BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
冥花すゐ「イトウさん」2巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
ダークでヤンデレな話が好きな人
殺し屋×男娼という危険すぎるカップルにドキドキしたい人
ストーリー重視の作品を読みたい人
BL上級者向け
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イトウさん『カップリング』
殺し屋 × 男娼
衝撃的なシーンも多々登場するのでBL上級者向けの作品かな？
イトウさん『BLジャンル』
ポーカーフェイス
寡黙攻め
男前攻め
健気受け
誘い受け
不憫受け
ダーク
重い
痛い
ヤンデレ
切ない
あまあま
一途
シリアス
ドキドキハラハラ
年の差
BL上級者向け
イトウさん 2巻【あらすじネタバレ】まとめ
1巻の感想は以下の記事から
イトウの組織に服用させられた薬により、記憶をなくしたキョウスケ。
自分の生い立ちや男娼をしていた記憶はもちろん、イトウのことも覚えていない。
過去を思い出そうとすると頭が割れるように痛い。
それでもキョウスケは、過去を知りたかった。
キョウスケが記憶をなくして（あの出来事から）、もう5年の月日が流れていた。
キョウスケは現在、バーで働いている。
毎週火曜日、決まって「イトウさん」という常連がバーにやってくる。
（過去の記憶がないキョウスケなので、イトウのことももちろん思い出せていない）
そんなある日、キョウスケはイトウからデートに誘われた。
キョウスケは、前々からイトウのことが気になっていた。
なぜなら、いつもイトウは大切な宝物を見るみたいに自分に微笑みかけてくれるからだ。
ひょとして、自分の過去とイトウが何か関係しているのではないのか？と、キョウスケは考えるようになり！？
これは、”イトウ”と”キョウスケ”の始まりと再生の物語ーー。
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イトウさん 2巻を読んだ感想
前巻(1巻)は、衝撃的でハードな内容が多く、読んでいて胸が痛くなってばかりだったのですが、2巻は1巻に比べると、わりと穏やかにストーリーが進んでいきます。
なぜなら、キョウスケの記憶がなくなったことで、キョウスケはまったく別人格に生まれ変わり、別の人生を歩んでいるからです。
イトウの方も組織とは決別した人生を送っているようなので（←詳しくは描かれていないので分かりませんが）、心身ともに穏やかなスパダリになっている様子がうかがえます。
キョウスケは記憶がなくなったので、過去の自分についてや、イトウと自分の関係について思い出せません。
それでもキョウスケの深層心理には、イトウへの“愛”が色濃く残っており、記憶がなくなってもイトウのことを愛する気持ちだけは思い出すのです。
もう、このシーンで私は大号泣。
幼少期からイトウに出会うまでのキョウスケは本当に不憫な子だったので、記憶をなしくた方がキョウスケにとっても幸せだったに違いありません。
しかも、肝心の「イトウを愛した気持ち」だけを思い出すという、作者さんのナイスはからいのおかげで、キョウスケの心も私たち読者の心も救われたのです。
切なくもこれ以上にないハッピーエンドを迎えることができたので、ラストシーンは涙が止まらなかったと同時に、心にじーんと染み渡るような多幸感を味わうことができました。
そのほかにも、イトウの生い立ちや、殺し屋のイトウが初めてキョウスケと出会うシーン（キョウスケはたった5歳で体を売らされていました＞＜。）など、イトウとキョウスケの始まりと再生の物語がたっぷり収録されています。
さらには、パラレルワールド版の「I -イトウさん-」も収録されており、こちらは教師のイトウが生徒のキョウスケと恋人同士になるというストーリーが描かれています。
本編がハードな展開なので、パラレルワールド版はのほほん・ほっこり♥
箸休め的に読めるので、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね！
殺し屋×男娼。
真実の愛を知らない2人の男たちが、本当の愛に気づく心打たれるストーリー展開は、大号泣必至ですよ！
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