場合は精通を迎えるとそれが顕著になる。
発情期を迎えるようになった王我は、駿匡に襲いかかりたい衝動に駆られた。
しかし理性で何とか、衝動を堪えていた。
発情期でフラフラになる王我。
そんな時、たまたま駿匡の家にいた駿匡の家庭教師（牛）に声をかけられる。
王我の発情期を抑えるために、家庭教師の女性に相手をしてもらう流れに・・・。
王我と家庭教師がセックスをしている最中を、たまたま忘れ物を届けにきた駿匡が目撃してしまう！！
逃げる駿匡・・・慌てて王我も跡を追うが・・・
駿匡は、「気持ち悪い！」といって王我を拒絶した。
それ以来、2人の仲は冷めきってしまった。
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サラブレッドはなびかないを読んだ感想
『サラブレッドはなびかない』は、『オオカミくんはこわくない』のスピンオフ作品です！
前作の感想は以下の記事から
前作は、狼×兎のカップルでしたが、今回はライオン×馬
今回もケモミミ・獣人高校生設定におおいに萌えさせていただきました
王我と駿匡は、幼なじみであり子供の頃からお互いに特別な存在です。
しかし、思春期かつ子供な2人は、お互いに抱く好意に戸惑ってしまい、中学生の頃に喧嘩別れのような状況になります。
高校で再会するのですが、仲は悪いままです。。。
チャラくて軟派な王我の素行を、同じ草食人種を守るために、草食の中でも名家の駿匡が注意をするようになります。
それでも本能に抗えない王我は、抑えられない支配欲と性欲を解消するために、「駿匡が相手をしてくれ」と提案します。
その提案に駿匡は乗ってしまうのです！！！
そこから2人は、体だけの関係が始まります。
・・・が、読者の我々からしたら、王我と駿匡は完全に両片思いということを感じ取れます。
王我は「他の草食人種を守るため」に駿匡が体を捧げていると思っているのですが、駿匡の表情や仕草を見れば、王我のことが好きってことはすぐに分かります（笑）。
「自分が相手をする代わりに、他の奴には手を出すな」と駿匡は王我に言うのですが、裏を返せば完全に独占欲丸出しだとも思うんです！
だから駿匡は、体だけの関係であろうと健気に王我に尽くすのです。
一方の王我も、駿匡のことが他の人とは違う特別な存在ということを自覚しています。
でも今一歩踏み出せないのは、本当に駿匡のことを大切に思っているからなんです。
駿匡は草食人種、王我は肉食人種。
王我の理性のタガが外れて、駿匡の意志を無視して無理やり襲って傷つけてしまわないか不安なんです。
肉食と草食の関係だからこそ生まれる悩みであり、葛藤なんですね〜。
まさに、格差・障害がある恋といったところですが、そんな障害を乗り越えてもお互いを思いやる気持ちも本編では丁寧に描かれているので、胸がキュンキュンしました
カースト・格差・発情期の要素も満載で、オメガバースにも似た設定ですが、それぞれの動物の特性を活かしたキャラ設定が面白い作品でした
両片思いの焦れったい恋模様にドキドキしたい人、あまあまほのぼの作品が好きな人、ケモミミ美男子たちに萌えたい人は、必見の内容となっております！
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2巻の感想は以下の記事から
