BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
桐乃まひろ「既婚者ですけど、何か?」1巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
コミカルでテンポの良い作品を読みたい人
じっくりゆっくり2人の恋愛模様を見守りたい人
ギャグと色っぽいシーンのギャップに萌えたい人
レビュー評価の高いBL人気作品を見たい人
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既婚者ですけど、何か?『カップリング』
会社部下 × 上司(既婚者)
既婚者ですけど、何か?『BLジャンル』
オフィスラブ
スーツ
年下攻め
ワンコ攻め
天然攻め
男前受け
やんちゃ受け
ゲイ
コミカル
ギャグ
切ない
だけど“既婚者”という、切なめな要素チラチラと含まれています
既婚者ですけど、何か?1巻【あらすじネタバレ】まとめ
御門玲は、純度99.9%のゲイで、ゲイ界隈では「夜の庭師」と賞賛されるほどプレイボーイな遊び人。
御門に抱かれたいというゲイたちが、あとをたたなかった。
しかし、そんな御門も親の言いつけにより、許嫁の女性と結婚をすることになった。
家事もろくにできない妻(お嬢様の家系なので)、性の不一致(御門はゲイなので)などにより、結婚生活も早々に破綻・・・。
といっても、親同士の取り決めによる結婚だったので、離婚をするわけでもなく現在も妻・晴子と一緒に暮らしていた。
結婚生活を送り約2年、御門は変わった。
プレイボーイと言わしめ、男女問わずにモテモテだった御門の影は、今では見るかけらもない。
覇気がなく幸薄そうな風貌に変わってしまい、御門の元の姿を知らない女性社員からは完全に“残念な男”として成り下がっていた。
御門の勤める会社に、今年も新入社員がやってきた。
芹沢啓太といった。
芹沢の体育会系なノリが災いし、女性にモテなかった。
しかし、この芹沢と御門が出会えたことで、御門は「夜の庭師」と呼ばれた頃のプレイボーイで男前な姿に戻ることになる!
とある出来事から芹沢のことを気に入った御門は、新プロジェクトのサポート役として芹沢を抜擢した!
サポート役といっても、仕事内容は小間使いや雑用ばかりなのだが、芹沢は苦もなく御門に尽くした。
そして、御門のセクハラ的な言動にも、華麗に受け答えした。
(芹沢は、性的な冗談にも動じないピュアさを持っているため)
芹沢と接することで、結婚してから色あせまくった御門の日常に、活気が戻ってきたのだった。
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既婚者ですけど、何か?1巻を読んだ感想
いや〜めちゃくちゃ笑わさせてもらいました!
ギャグ要素満載なので、吹き出し注意(笑)。
決して人目のつく場所では読まないようにしてください・・・。
主人公の御門は、ゲイでめちゃくちゃプレイボーイなんですが、許婚との結婚生活により、廃人と化します。
まさに廃人・・・見た目もまったく変わります。
登場当初はキラキラした男前イケメンだったのに、廃人化した御門は線も細く震える感じで描かれており、藁人形のような(?)風貌に変わってしまいます(笑)。
「ここまで廃人化する?」とギャグ漫画のような突き抜けた面白さがあるので、このシーンは何回読んでも毎回大爆笑してしまいます。
そんな御門ですが、芹沢と出会うことで脱・廃人します。
きっかけは、芹沢がアイスキャンディーを食べているシーンなんですが、一気にガブッとアイスを頬張ります。
その様子を、フ○ラに見立てた御門は大興奮!
私も、芹沢がアイスにパクつくシーンは、1巻で一番萌えたシーンであり、めちゃくちゃ眼福ものでした
別にエロいシーンでもないのに、どんなエロよりもエロい・・・
妄想力を掻き立てられるというか、とても印象的なシーンでした!
しかも芹沢は体育会系の天然ワンコなので、自覚がないところがまたいいんです!!
芹沢の存在のおかげで廃人から復活した御門は、仕事の権力を使って、芹沢に自分の身の回りのことをしてもらうようになります。
仕事で芹沢と接する機会が増えるのですが・・・
その度に性的なイタズラ(=セクハラ)を繰り広げて、御門はキャッキャしています(笑)。
しおれた花に水をやり、復活していく感じでしょうか。
御門にとって、芹沢とのやりとりは、人生の潤いでしかないということです!
しかも、ピュアで天然な芹沢は、御門のセクハラ的言動にも気づいていないという可愛らしさが、またなんとも・・・天然ワンコ最高ですね!!
セクハラにも気づかない天然ワンコ・芹沢なので、御門への恋を自覚するのももう少し先の話です。
一方の御門も、芹沢という心のオアシスができたからといって、妻の晴子とは離婚しません。
あくまでも、自分は既婚者であり、妻は晴子という思いは揺るがないのです・・・。
(なんやかんやで、御門も晴子への情がわいてますしね・・・)
BL漫画なんだけど、「既婚者だからゆえに結ばれるための障壁が高い!」という現実を突きつけられ、笑えて愉快な展開の中からも、切なさを感じました。
また、1巻最大の魅力ポイントは、「御門の妄想」です。
御門は、たくさんのシチュエーションで芹沢との妄想に励むのですが・・・それが妙にリアルで、BL漫画の展開的にはあり得る内容なので、もはや現実と妄想の境が分からなくなります!!
我々読者も読んでいて、「あれ?これは妄想?現実?どっち?」と迷わされる部分が多く、ほとんどの場合は御門の妄想なので、夢オチ並みにガッカリさせられました(笑)。
でもその代わり、めちゃくちゃ笑えました。
本作は、全3巻なので、物語はまだまだ続きます。
続きものの作品なので、ゆっくりじっくり御門と芹沢の恋が進展していく様子もうかがえるので、読み応えも抜群です!
何より冴え渡るギャグが要所要所に散りばめられているので、話にメリハリがあってとても面白いです!
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2巻の感想は以下の記事から