BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
市川けい「ブルースカイコンプレックス」7巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- ストーリー重視で、恋愛の過程が丁寧に描かれた作品を読みたい人
- 魅力的なキャラクターたちが織りなす作品を読みたい人
- 心理描写が丁寧に描かれた作品を読みたい人
- BL初心者の人
- ドラマCD化されたBL人気作品を見たい人
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ブルースカイコンプレックス『カップリング』
大学生
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大学生
大学生
寡黙
優等生
メガネ
黒髪
男前
大学生
ツンデレ
ヤンキー
強気
ブルースカイコンプレックス『BLジャンル』
大学生
同級生
青春
切ない
ほのぼの
同居
エロ少なめ
BL名作
BL初心者向け
ブルースカイコンプレックス 7巻【あらすじネタバレ】まとめ
前巻の感想は以下の記事から
楢崎元親と寺島夏生は、同じ高校を卒業した同級生。
そして恋人同士でもあった。
大学生活のスタートと同時に、元親と夏生は同棲生活をスタートした。
現在もラブラブ同棲中なのだが、そんな2人の前にアレックスと言う外国人がやってきた。
アレックスは、夏生が毎年行っているオーストラリアのホストファミリーの息子で、日本にはもう10年以上住んでいる。
東京に引っ越してきたということで、アレックスは住む家が見つかるまで元親たちの家で暮らすことになった。
おかげで、元親と夏生は家でイチャイチャすることができなくなった。
帰り時間がたまたま一緒になった元親と夏生は、人気のない夜の河原で久々に触れ合った。
手を繋ぎ恋人のようにくっついてベンチに腰をかける。
いい雰囲気になった2人だが、家にはアレックスがいるのでこのままイチャイチャを続行できない。
「ラブホに行く？」と夏生が元親を誘ったところ・・・
背後から視線を感じた。
なんと遠巻きにアレックスが見てるではないか！！
アレックスは「気にしないで」というもののそんな訳にもいかなく、3人で帰路に着くのだった。
翌日、アレックスは夏生の大学に遊びに行くことになった。
そこでクリスと意気投合したアレックスは、クリスとルームシェアをするということで、元親＆夏生宅を出ていくことになり！？
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ブルースカイコンプレックス 7巻を読んだ感想
7巻では新キャラ登場！
夏生のオーストラリアのホストファミリー先の息子・アレックスが、元親＆夏生宅にやってきました！
アレックスは陽気なイケメン外国人です。
見た目は外国人ですが、日本には10年以上も住んでいるので日本語ペラペラだし(しかも変な訛りが染み付いていますw)、日本の文化にも精通しています。
そんなアレックスが加わり、今後どのような人間関係を辿っていくのでしょうか。
7巻時点でアレックスは、春に「かわいい」と言い口説いているような素振りを見せたり、クリスとルームシェアをする展開になります。
春は知羽のことが好きなので、春がアレックスに矢印を向けることは無いと思うのですが … 前巻で知羽の重たい過去が分かり知羽との恋は成熟しないんじゃないかと悲観的になっている春なので、ひょっとしてアレックスに押されて絆されてしまう可能性もあるのかな。
はたまた、同居を始めることでアレックスとクリスの間にラブが生まれるのでしょうか(笑)。
完全にBL脳な私なので、イケメン新キャラが登場したら「誰とくっついてどうなる？」という妄想が止まらなくなってしまいます＞＜！w
さて、7巻最大の見どころは、元親が元親兄に夏生とのことをカミングアウトをするシーンです。
元親兄は今までも頻繁に登場してきて、家族思いの頼れるお兄さんなイメージで、2人の関係も快く認めてくれるんだろうな〜と思ったのですが・・・
まさかの難色を示します！
しかも！事実を知ってからは元親を避けるようにもなります＞＜！
男同士の恋愛を綴るBLでは「家族へのカミングアウト」って物語最大の見せ場の一つでもありますよね。
案外サクッと認められる場合も多いですが、今回の元親のように家族から難色を示されてしまっては、読んでいるこちらも痛いほど切ないです＞＜！
家族に反対されたとしても元親と夏生の関係が終わるとも思えないのですが、やっぱり信頼する家族に大切な人の存在を認めてもらいたいと思うのは当然のことですよね…
夏生の男前な支えと、知羽のアドバイスにより元親はこの困難をなんとか乗り越えます。
また、元親兄にも考えがあったようです。
詳細はネタバレになるので伏せますが、家族の絆を伺えて胸が熱くなるシーンでもありました。
最近しみじみ思うのですが、元親は知羽という友人ができて本当に良かったと思います＞＜！
知羽は年齢もだいぶ上だし、様々な人生経験を積んできているので相談役にはもってこいです。
元親自身も、年齢の割に落ち着いていて聡いタイプの男なんですが、そんな元親が悩みを相談できる人ってかなり限られると思うんですよね。
夏生は恋人として身近にいすぎるので、第三者的立場で相談に乗れる知羽がやっぱり適任なんですよ！
知羽は今後、春とラブな関係になるか分からない謎な男ですが、本作のストーリーに大きく関わっている登場人物の一人ということは言うまでもありません。
ブルースカイコンプレックスは、キャラクターの心理描写の遷移が丁寧に描かれているので、とても感情移入がしやすく、BL初心者の方でも問題なく読み始めることができます。
作者・市川けい先生の「間」や「行間」でストーリーを伝えるセンスの良さは秀逸で、キャラクターの表情やセリフまわしひとつひとつにセンスを感じる作品です。
恋人同士としての絆、そして人間としての生き様を間近で感じることができる名作なので、ぜひみなさんも読んでみてくださいね
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