BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
夏目イサク「花恋つらね」1巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- 恋に仕事に全力で頑張る男子高校生の姿にトキメキたい人
- ツンデレ受けが好きな人
- 歌舞伎・伝統芸能が好きな人
- 心理描写メインでじっくりゆっくりとカップリングを見守りたい人
- BL初心者の人
- 高評価レビューが多い、BL人気作を読みたい人
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花恋つらね『カップリング』
歌舞伎界の御曹司(立役)
×
歌舞伎界の御曹司(女形)
高校生
歌舞伎役者
イケメン
男前
黒髪
制服
和服
高校生
歌舞伎役者
美人
ツンデレ
強気
制服
和服
花恋つらね『BLジャンル』
高校生
芸能界
職業もの
コミカル
すれ違い
ライバル
エロなし
BL初心者向け
花恋つらね 1巻【あらすじネタバレ】まとめ
有望な若手女形である松川惣五郎（本名：東周吾）は、歌舞伎界の名門「玉乃屋」の御曹司として生まれて17年が経つ。
7歳で松川惣五郎の名前を襲名してからずっと、人目に晒される日々を送っている。
惣五郎には同じ歳のライバルがいた。
立役の若手有望株の新井源介（本名：野田淳平）だ。
源介も「大谷屋」の御曹司であり、惣五郎とは立場が一緒である。
2年前に初めて見に行った源介の歌舞伎に、惣五郎は圧倒された。
声も姿も演技も、自分とは迫力が違う。
「負けたくない、あいつに勝ちたい」という思いで、惣五郎は今まで以上に一心に歌舞伎に取り組むようになった。
高校二年生の春、源介が惣五郎の通う高校に転入してきたことから2人はクラスメイトになり、少しずつ接点を持つようになる。
惣五郎は源介をライバル視しているので苦手なようだが、源介は惣五郎のことをずーっとチェックしていたようだ。（のちに分かるのだが、源介は惣五郎の生粋のファンでもある。）
今日も教室で源介にダメ出しを食らう惣五郎。
惣五郎自身も、前回の舞台の出来に凹んでいたところなので、傷口に塩を塗られた形だった。
その時、源介の携帯電話が鳴る！
新しい舞台についてのことらしいのだが・・・！？
「俊寛」という舞台で、惣五郎と源介が夫婦役を演じることになったのだ！
元々玉乃屋と大谷屋は、祖父の代から仲が良くなく、共演すること自体稀なはずなのだが・・・
惣五郎の相手役を務める従兄弟の武市が、バイク事故で全治2ヶ月の骨折をしてしまい、その代役として源介が抜擢されたのだ。
惣五郎的には敵対している相手との急な共演が決まったので、あまり嬉しくないのだが、源介は意気揚々としていた。
「俺はずっとお前と一緒に舞台に立ちたかった。すげえ嬉しい」
惣五郎は源介を敵対しつつも、舞台がコケるわけにはいかないので、真剣に役に取り組む。
学校で稽古場で・・・本番に向けて2人は役作りに励んでいくのだが！？
梨園の御曹司同士の恋絵巻、華やかに開幕！
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花恋つらね 1巻を読んだ感想
本作は、大人気BL漫画家・夏目イサク先生が描く、歌舞伎界を舞台にした珍しいBL漫画です。
歌舞伎の知識がなくても、漫画としてしっかりとストーリー構成がされているので、問題なく楽しみながら読むことができます。
特におすすめできるのは、BLをまだ読んだことがない初心者の方です。
絵が綺麗で見やすいことはもちろん、過激なBL描写が一切登場しないので、「BLがまったく初めて！」という人でも、取っ付きやすいと思います。
また、BL部分の要素を取り除いたとしても、歌舞伎と真剣に向き合い成長していく男子高校生の姿は心打たれ、普通に読み物として面白いです。
1巻では、惣五郎と源介が少しずつ仲を深めていくシーンが、丁寧かつ印象的に描かれています。
（残念ながら、2人の間に恋愛要素はまだありません。）
惣五郎は、ライバル視して苦手だった源介のことを、一緒に芝居をすることで意識するようになります。
役に入り込み、ひたすらかっこいい佇まいをする源介に惹かれていくのです。（現段階では恋愛的なニュアンスは含みません。）
そして源介は、元から惣五郎のファンだったのですが、芝居で初めて惣五郎と絡んで、より一層惣五郎のファンになると同時に、（舞台上の）パートナーになってほしいと強く思うようになります。
恋愛要素は皆無なものの、フラグは立ちまくっているし（笑）、BL的萌えポイントは多発します。
よくあるBL漫画のようにエロも恋愛も直接的ではなく、ゆっくりじっくり2人の感情が育っていくので、この初々しさを見守るのもいいなぁ〜と胸がくすぶりました
惣五郎と源介のキャラクター性もまた、作品の大きな魅力です。
ナルシストで自信家のように見えて、実はちょっと抜けていたり、周囲の評価を気にする繊細な一面を持つ惣五郎。
完全なるツンデレ受けを披露してくれます
そんな惣五郎に一途に憧れてきて、何事もひょうひょうとこなし明るい性格の源介。
小さい頃の惣五郎の切り抜き写真まで持っているのですから、その熱狂ぶりは伺い知れます（笑）。
そんな2人の織りなす恋愛模様は、2巻以降に楽しめるので、まだまだ目が離せない展開です！！
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2巻の感想は以下の記事から
