年下攻め

ハダカよりも奥深く/薄井いろは(ネタバレ・感想)視線で語る絵と絶妙な心理描写が読み応え抜群!寡黙年下攻め萌え❤️

ライラ
ライラ
こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!

薄井いろは「ハダカよりも奥深く」のネタバレ込みの感想をご紹介します。

このBLをおすすめできる人
  • 体から始まるラブストーリーが好きな人
  • 焦れったいすれ違いラブストーリーを楽しみたい人
  • ストーリー・心理描写を重視して読みたい人
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当記事はネタバレ込みの内容になっているので、ご注意ください!

 

ハダカよりも奥深く『カップリング』

大学生
×
大学の事務職員

高木(攻)

大学生
寡黙
男前
執着
年下

萩原(受)

襲い受け
強気
ツンデレ
ゲイ

ライラ
ライラ
寡黙系年下攻めが好きな人は必見!

 

ハダカよりも奥深く『BLジャンル』

再会
すれ違い
切ない
体だけの関係

ライラ
ライラ
心理描写を重視して読みたい人におすすめです!

 

ハダカよりも奥深く【あらすじネタバレ】まとめ

大学の事務員として働く萩原は、生粋のゲイ。

クラブで一夜限りの相手をつかまえては、気楽なセックスを楽しんでいた。

この日もクラブで見かけた硬派なイケメンに声をかけてホテルへとなだれ込み、ベッドイン。

ところがそのイケメンは見た目に反して遊び慣れていない様子で、どことなく動きがぎこちない。

萩原は「男ははじめて?」「キス嫌い?」などと探りながら、主導権を握ってセックスを楽しんだ。

 

そしてその翌日。

萩原は職場である大学の事務室で、問い合わせにやってきた学生の集団の中に、昨夜のイケメンを発見してしまう!

高木と名乗るその男は、意味有りげな視線を萩原に送ってくる。

思い返せば、昨夜の時点で高木は「覚えてない?」というような意味深なことを言っていたような気がする。

どこかのクラブで顔を合わせた程度かと思っていたが、まさか大学で接点があったとは思いもしなかった。

 

萩原は「なんで言わなかった?」と怒りをぶつけるが、高木は「先に声をかけてきたのはそっちだろ」と開き直り。

まったく悪びれず、むしろ萩原と“これ以上”の関係になりたいかのような雰囲気を匂わせていた。

萩原も高木とのセックスや一緒にいるときの空気感には居心地のよさを感じていたが、クラブで知り合った相手とどうこうなるなんて…という先入観が先に立つ。

冷めた態度の萩原と、「またこの間みたいなことしよう」と誘ってくる高木。

かといって高木はしつこくすることはなく、「嫌ならいいです」とあっさり引いていった。

 

その日以降、萩原は高木のことが頭から離れなくなり…?!

結局、「教授とかの立場があるわけじゃないし、別に学生と関係を持ったって問題ないんじゃないか」という結論に至り、自ら高木へと連絡を入れてしまう!

 

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ハダカよりも奥深くを読んだ感想

心の動きが繊細に描かれていて、まるで映画のように美しいラブストーリーでした!

高木や萩原の視線が交わったり、逆に一方が視線をそらしたりという細かな動きが丁寧に描写されていて、惚れ惚れしてしまいます…!

 

萩原は遊び慣れている大人の男なので、高木とのこともそのうちの1つとして処理しようとするのですが、高木の絶妙なアプローチにより忘れられなくなっていきます。

高木は押せ押せガンガンなタイプではなく、これも視線で語るんですよ!

大人の駆け引きに近い雰囲気があり、読んでいるこっちが思わずドキドキしてしまいました❤️

 

高木が萩原に対して好感を抱いているのはまるわかりなんですが、どことなーくミステリアスで、真意が見えないんですよ!

はっきり「好きです」といわず、「俺はまた萩原さんとしたいけど、あなたが嫌ならしょうがないですね。でも、いやじゃないでしょう?」みたいなことを言うんです。

高木って年下攻めらしく情熱的な部分がありつつも、どこか冷静で、硬派という言葉がしっくりくる男。

そして萩原がまんまと高木の手のひらで転がされている感じがするんですよ!

遊び慣れているはずの萩原が、気付けば高木の意のままになっちゃってるっていう構図がたまりませんでした❤️

 

中盤には、萩原が「お前初めての相手が俺だからって深入りし過ぎ」みたいなことを言ってしまい、真に受けた高木がほかの男となんやかんやという修羅場も勃発しますが、未遂なのでご安心を!

エロいだけじゃなく、じわじわと恋に落ちていく過程が丁寧に描かれた素敵な一冊でした♡

 

ワンナイトラブから始まり、セフレのような関係に収まる2人ですが、激しい荒波はありません。

当て馬が登場するわけでもなく、大掛かりな喧嘩が起こるわけでもなく、日常生活の延長線上に恋があるという感じ。

大学内での密会(笑)や浴衣エッチなど、くっついたあとのラブラブシーンも多く描かれていて大満足間違いなしなので、ぜひ読んでみてくださいね!

ライラ
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