BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
倉橋トモ「いつか恋になるまで」上巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
男子高校生の爽やかで青春を感じるBLを読みたい人
幼なじみものが大好物な人
学園ものが好きな人
DK達がたくましく成長していく姿を見守りたい人
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いつか恋になるまで『カップリング』
幼なじみ同級生 × 幼なじみ同級生
いつか恋になるまで『BLジャンル』
幼なじみ
高校生
制服
学園
同級生
ワンコ攻め
穏やか攻め
男前受け
やんちゃ受け
無自覚両思い
あまあま
青春
ピュア
切ない
いつか恋になるまで 上巻【あらすじネタバレ】まとめ
※本作は「家族になろうよ」に登場する主人公たちの過去編です。
前作を知らない人でも楽しめる内容になっています。
和馬と千秋と巴は、幼なじみだった。
5歳の時に両親を亡くした巴の面倒を見たのが和馬と千秋の親であり、それから3人は兄弟のように特別な存在で育った。
和馬は、小さい頃から何かと頼りない「千秋を俺が守ってやらなきゃ」と思っていたのだが、その思いは中学になった今も変わらなかった。
ある晩、千秋は和馬の家に泊まった。
千秋は和馬が寝静まった後に、自慰をしていたのだが・・・和馬に見つかってしまい、そのまま2人でしごきあいっこに発展した。
たまらなくなった千秋は、思わず和馬を押し倒してキスをした。
和馬・千秋・巴の3人は、高校に進学した。
その頃には千秋の身長が急激に伸び、遠に和馬の身長を追い越していた。
千秋は、和馬に恋をしていた。
しかし・・・和馬には付き合って3ヶ月になる彼女がいた。
いつもは和馬や巴達と、恒例の夏祭りに出かけていたのだが、千秋は和馬に気を使い誘わなかった。
彼女と夏祭りに行くだろうと。。。
中学生の時のあの日以来、2人のしごきあいっこは続いていた。
お互いに気が向けば、いつも通りのしごきあいが始まるのだが、今日の千秋はいつもと様子が違った。
「和馬、俺舐めるから」と、千秋は和馬のモノを口にくわえた。
千秋の和馬に対する想いは、止まらなかった。
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いつか恋になるまで 上巻を読んだ感想
幼なじみ万歳！
男子高校生万歳！
幼なじみの男子高校生同士のカップリングという王道中の王道。
作品全体を包む爽やかさと切なさと青臭さ・・・
それはもう一言でいうなら「青春」。
見ているこちらが恥ずかしくなるくらいに清涼感が溢れる作品に、心地良いくすぐったさを感じました。
そしてなんといっても見所は、どんどん男らしく成長していく攻め・千秋の姿です。
中学生までは、どちらかというと和馬が千秋のことを引っ張ってきたのですが、高校に入ってから身長がグンと伸びた千秋は、男らしい姿に変貌していきます。
中身は変わらず優しく穏やかな性格をしているのですが、節々に見せる男前な姿に、胸キュンさせられました。
千秋は、ずっと一途に和馬のことを想い続けています。
一方の和馬は、思春期ならではの興味本位で彼女とか作ったりするのですが、心の底には千秋を想う気持ちが感じられます。
でも本人的にはそれが幼なじみとしての想いなのか、恋心なのか、はっきりとした自覚はありません。
「千秋のことを守ってやりたい」と幼少の頃から思い続けてきた和馬。
そして、和馬のことをずっと一途に好きだった千秋。
コレ、完全に無自覚両思いですよね（笑）。
和馬と千秋の関係は、昔から約束されたものでもあり、なんだかとても尊く感じました。
上巻で特に印象的だったシーンは、やっぱり花火大会のシーンですね。
ここではじめて千秋は和馬に告白するんですが、それはもう甘酸っぱい！！！
和馬は彼女と花火大会に行き、気を使った千秋は巴たちと参加します。
人混みの中で和馬と彼女の姿を見た千秋は、ショックを受けてその場から逃げ出してしまいます。
そんな千秋を見た和馬は、千秋を追いかけます。
とてもロマンチックなシーンでもあり、追いかけてきてくれた和馬への想いが溢れて止まらない千秋は、ついに告白をします！
でも、突然の告白に驚いた和馬は、「お前をそんな風には見れない」と、振ってしまいます！
そこから2人の関係はギクシャクし始めるのですが、最後はきちんと両思いになって上巻は幕を閉じます。
あぁ・・・切ない！
甘酸っぱい展開に、胸キュン連発でした！
なお、本作は大人気家族ものBLの『家族になろうよ』の前日譚でもあります。
『家族になろうよ』では、ゲイカップル千秋×和馬が、巴の子供を預かり子育てをするというお話です。
『家族になろうよ』の方が、本作よりも先に発売された作品なんですが、『いつか恋になるまで』は千秋と和馬が付き合うようになった始まりが描かれています。
実は私は『家族になろうよ』よりも先に本作を読んだのですが、本作のみでもまったく問題なく楽しめます！
千秋と和馬のその後を見届けたい方は、ぜひ『家族になろうよ』も合わせて読んでみてください。
高校生同士の一途な純愛に心が洗われ、青春いっぱい甘酸っぱい恋模様にきっとあなたの心も鷲掴みにされるはずです！
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下巻の感想は以下の記事から
