BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
ほど「フロムヘブンヘブン」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
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フロムヘブンヘブン『カップリング』
社会人
×
大学生
男前
硬派
大学生
ワンコ
健気
フロムヘブンヘブン『BLジャンル』
同級生
両片思い
あまあま
ほのぼの
フロムヘブンヘブン【あらすじネタバレ】まとめ
高校の卒業式の日。
林はずっと片思いをしていた相手である藤田から、「お前俺のこと好きなの？」と問いかけられた。
それは本当に突然の出来事で、林は言葉に詰まってしまう。
林の片思いは、ただ見ているだけのものだった。
藤田が廊下で雑談をしている姿を隠れ見るために、同じタイミングで毎日廊下に出ていただけだ。
今日の卒業式が終われば会うこともなくなるだろうし、この片思いも人知れず終わるはずだったのに。
しかし裏を返せば、やっていることはストーカーっぽいし付きまとっているようでもある。
絶望感に苛まれながら、林は「藤田のことが好き」という事実を認めるしかなかった。
ところが、絶望から一転。
一週間後には、地元から遠く離れた町のラブホテルで藤田とセックスしていた。
ずっと見ていることしかできなかった藤田に触れることができて、キスまでしてもらって。
林は、最高の想い出をもらえたと思った。
藤田への恋心には、これで踏ん切りをつけよう…と決意する林。
しかしラブホテルを出ても、藤田との別れは一向に訪れなかった。
「腹減らねえ？」とご飯に誘ってきたかと思えば、食べ終わってもダラダラと雑談が続く。
そして突拍子もなく、「海見に行こう」と言い出し、気づいたら2人で砂浜を歩いていた。
わけがわからないながらも、幸せを感じる林。
きっとこれから先、藤田には会えなくなるだろうけど、今日の出来事を何度も思い出すんだろうな…と、感傷的になりながら歩く。
すると、藤田は当たり前のような顔をして「次いつ会える？」と言いはじめて…？！
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ヤフロムヘブンヘブンを読んだ感想
藤田×林の、身体から始まるラブストーリーです♡
攻めの藤田が林の恋心を暴く…というドキドキな幕開けですが、ストーリーはひたすら、あまあまほのぼの！！
この手のお話にありがちな、「攻めが受けを脅して…」とか、「攻めが受けをオモチャのように弄んで…」とかいうシリアス展開は一切ありません(笑)。
林は“藤田と自分が両思い”という事実になかなか気付きませんが、読者的には一目瞭然なんですよ。
はじめてのセックスをしたときも、林は「これで藤田と会えるのも最後だろうな…。今日はいい日だった…」とシリアスな雰囲気を醸し出してきますが(笑)、
藤田は「俺たちの家って逆方向だもんな」みたいな爆弾発言を落とすのです。
その時の林は「へえー！俺たち家反対方向なんだ、知らなかった！」とのほほーん状態…。
いやいや、なんで林は藤田の家知らないのに、藤田は林の家知ってんの？！！！
と、声を大にしてツッコミたくなりました(笑)。
ストーカーは藤田の方じゃないのか、と！
鈍感な林と、言葉足らず過ぎる藤田のすれ違いが繰り広げられます。
この時点では、私はコメディなのかな…？とまで思ってしまいました(笑)。
(※一応言うと、もちろんコメディではありません。)
物語は高校の卒業式の日から始まりますが、内容的には高校生の等身大のラブストーリー、という感じでした。
まるで少女漫画みたいに、デートをするだけでドキドキそわそわしたり、キスひとつで真っ赤になっちゃったり。
序盤にエッチしてた2人とは思えないほど、恋模様はとてもピュアでした。
読んでると幸せな気持ちになること間違いなしです❤️
しかしこの2人、高校を卒業したことで、藤田は社会人・林は大学生になります。
どうやったって生活リズムのズレが生じるわけで、少しずつすれ違うようになってしまいます…。
切ない部分もあるにはありますが、お互いがお互いのことが大好きなので、切なくなりすぎずに楽しめますよ❤️
1冊をかけて、2人が恋人として過ごす1年間が描かれています。
描き下ろしでは片思い期間の回想シーンもあり、そこでようやく藤田視点が明らかに！
物語の序盤では林が藤田のことを熱っぽく見つめていますが、描き下ろしでは逆に、藤田のほうが林をガン見していたりします。
実は藤田って、めちゃくちゃ林のことを好きだったんだな…というのが見て取れて、見ているこっちまで嬉しくなっちゃいました。
1話完結型に近い構成なんですが、ストーリー性はしっかりしていて起承転結もあり、読み応え十分。
ちょっと疲れた時や癒やされたい時に読むのがおすすめです！
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