どうしても触れたくない/ヨネダコウ(ネタバレ・感想)BL名作といえば一番に名前が上がる説明不要の超大作！！

ライラ

こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！

ヨネダコウ「どうしても触れたくない」のネタバレ込みの感想をご紹介します。

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どうしても触れたくない『カップリング』

ライラ

オフィスラブものBLです！

どうしても触れたくない『BLジャンル』

ライラ

BL名作と名高い作品なので、要チェックです！

どうしても触れたくない【あらすじネタバレ】まとめ

主人公・嶋俊亜紀は、新しい職場に転職した。

転職先の上司は外川陽介というのだが、職場で平気でタバコを吸うし、二日酔いのまま風呂にも入らず会社に出社するし、嶋にとって第一印象は悪かった。

嶋は、無愛想で無口、感情を表に出すタイプではない。
そんな嶋に対して外川は、何かとちょっかいを出すようになった。

外川は何度も嶋をランチに誘うのだが、嶋は頑なに誘いを断った。

そんな嶋に対して外川は、
「なんでそんな頑なに断るんだ？なんかすげー意識されてる気がしちゃうんですけど」
といった。

その言葉にめんどくさくなった嶋は、仕方なく就業後に外川と焼肉に行くことにした。

焼肉の帰り、別れ際に嶋が寂しそうにしているように見えた外川は、思わずキスをした。

そのまま外川の自宅に行き、2人は体の関係を結んだ。

それからの嶋と外川は、定期的に体の関係が続いた。

嶋は、外川の部屋に伏せておいてある家族写真を目にした。
そこで嶋は、外川の壮絶な過去を知ることになる。

天涯孤独の身である外川は「家族」というものに憧れていた。

それを知った嶋は、とても切ない気分になった。

男同士の不毛な恋愛に未来はあるのか・・・

今は外川が物珍しいだけで興味を持っているけど、そのうち飽きて捨てられてしまうのではないか・・・

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どうしても触れたくないを読んだ感想

言わずと知れた、BL界の名作として名高い『どうしても触れたくない』。
ドラマCDのみならず、実写映画化にもなった超有名作品です！！

今から10年以上も前の作品なんですが、未だに根強い人気がある作品で、BLフリークなら誰しも一度は読んだことがあるのではないでしょうか。

かくいう私も、タイトルはよく見知っていたのですが、個人的にあまり好みな設定ではないので、今まで読まず嫌いをしていました。
（シリアストーンの話があまり好みではないので・・・＞＜。）

でもやっぱり、誰もが口を揃えて「名作」と呼ぶ作品を、一度は読んでおかなければ！と思い、購入してみました。

そんな私が本作を初めて読んだのですが・・・。

名作と言われる理由が良く分かりました！！

ヨネダコウ先生の描かれる作品は、どちらかというとシリアスで硬い（時に重い）イメージの作品が多いので、ちょっと身構えてしまったのですが、予想に反してあっさりと読み進めることができました。

というか、いつの間にやら物語の世界観にのめり込んでしまい、ページをめくる手が止まりませんでした。

ライラ

あっさり読めるといいましたが、外川には目を塞ぎたくなるような辛い過去があるので、重い内容が苦手な方は注意してください！

本作は、男同士の恋愛の「未来」に関しての、葛藤や苦悩をリアルに描き切った大作だと思いました。

葛藤しながらも、今抱えている好きな気持ちは抑えられない・・・
だけど相手の「未来」のことを考えると、自分は身を引くべきだ・・・

そして、嶋と外川の切ないすれ違い生活・・・

感情移入して読んでしまった私は、胸をえぐられるように痛かったです。

よくあるといえばよくある話なんですが、本作は今から10年以上も前に発売された話です。

今ほど爆発的にBL漫画の人気もなかった時代に、これほどまでのストーリーを描き上げるとは、ヨネダ先生の才能としかいえません！

お互いに惹かれ合いつつも、同性愛という苦悩に悩まされ葛藤し、それでも2人で障害を乗り越えて、そしてまた離れてくっついて・・・「これぞBL、そして恋愛漫画の醍醐味！」と思えるようなガチガチの心理描写メインな作品です。

外川の過去話が重すぎるので、重い話が苦手な人にはちょっと後味悪く感じてしまうかもしれませんが、今の外川はきちんと幸せで、物語もハッピーエンドで終わります。

ちなみに、嶋もトラウマを抱えている人物なんですが、外川との出会いでそのトラウマとも折り合いをつけることができます。

過去・現在・未来に葛藤しながらも愛を貫き通す嶋と外川の姿に、我々読者もいつの間にか涙が止まらないはずです！

ライラ

BL名作といったら、必ずと言っていいほど題名が上がる『どうしても触れたくない』
ぜひ一度、読んでみてください！

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嶋の上司・小野田が主人公の『どうしても触れたくない』スピンオフ作品は、こちらから！

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