Dom/Subユニバース
主従関係
深い
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
山田ノノノ「跪いて愛を問う」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- 心理描写・作品の世界観を重視したい人
- 露骨にエロい作品を読みたい人
- ドタバタな展開にドキドキしたい人
- 切なめの拗らせ愛にときめきたい人
- BLアワード2021年「次に来るBL作品ランキング」1位の作品を読みたい人
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跪いて愛を問う『カップリング』
Domの高校生
×
Subの高校生(自分がSubだと認めたくない)
Dom(人を支配したい性)
執着
ワンコ
制服
Sub(人に支配されたい性)
強気
制服
跪いて愛を問う『BLジャンル』
再会
シリアス
トラウマ
SM
Dom/Subユニバース
跪いて愛を問う【あらすじネタバレ】まとめ
この世界には、男女の性別とは別に、第2の性がある。
「人を支配したい」という本能を持つ“Dom”と、「人に支配されたい」という本能を持つ“Sub”。
しかし大多数はどちらにも属さない“ノーマル”であり、佐山正己(まさき)もその一人だった。
しかし、正己は“Sub”を見下し、マゾと呼んで憚らない。
「人に支配されないと生きられない奴ら」、「救いようのない底辺」というのが、Subに対する認識だ。
しかし金のためにと割り切って、正己は“Sub専用クラブ”で働いている。
Sub専用クラブでは、客のSubの欲求に応じて、時には性的な意味で支配して満足させるのが仕事。
この日もいやいやながら仕事を終えて帰宅していると、ある男から声をかけられた。
馴れ馴れしくも「久しぶり」などと言う男を、正己は以前接客した客のうちの1人だろうと思い込んでしまう。
そして、Subとは仕事以外で話さないことにしてる、いじめてほしいなら予約してよ、と言い捨て、店の名刺を渡して立ち去った。
ところがその翌日、正己の通う高校に、転入生がやってくる。
その伊達悠生(ゆうせい)という男はなんと、昨日話しかけてきた男と同一人物!
正己は慌てて悠生を屋上へと連れ出し、「年齢詐称してバイトしていることを誰にも言わないで欲しい」と伝える。
正己の母は生活費を入れてくれないため、高校に通いながら自力で稼ぐためには、あのバイトをやめるわけにはいかなかったのだ。
そういう事情を打ち明けたところ、悠生は「正己くんはSubなのに、そんなところで働いてて大丈夫なの?」という衝撃的な一言を口にする。
Subに対していい感情を抱いていない正己は、絶句。
他人にひざまずいてバカにされて、それでも喜ぶSubの姿を、正己は小さな頃から目にしてきた。
なんせ、実の母親がSubだったから。
頭に血が上った正己は悠生の言葉を全否定してその場を去るが、数日後には悠生の言葉に抗えず、ひざまずくハメに!
悠生から何をされても何を言われても、気持ちよく感じるようになってしまって…?!
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跪いて愛を問うを読んだ感想
DomSub作品って、私の中ではSMチックなイメージがあったんですが、読み終わってみると全然そんなことありませんでした!
エロ多めなので万人受けするとまでは言えませんが、痛そうだったり、ガッツリした主従関係だったりっていうのはありません。
正己は小さな頃から、母親が全裸で縛られている姿だったり、土下座しながら喜んでいる姿だったりを見ていたこともあり、Subに対するイメージが最悪なんですよね。
Sub自体を軽蔑しつつも、お金のためと割り切ってSubを“支配する”という仕事をしていて、内心では嫌悪感のようなものでいっぱいなんです。
そんな中、悠生と再会することで自分自身がSubという事実を突きつけられてしまう…という、かなりシリアステイストな流れに。
この辺は見ていてめちゃくちゃ辛かったです…!
悠生との交流によって正己の中に眠っていた“Subとしての本能”が目覚めてしまって、嫌で堪らないのに、悠生から命令されると興奮して頭がぼーっとしてしまうんですよ。
理性と、性的な興奮との間で戸惑ったり苛立ったりする正己を見ていると、なんだかこっちまで苦しくなってしまいました…。
幸いだったのは、悠生がめちゃくちゃいいヤツだったこと。
流れ上、悠生が正己に命令することや強制的な行為をすることはあるんですけど、根っこの部分では優しくて、正己のことを尊重しています。
命令するときでさえ、正己のためを思っての行動なんですよ。
悠生の正己に対する愛が大きすぎて、悠生の包容力がすごくて、最後の方は胸きゅんが止まりませんでした!!
あらすじにも書きましたが、冒頭部分で悠生が正己に声をかけたところがあるじゃないですか。
実はこのお話は再会もので、正己と悠生の間には、過去の繋がりがあるんです。
しかし、正己はまったく覚えてないっていうのがまた物語をおもしろくしてるポイント!!
BLに限らず、どのお話も「どういう経緯でお互いを好きになったか」みたいなところがふわっとしたまま話が進んでいくことって少なくないと思うんですけど、『跪いて愛を問う』は、そのへんがめちゃくちゃ丁寧に描写されています!
悠生がDomだからとか、正己がSubだからとか、この2人の間にあるのはそういう薄っぺらい感情じゃないんですよね。
Domの悠生がSubの正己を支配することもあれば、正己が悠生を支配しているように見えるときもあって、どっちが優位とかいうのがないんです。
悠生が正己のことを最大限尊重して、正己の性格を受け入れて、熱心に愛を説いていて、見ていると応援したくなっちゃいました。
エロ重視な方はもちろんなんですが、特に心理描写を重視したい方におすすめです!
未読の方は、ぜひ読んでみてくださいね!
- 心理描写・作品の世界観を重視したい人
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